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祖父の月命日に

親戚の弔事がありました。

うちの家族だけの、本当にひっそりとした葬儀でした。
生前住んでいたアパートは、殆ど何も残っていない状態でした。
金銭的なトラブルが幾度かあり、お金関係は父が管理していたらしいのですが、
部屋に残っていた鞄の中には、葬儀代がちゃんと入っていたそうです。

病気で入院することが度々あり、ナースだった母が世話をする事も多かったな。
でも、火葬場の係員さん曰く、火葬を終えた骨はすごく綺麗に残ったようです。
病気の悪い所が燃えてくれたようにも思えました。しんどかったもんね。
苦しんだ様子もなく、すうっと息を引き取ったと、医師が教えて下さいました。
死に目に間に合わなかったけど、部屋で一人のいつか判らない状態ではなく、
ヘルパーさんが病院に搬送してくれた後だったのは、ある意味幸いでした。
肩を叩けば目を開けて「おはようさん」って言いそうな顔をしていました。
綺麗に鼻筋が通った顔をしていたんだな、と改めて気が付きました。

自分と姉に対しては、分け隔てることなくすごく可愛がってくれた人でして、
それが本当によかったな、有難かったな……と、とても感謝しております。
困った所もあったけど、憎めない、気の良いおっちゃんでした。
お疲れ様でした。そして、ありがとう。

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