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五穀豊穣の踊り

幕見席にて、松竹座「坂東玉三郎 初春特別舞踊公演」を観劇して参りました。
流石は現代の生ける伝説坂東玉三郎丈、チケット即完売は当たり前、
せめて幕見をと朝早くから挑みましたが、幕見席販売三十分前には既に列、
しかも早々に売り切れ、何とか一幕だけ残っておりましたが、
残念ながらそれは玉三郎丈が出演しない演目……しょぼん。
でもまあ、折角だし、とその演目「三番叟」を観ることにしました。

ファイル 1387-1.jpg

演目は「操り三番叟」。公演名通り、歌舞伎劇ではなく、日舞です。
基本、小演劇が好きなので、舞や能はイマイチ理解に乏しい不勉強者ですが、
この三番叟、いや本当に素晴らしくて、感動してしました。
実は玉三郎丈&七之助丈の二人藤娘を狙っていたのですが、見終えてみると、
自分の好みを考えれば、この三番叟で良かったのかも知れません。

内容はコミカルなものなので、上演中はあちこちから笑いが零れておりました。
三番叟(操り人形)演じる猿弥丈の舞なのですが、これが本当に凄かった。
見てて口があんぐりしました。この三番叟、まあ動くこと動くこと。
コサックダンスみたいな足の運びがあり、バランスの悪いポーズでの静止があり、
多分こちらが受ける印象以上に難しい舞だったのではないでしょうか。
玉三郎丈は拝見できずに残念でしたが、とても面白かったです。

十月の維新派公演から、観たい芝居のチケットが取れなかったり、
時間的な理由から少々遠ざかっておりましたが、やっぱり舞台って良いよなあ。

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