折角なので、ここでベルばら妄想を。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、菊ユールです。
代々軍人として王家に仕えた貴族の家系で、男として育てられたユール姐さん。
そして、その家に仕えるばあやの孫で、両親を亡くした異国人の菊さん。
そんな二人の、最初の出会い。
ユ「俺様が欲しいのは、遊び相手じゃねえ。剣の相手だ」
菊「え? もしかして、お嬢様って」
ユ「剣の使い方を知らないなら教えてやる。俺様を師匠と崇めやがれ」
男勝りで男装の麗人のユールオスカルさまに、常に付き添うアンドレ菊さん。
となると、フェルゼンはハンガリーさん、王妃様はオーストリアさんか?
菊→ユール→ガリ男→にょオーストリアさん……なにこれ、嵌り過ぎて怖い。
ならば、ロザリーはリヒテン、ベルナールはバッシュさん辺りだろうか。
フェルゼンハンガリーさんに密やかな恋心を持つようになってから、
ベリーショットだった髪を伸ばし始める、一途なユール姐さん。
一度だけでもと思って、名前と身分を隠して、ドレス姿で舞踏会へ出掛けます。
ユ「女のドレスってのも、なかなか大変だぜ」
菊「とても、とてもお似合いですよ」
ユ「良いか、親父には黙っていろよ」
だけどフェルゼンハンガリーさんは、やっぱりアントワネット貴族様が好きな訳で。
ユ「あーあ、失恋しちまったな」
菊「師匠……」
ユ「でも、俺様強いからな。こんなの全然平気だぜー」
菊さんアンドレは原作みたいに情熱的にならず、想いをひた隠しにしそう。
平民の彼は、特別に王宮の出入りを許され、常にユール姐さんと共にいます。
原作でも何気にイケメン扱いされていたアンドレだけど、
菊さんもエチゾチックな風貌と控え目な態度に、宮中で密かに人気がありそう。
勿論、菊さんはそんな事は知りません。あくまでも、ユールさん一筋。
あんな男女にべったり引っ付いて、腰ぬけ野郎が! と罵られても。
菊「貴方方には、師匠の女性らしさを理解する事など出来ませんよ」
菊「師匠に手出しをする者は、相応の覚悟をして下さい」
菊「私を蔑むなら兎も角、師匠への暴言は許しません」
勿論ユール姐さんも大切に思っているのですよ。
ユ「菊の肌の色を笑う奴は、命が無いと思え」
ユ「お前がいつも傍に居てくれるからこそ、俺は好き勝手出来るんだぜ」
そんな中、ユールさんに結婚話が持ち上がります。
ここでジェローデルは、やっぱイヴァンさまか?
でも彼が愛の為に、ユールさんの幸せの為にと身を引く展開が想像できないぞ。
イ「君達はまるで、光と影だね」
イ「僕は構わないよ、君がユールヒェン君の事を好きでも」
イ「彼女に付き添って、僕の所に来てくれたって良いんだけどな」
イ「ていうかさ、皆一緒に僕のものになったらいいよ」
とってもおそロシア。まあ結局、結婚話は破棄となります。
ユ「結婚はしねえよ」
菊「師匠……」
ユ「俺様、寂しく無いぜ。だって菊は、ずっと一緒に居てくれんだろ」
菊「当たり前です。いつも、いつまでも、貴方と共に」
ユ「お前……俺様の事、好き過ぎんだろ」
菊「はい。好き過ぎて、苦しいです」
やがて、革命の思想に傾倒してゆくユールヒェンに、
代々王家に従う貴族としてあるまじき事だと怒るフリッツ親父。
菊「旦那さま、剣を下ろして下さい」
フ「菊か。離しなさい、父の手で馬鹿娘を成敗してくれる」
菊「離しません」
フ「ならば、お前も切る」
菊「私の命と引き換えが可能であるなれば、何卒師匠をお許し下さい」
二人が思いを通じ合う最も肝心な辺りは、長くなるので割愛。<なんですと
そして、革命の炎が上がる中。
ユ「菊っ。革命が終わったら結婚式だっ」
革命が成功すれば、貴族も平民も関係無くなるんだ。
俺様がお前の為に、軍服では無く、白いドレスを着てやるぜ。
そして、銃声が飛び交う中……。
なんてね。なんてね。
オスカルユール姐さんは、是非ビジュアルで見てみたいなあ。