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永遠に普遍的な

久しぶりの観劇。「鼓童ワン・アース・ツアー ~永遠」です。
演出は坂東玉三郎氏。鼓童は「打男」に続いて、二度目になりますね。

ファイル 1759-1.jpg

ダイナミックで幹が太く、全身でリズムを感じる、大迫力の和太鼓演奏。
そこにシンプルながらもしなやかで繊細な演出が加わり、とても幻想的で、
見応えのあるアートな舞台となっておりました。こういった世界観は大好物。
後半の大きな太鼓の演奏は圧巻。「おお、カッコいい!」とときめきました。

今回は、コンテンポラリー風のダンスも取り込まれておりましたね。
振り付けは坂東氏らしい、歌舞伎を思わせる見せ方や決めポーズがあり、
品があり、音楽と合わせたメリハリのある動きが綺麗で見応えがありました。
和太鼓演奏の舞台って時々歌が織り込まれるケースもありますが、
そこで空気ががらりと変わって、妙に浮いた空気になりがちなので、
個人的にはこういったジャンルや型に嵌らないダンスの方が断然嬉しいです。
もっと観たかったし、今後の公演でも、どしどし取り入れて頂きたいな。

ある意味原始的な音楽なので、傍で思われているよりもずっと窓口が広く、
老若男女国籍を問わず、理屈や知識も必要なく、誰もが同様に楽しめます。
沢山の方々に見て頂きたい、とても上質で素敵な舞台でした。

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