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圧倒的スケール

国立国際美術館へブリューゲルの「バベル展」を観に行きました。
最初に思ったよりも見応えがあって、興味深く鑑賞いたしました。
とは言え実は、観に行こうかと思い立った最大のポイントは、
目玉のバベル絵ではなく、寧ろヒエロニムス・ボス。
水木しげる御大を彷彿とさせる謎モンスター、所謂ボスモンが目的。
今回の企画展のマスコットキャラクターにもなっておりましたよね。
絶対追いかけられたくないタイプ。汚らわしい脚がチャームポイント。

ファイル 2305-1.jpg


ただ、展示されていた作品群は、エッチングがかなり多くて、
作品自体は素晴らしいし、勿論それを見に来たのではあるのですが、
視力の悪い自分としては、その細い線が非常に見難くて……歳やね。
本の挿絵などに活用されるのこの手法は、やはり手元に置く距離から、
じっくり見るのが最適なんだろうなと痛感した次第でございます。
オペラグラス持参の方が何人かいらっしゃいましたが、必須だと思う。
そして噂の「バベルの塔」は、思ったよりも小さいサイズですが、存在感があり、
遠目や角度をつけて眺めると、偏光カラーの玉虫色にさえ見えます。

ファイル 2305-2.jpg


最前列で閲覧するのに20分弱の行列を並ばなくてはいけなかったのですが、
順番待ちを気にしながらではなく、細部までじっくり眺めたい作品ですね。
……てか、スイマセン。やっぱり絵はよく分からないです。

ランチは館内のレストランにて。混雑を避ける為、鑑賞前に食事を頂きました。

ファイル 2305-3.jpg


バベル盛りされた、ビーフシチューオムライスのセットです。
こちらにサラダとスープ、デザートにシブーストとドリンクが付いてきます。
近隣の飲食店でも、バベルの塔をイメージしたメニューを取り扱っていた模様。
三重美術館でもそうでしたが、面白いですよね、こんなアートと料理のコラボ。

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