忘れた頃の販売推進小ネタ、日本磁器の話。
国内で洋食器の高級ブランドと言えば、マイセン、ウェッジウッド、
ジノリ、コペンハーゲン等、欧州メーカーの知名度が高いのですが、
世界的に見ても、日本陶磁器のレベルはかなりのものです。これ、ホント。
海外での経験が決して豊富な方ではありませんが、
日本ほど食器のバラエティが豊富な国って、そうないんじゃないかな。
西洋料理を食べていてもよく感じるのですが、
使用されるのは基本、丸い大皿ぐらいなんですよね。
一般家庭で日常使いされる食器もそうですが、
日本料理に使われる器の豊富さは、群を抜いていると思います。
世界磁器三大産地は、日本の有田、中国の景徳鎮、ドイツのマイセンですが、
残念ながら中国の景徳鎮は、文化革命の際にその技術が失われております。
なので、磁器の伝統が今も継承されているのは、実は有田とマイセンだけ。
磁器の誇るべき歴史と伝統を持ち、素晴らしい陶磁器を生み出し、
それを楽しむ文化を有して、更に発展させようと琢磨する会社が沢山ある……
そんな国に生まれた自分はすごく幸せで、すごく幸運だな。