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東西融合の舞台

「狂言風オペラ2014 ドン・ジョバンニ 管楽八重奏版」を観劇しました。
ドイツの楽団と日本の伝統芸能のコラボで、2011年に続いて、二回目かな?
観客の年齢層が比較的高めで、中高年男性が多かったように見受けられました。

ファイル 1447-1.jpg

狂言だけに、基本喜劇です。上演中は笑いが絶えず、客いじり有、
楽団いじり有、終始和やかに、老若男女が安心して楽しめる安定感があります。
特に狂言役者さんだけに、発声の見事さには相変わらず惚れ惚れします。
後、能に関してはいまいち理解できない無粋者ですが、鼓の音は凄く好きでして、
ラスト近くにあった管楽器との演奏はとても味があって良いなあと思いました。

何気に目を引いたのが、亡霊役の衣装の柄。さり気ない亡霊柄がラブリー。
そして今回も前回同様、演奏者と役者がお酒を飲むシーンがありましたが、
これって何気にこのコラボ舞台のお約束になっているのか?
ちなみに今回、演者が客席に下りて客いじりがありましたが、
うれしはずかし、ドンファン童司ちゃんに声をかけて貰えましたよ。うひゃ。

前回観た際にも同じ感想を持ちましたが、知名度の低さが本っ当に勿体ない、
オペラも狂言も未経験の方にこそ観て頂きたい、非常に良質な舞台でした。
伝統芸能の入門には、狂言をお勧めします。

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