記事一覧

少女漫画の巨匠

あべのハルカス開催「大和和紀 画業五十周年記念原画展」へ行きました。
はいからさんファンとしては、これは外せないでしょう、やっぱり

ファイル 1900-1.jpg

ビデオコーナーでは、アニメ「はいからさんが通る」の第一話や、
「あさきゆめみし」の映像コミックの上映もありました。

ファイル 1900-2.jpg

「はいからさん」の有名な生イラストを目の前にした時は、正直感動しました。
絵柄にやや時代を感じますし、懐古的なフィルターも掛かってはいるのですが、
それでもやっぱりすごく綺麗で、乙女心をくすぐられてしまいます。
特に、「あさきゆめみし」コーナーの原画を見た時は、そのあまりに緻密で、
繊細で、鮮やかで、優雅で、耽美で、人間技とは思えない美しさに絶句。
もう、漫画イラストではなく、芸術としての日本画と分類するレベル。
口ぽかん状態でイラストを見ていたのは、もしかすると初めてかも知れない。
一つ一つの彩色画の、手の込み具合が尋常じゃありません。圧倒されます。
作家氏のこの作品に対する情熱が、ひしひしと伝わりました。素晴らしい。
国は文化財として原画を永久保存&管理すべきだと思うんだ、割とマジで。

グッズコーナーには、昨年予約販売されたドールも展示されておりました。
正直、衣装だけ欲しかったかなー。似たようなの、作れるかなあ。

ファイル 1900-3.jpg

いやあ、実に眼福でした。時代を超えて、良いものは良いと再確認。
仕事帰りの閉店近い時間帯で、ゆっくりじっくり閲覧できたのも良かった。
年齢層は比較的高めでしたが、意外にも男性一人の来客もちらほらありました。
漫画オタクというよりは、ダンディなおじいちゃまや美大生っぽいタイプかな。
皆様とても熱心で、作品の愛され具合が感じられ、なんだか微笑ましかったです。
現在も連載を抱え、半世紀もの間現役で活動されているって、本当に凄いです。

コメント一覧

コメント投稿

投稿フォーム
名前
Eメール
URL
コメント
アイコン
アイコン一覧
削除キー
公開設定