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サードステージ

観劇して参りました、「朝日のような夕日をつれて2014」です。
鴻上氏主宰のひと昔前の演劇ブームの一角の「劇団第三舞台」の代表作ですね。
正直、まさか自分がこの生舞台を観ることが叶うとは、思いませんでした。

ファイル 1541-1.jpg

「第三舞台」と言えば、当時「夢の遊眠社」「東京サンシャインボーイズ」等と並び、
小劇場演劇ブームを引っ張る人気劇団の一つ……だったんじゃないかな、確か。
この作品はそんな劇団の旗揚げ公演の戯曲を、現代版に修正されたものでして、
ネタも笑いも今が旬なものに細かくリメイクされておりました。
ただ、なんというか、小演劇ブームの頃の「時代」を感じました。
シンプルな舞台に、必要最低限の小道具、時々挿入されるダンス、
そして動く、喋る、スピード感を重要視する舞台運び。
確かに当時は、全体的にそんな舞台をする劇団が多かったみたいですね。
特に中心になった役者二人は、初演当初からずっとこの役をされているのかな?
兎に角運動量と科白の多さと滑舌に驚きます。藤井隆氏も腰の切れが良かった。

内容は「ゴドーを待ちながら」をベースにしたものですが、
後半は物語が一転、二転して、同氏の戯曲「トランス」を彷彿としました。
個人的には「トランス」の方が、分かりやすくて好きかな。
鴻上氏の作品は、タイトルがとても印象的ですね。

それにしても、8月に観た舞台三本中来日公演を除く二本で、
「進撃の巨人」ネタが出ており、その人気の高さが伺えますね。
今、旬ネタなんだろうな。

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