実はまだ終わっていなかった、ベルばら妄想の続き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、菊ユールです。
ベルばら妄想で、うっかり主従関係に火が付きました。
菊さんの「同盟国を絶対に裏切らない」キャラには、マジ惚れします。
菊さんなら、従者と言うよりも寧ろ、お庭番のイメージがありますね。
絶対に動揺せず、感情を顔に出さず、ひたすら影に徹し、役目に準ずる感じ。
ユ「着替える。菊、身体を拭け」
菊「はい」
顔色一つ変えず、ユール姐さんの服を全て脱がせ、素肌をタオルで丁寧に拭き、
ついでに肌の保湿用に香油まで塗って、きちんと着替えさせる菊さん。
そんな事を日常的に当たり前にさせておきながら、
こいつ絶対、俺様の事を女として見てねえよな……と思っているユール姐さん。
ユールさんを庇って負傷しても。
ユ「怪我をしたのか」
菊「かすり傷です」
ユ「(痛くない程度に、菊の頬を叩く)」
菊「……申し訳ありません」
ユ「俺様が罪悪感を抱くような庇い方をするんじゃねえ」
菊「はい」
ユ「次からは、もっと上手くやれ。お前が傷付く事を、俺が許すと思うのか」
そんな徹底した主従関係。こういうのは、ギル桜では無理だろうな。
アンドレとオスカルさまは、もうちょっとフランクな関係でしたけどね。
つか、ベルばらから妄想が離れているので、ここでちょっと軌道修正。
イヴァンさまとの結婚話の件について。
ユ「俺様が結婚すると、死にそうなくらい辛くなる奴がいるんだ」
ユ「そいつ、全然顔に出さねえから、誰も気付かねえんだけどよ」
ユ「だから、せめて俺様ぐらいはそいつの事、判っててやんねえとな」
にひっと笑うユール姐さん。
口に出さずとも、当人に言わずとも、お互いが判り合っている関係。
ユ「と言う訳だから、親父。イヴァンにそう伝えておいてくれ」
フ「おや。お前から直接言わないのかい」
ユ「……なんか、身の危険を感じるからな」
その場で俺様を拉致監禁とか。そしてそんな俺様を餌に誘い込むとか。
あいつならやりかねそうだぜ。いや、マジで。
身震いするユール姐さんに、引き攣った顔で苦笑するフリッツ親父。
私はイヴァンさんを、何だと思っているのだろうか。
菊「ブランスキ伯と結婚するのではないですか?」
ユ「いや、それはねえ(真顔)」
菊「でも……彼は師匠に酷くご執心でした」
ユ「(俺様だけじゃなく、お前にもな)」
オスカルさまがアンドレの裸の上半身を見てうろたえるシーンがありましたが、
ユール姐さんにそれは無さそうだな。逆にすげえじっくり観察しそう。
ユ「なんだ、お前。ひょろっこいと思っていた割には、良い筋肉ついてんな」
菊「(ぺたぺた触られながら)はあ」
ユ「ガキの頃は、俺様よりもよっぽど女みてえだったんだけどな」
菊「(腰に手を回され、ぎゅっと抱き締められ)……師匠?」
ユ「……この胸が、いつも俺様の盾になってくれているんだな」
ここで、抱きしめ返してくれたら、ロマンスが生まれるんだろうけど。
胸の内でそんな事を考えながら、密やかに自嘲するユール姐さん。
こんな時、菊さんは絶対に抱き締めたりしません。姐さんもそれを知っている。
バーカ。ったく、しょうがねえ奴。
だから俺様ぐらい、お前をちゃんと判ってやれる奴がいねえと駄目なんだよ。
クライマックスの革命の最中、
銃弾に倒れるユール姐さんを手当てしようとするリヒテンに。
ユ「手当はいらねえ……菊と、同じ場所に……連れて行ってくれ」
リ「喋らないで下さい、ユールヒェンさまっ」
ユ「たのむ……あいつと俺様は……夫婦に、なったんだ」
菊が待っているんだ。あいつの所へ、行かせてくれ。
血と硝煙に汚れた顔で、微笑むユール姐さん。
どなたか、夫婦になった詳細を書いて下さいお願いします(エロス含む)。
タイトルは「ブランデンブルグのゆり」でどうでしょうか。
「サンスーシーのらん」でも可。どっちがいいかね。