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生命のおとぎ話

観劇に行って参りました、シルクドソレイユの「オーヴォ ovo」です。
今回は草木の下で生きる虫の世界を描いた、シルク初のファンタジー作品。

ファイル 1561-1.jpg

ラッキーなことに、前から三列目のかなり良い席が取れまして、
空中ブランコは上を向くと首が痛くなるぐらいだし、紙吹雪は被り放題、
それぞれのアーティストさんの表情や息遣いさえも感じ取れ、
正に等身大の演技を目の当たりにすることが出来ました。

昆虫世界に見立てた舞台セットやカラフルなビジュアル、衣装はかなり好み。
今作、メインクラウンが日本人だったんですね。謎のオーヴォ語での会話の中、
「ユルシテチョンマゲ……」との呟きに初めて気が付きました。
この言い回しは、日本人にしかできないと断言するよ。マジで。
各パフォーマンスは文句無し。ひとつ前に観たのは「ドラリオン」だったかな?
それと比較するとかなり安定感がありました。ぽかん口で見入ったよ。
「クリーチュラ」でしたっけ? あれが謎過ぎて凄く面白かった。インパクト大。

それにしても、観劇に心が痛かったのが、甥っ子君を連れてこなかったこと。
関西にやって来た頃、部屋に置いていたオーヴォチラシを発見して以来、
何が琴線に触れたのかやたらと気に入ったらしく、チラシを壁に張ったり、
動画サイトを見たがったり、テレビCMにはしゃいだりしていたんですよね。
あまりにも「おーぼー」「しるくどそれいゆー」と連発していたので、
婆ちゃんから「お金は出すから一緒に観に行ったら?」とも言われておりました。
でも決してお安くないチケット料金と甥っ子君の年齢、本当に楽しめるかどうか、
価値が分かるかどうか、最後まで声を上げずに大人しく観劇できるか等を検討し、
姉とも相談した結果、今回は見送ろうと判断&却下となりました。
映画館でも時々声を上げるからなー。まあ、周りのちびっ子達も同様ですが。
せめて……とお土産を買いました。オーヴォ卵のミニカー。シュシュは自分用。
蝶々型の色紙は花吹雪。ものすごい量の花吹雪が、全部この形でした。すげえ。

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受け取った甥っ子君は「おーぼだーっ」と喜んでくれた後、
ちょっと微妙顔で「おーちゃん、おーぼ、みにいったの?」と聞いてきました。
罪悪感、半端ねえ。やっぱ、お土産買わなきゃ良かったかな……自分の馬鹿。
ちなみに、シルクドソレイユは気持ち早目に会場入りするのがお勧め。
限定品が売っている軽食コーナーやショップや、特設の展示物もあり、
サーカスが始まる前のドキドキワクワク気分が味わえますし、
劇場内では一足早めに演者が客席にてパフォーマンスを始めたりもします。

ファイル 1561-3.jpg

次回来日の際には、甥っ子君も一緒に楽しもうね。

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