甥っ子君との美術鑑賞で浮世絵を楽しんだ後は、梅田へ移動。
実は、春から通う学校に着ていく甥っ子君の服を選んで欲しいと、
甥っ子君の母たる姉から、特別指令を受けていたのですよ。
男子高生の着る服なんて、全然分からんのですけど? と、
迷った末にナウでヤングな若者が集まっていそうな、HEP FI○Eへ。
甥っ子君にどんな服が良いか聞くも、当人は全く分かっておらず。
まあ、いつも母親が買って来るものを着ていたみたいだし、
この年頃で服に無頓着ならそうなっちゃうのが当たり前だろうな。
ならばとメンズフロアを巡って、手頃な価格帯のショップに目星をつけ、
とりあえずはディスプレイのマネキンが着ていた服を参考に、
着回しできそうなものを中心にあれもこれもと選んで両手で抱え、
片っ端から試着させ、店員さんに声を掛けてアドバイスを乞いました。
「苦手とか避けたいのはある? フード系が駄目?」
「こっちとこっちなら、どっちが良い?」
「着心地とか、サイズとかは大丈夫そう?」
「これと似たような服とかって持ってた?」
「この中で選ぶなら、どの色が良い?」
多分これからは自分で考えなきゃいけない分野でもあるし、
それなりに意見を聞き入れ、本人にも選ばせるようにしました。
結果、上から下まで一式選んでと言われましたが、最終的に二式決定。
予算? 余裕でオーバー致しましたとさ。俺のクレカが火を噴くぜ。
帰宅してきた姉に見せましたが(甥っ子君は疲れて即ダウン)、
今まで自分では選ばなかったテイストが新鮮だった模様で。
「え、自分でも選んだの? すごい」
「ぐずついたりしないで、ちゃんと試着もしたんだ」
「このチョイスでこの予算なら、全然納得だし、充分満足」
「いやー、今回cottonに頼んで良かったー」
「なんか、芸能人の私服とか普段着って感じ(これは言い過ぎ)」
大絶賛頂きました。うん、姉的にも好みだったようで、何よりです。
帰り道で話をしてて「今日はすごい充実した」って言っていたし、
甥っ子君的にもいい経験になったようで、良かったのかもな。
当人は「自分ごときの見た目で着飾っても」とか言うけど、
ルックスにコンプがあるなら、尚更洒落っ気って必要だよ。
所謂「普通におしゃれ」なレベルを意識しておかないと、
逆に悪目立ちしちゃったりするんだよ。割とマジで。これ経験則。
恥ずかしかったら、「叔母に着せられてる」って言えばいいさ。
まあ、これからいろいろ意識し出す年齢になるだろうしね。
男子の服、初めて選びましたが、私自身も楽しかったし、
こんな伯母さんでよかったら、幾らでも付き合っちゃうよ。
てか、また一緒に行こうぜ。今度は夏用の服が必要になるもんな。