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舞台語りですが

漫画「ガラスの仮面」のお話。

作中劇で、個人的に非常に観劇したいと思ったのが、
亜弓さんがパントマイムで演じていた、一人舞台「ジュリエット」。

どんな舞台になるのかなーと考えて、ふと頭に浮かんだのが、
十年以上昔に上演された、スティーブン・バーコフ氏演出の「サロメ」。
当時かなり話題になった舞台で、テレビ放映されたものを観たのですが、
確かそれをビデオに録画した筈…と、あちこち探して漸く発見。
ビデオデッキのコードを久しぶりに繋いで、改めて鑑賞しました。

やっぱり何度見ても、凄まじく素晴らしいんですよ。これが。

セットも小道具も使わない、全てパントマイムでの演劇ですが、
役者の動作と台詞が、殆どスローモーションで表現されています。
照明も衣装も音響も非常にシンプルながら、
妖しく、美しく、幻想的で、透明感があり、
頽廃的な空気が見事に表現されていて、
有名な七枚のヴェールの踊りの艶めかしさも秀逸。
演出氏の鬼才っぷりが、遺憾なく発揮された見事な舞台でした。

自分の中で、間違い無く「再演して欲しい作品トップ5」に入るな。
でも、劇場に見に行ったら、本気で魂持って行かれそう…。

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