妄想の吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、ヘタリア、菊さん総受けです。
アドリブ劇の傑作、「青木さん家の奥さん」のパロです。
密室&会話劇で、スペースと役者さえいればOKという、
非常に自由度の高い、そして役者の呼吸と技量が試される作品。
これ、それぞれのキャストで考えると、凄く面白そうだなあ。
悩んだ結果、普、西、仏、英、そして米を登場させてみました。
とある町内の、とある配達屋さんの、とある配達員さん達の物語。
ギル、フランツ、トニョ、アーサーに、新しくやって来た新人のアルフレッド。
ギ「おい、誰だよっ。本田ん家の配達伝票盗った奴はっ」
フ「それは俺の台詞だよ。いい加減お兄さんに回してよねっ」
カ「ふざけんなっ、俺がどんなに楽しみにしていたか……ばかあっ」
ト「ちょお、ギルは先週も行ってんやろ。ずるいわっ」
ア「……誰だい、その本田さんって」
ト「そっか、お前来たばっかりやから、知らんねんな」
フ「本田さんってのは、この町内に住んでいる常連さんの名前」
ギ「最初に目ぇ付けたのは俺様だ、てめえら邪魔すんじゃねえっ」
カ「清楚で、奥ゆかしくて……まあ、この町内一のヤマトナデシコだな」
ア「……ヤマトナデシコって、なんだい?」
フ「もういいよ、お前さんには関係の無い話」
ギ「聞かなかったことにしとけ。いいな、忘れろ」
カ「大体お前ら、用も無いのに行き過ぎなんだよ。ストーカーか?」
ト「お前に言われたないわ、一番の危険人物やん」
ア「……ねえ、俺も会ってみたいんだぞ。その、本田さん?」
ギ&ト&フ&カ「はああっ?」<威嚇
カ「お前みたいな餓鬼を、本田さんが相手にする訳ないだろ」
フ「こう、大人の恋が出来る、スマートな俺みたいな男じゃなきゃ」
ト「でも、結構子供ぽいとこもあんで。そこがまた魅力やねんけどな」
ギ「あのちっせえ頭見てっと、撫で回したくなるんだよな」
ア「……どんな人なんだい、その本田さんって」
カ「言ってしまえば……可憐な妖精のような人だな」
ギ「妖精って。お前の頭、沸いてんじゃねえの?」
ト「表現がキモイねん。やっぱ変態の言う事はちゃうわー」
フ「まあ、ポエマーなお坊ちゃんなら、そう見えるよね」
カ「黙れっ。俺は事実を言ったまでだろ、事実をっ」
ギ「っていうか……小鳥みてえな奴だな」
カ「小鳥って。お前、何でもかんでも自分の好きなモンに例えんな」
フ「お前流の、最大の褒め言葉だってのは判るけどねえ」
ト「気持ちは判るけど、それじゃ相手に気持ち伝わらへんで」
ギ「うるせえっ。そう思うんだから仕方ねえじゃねえかっ」
フ「そうだな……例えるなら、蜜を滴らせた白百合のような立ち姿で」
ト「うっわ、あかんて。蜜はやめとき、蜜は。引くで」
ギ「それ、公共の場で言うなよ。訴えられるぞ」
カ「あいつをエロい目で見てんじゃねえよ、このエロ髭っ」
フ「煩いよっ、これだから日本文化を理解しない素人はっ」
ト「とにかくな……うん、可愛いねん。ものすっごい可愛いねん」
フ「……うん、意気込みだけは理解するよ」
カ「……時々、お前の単純さが羨ましくなるよ」
ギ「……ま、ある意味真理には違いねえか」
ト「しゃあないやんっ、それ以外に言いようがないやん」
こんな五人の会話で進行します。なんだか続き、書きたくなってきたぞ。
あれこれと妄想が沸いている割には、更新が追い付きません。
ファイルだけはどんどん増えている、そんなミステリー。