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お見合い番組の

会話だけで一つの話に仕上げようと思って書き進めていたのですが、
途中で見直してみると、やっぱりどうも読み難いので、断念。
勿体ないので、ちょっとだけこちらで晒してみます。

以下、妄想。ジャンル違い要注意。
ヘタリア、菊ユル&ちょっとだけギル桜もかな?



以前テレビで某宝塚出身の女優さんが、お見合い番組に出ていたのを見て、
菊さんとユル姐さんで変換してみました……的な話です。

(オープニング映像、BGM)
 真剣なお付き合いをしたい、結婚がしたい、そんな男女を応援し、
お見合いデートをプロデュースするこの番組。
 今回は特別企画、スペシャルなゲストをお迎えしてお送り致します。

「司会進行役は私、エリザベータ・ヘーデルヴァーリと、ゲストは」
(カメラ切り替わり)
「ただいま人気絶好調のロック歌手、アーサー・カークランドさん」
「よろしく」(軽く会釈/拍手)
「アーティストでありながらモデル業もこなす、フランシス・ボヌフォアさん」
「よろしくね」(ウインクと投げキッス/歓声と拍手)
「今期のチーム優勝に大貢献したストライカー、フェルナンデス・カリエドさん」
「まいどー」(両手を振る/笑い声と拍手)
「世界に名立たる天才ピアニスト、ローデリヒ・エーデルシュタインさん」
「よろしくお願いします」(拍手)
「以上のメンバーで、盛り上げていきたいと思います」
(拍手盛り上げ/カメラ、司会に切り替わり)
「さて。本日お見合いするのはこの方です」

(イメージムービー)

―――第一印象は?
「んー、大人しそうな奴かなって。ホラ、俺ってこんなんだから」
「委縮させちゃうんじゃねえかって思って」
―――お話してみて。
「なんか、落ち着くっつーか。声がな。話し方とかも」
「ちょっと変わってるけど、面白い奴だよな」
―――気になった面は?
「俺とは全然畑違いの仕事をしている奴だから」
「こっちのペースに巻き込んじまうと、大変じゃねえかな」

「只今人気絶頂、数々の音楽番組やテレビCM、舞台で大活躍中」
「人気のダンサー兼振付師、ユールヒェン・バイルシュミットさんです」

「尚、今回の実況コメンテイターは、こちらです」
(画面切り替わり・ワゴン車の中)
「本田桜です、よろしくお願いします」
(テロップ、テレビアナウンサー・本田桜)
「そしてゲストは、端正な顔立ちと、それを裏切る残念な言動が話題の」
(カメラ切り替わり、ゲスト正面)
「人気モデルのギルベルト・バイルシュミットさんです」
(テロップ、モデル・ギルベルトバイルシュミット)
「よろしくお願いしまーす……って、残念は余計なんだよっ」
(笑い声・カメラ切り替わり、並んだ二人)
「でもそのギャップが人気で。最近はバラエティのお仕事が増えたとか」
「いや、実はさ。前は、事務所が絶対トークさせてくれなかったんだよなー」
「そうなんですか?」
「カメラ向けられても、お前は喋るなって言われててさ」
「(笑いながら)ええー」
「最近はすげえ増えて。もう、この路線で行くかってなってて」
「この路線ですか」
「そうそう」
「そんなバイルシュミットさん。お見合いの経験はございますか?」
「ねえな。つか、こんな出会いもあんのかって、驚いたぐれえだし」
「ズバリ、ご興味は?」
「んー………………あるかな」
(どよめき)
「ほら。俺らみてえな仕事してっと、逆に出会いがなかったりするから」
「ああ、そうかも知れませんね」
「特に俺様ぐらいの良い男過ぎると周りも尻込みするっつーか」
「(笑いながら頷き)」
「あれだろ、ジャパニーズエンリョ?」
「出ました、バイルシュミットさんの俺様節。本日も絶好調のようです」
(会場、笑い声)
「今回はこの二人で、追っかけ実況をさせていただきます」



……と、テレビの台本を意識したような、そんなお話でした。

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