バラ鉢がひと通り春の一番花を終わらせ、ただいま二番花を咲かせ中。
区切りとして、そして自分用メモとして、一度順番に振り返ってみます。
まず、一番最初に開花した、ジャクリーヌデュプレさん、レポ。
<基本データ>
産出国・1998年 イギリス(ハークネス)
シュラブ・四季咲き・中香
中輪・半八重丸弁平咲き・純白&しべが鮮やかなピンク
2018年2月末。幹がぶっとい大苗を、我が家にお迎えしました。
棘がかなり多く、我が家のバラの中で一番刺々しい苗かと思われます。
蕾はうっすらピンクですが、開くと純白になります。
真っ白の半八重咲きに、中央のしべが赤く染まる様は、清楚で可憐。
香りは、人によってはつんとするようですが、嫌いではありません。
房咲きで、我が家ではひと房ごとに順番に花が開く感じでした。
花付きは悪くありませんが、やや蕾をゾウムシにやられがち。
あと、極僅かですが、葉っぱにうどんこ病を発症しました。
和風の庭にもよく似合う、シンプルかつ優雅な花姿だと思います。
トレリスに添わせていましたが、枝は乱れず、素直に伸びてくれました。
来年はもっと蔓を伸ばして、誘導や仕立てにチャレンジしたいです。
病気が気になることはありませんでしたが、コガネの食害被害が多め。
しべを主張するような花の開き方をするので、虫的にも目につくのかな。
しかも色姿共に、食害の跡が目立ってしまうんですよね。
突然見初めて予定外に迎えた品種でしたが、結果的には当たりでした。
我が家のバラの中では一番小さな鉢に植えておりますが、
バラ園等では大きなツルバラ仕立てにして花付きも見事なものが多く、
とても見栄えがしたので、頑張ってそんな成長を目指したいですね。
あと、来年は花数を増やしたいので、ちゃんと蕾をピンチしよう。
尚、名前の由来は、夭折した天才女性チェリストからだそうです。
命名するに当たって、死を目の前に向かえて視力を失った彼女が、
複数ある新品種の中から香りを頼りに選んだのがこちらだという逸話も。
凛とした白さと、それを強調させるしべの色との綺麗なコントラスト。
そして、芯の強さを伺わせながらもそこはかとない色気を漂わせ、
清潔感があり、媚びるようなものではないきりりとした香りもある。
そんなジャクリーヌさんは、不思議と女性に人気が高い品種だそうです。