ハーレクインロマンスでGO!
元ネタはこちら
以下、カカチチ。
ネタバレ、ジャンル違い要注意。
恋人とのドライブ中に車が交通事故を起こした、チチさん。
病院のベットで目が覚めると、恋人の兄であるカカロットがやってきて。
チ「あの人はどうしたんだべ。起き上がれないくらい酷いのか?」
カ「あいつは来ねえよ」
チ「どうして?おめえは反対してたけど、おら達は愛し合っていたべ」
カ「お前は八か月もの間、昏睡状態で眠っていたんだ」
チ「…えっ?」
カ「そして、その間に弟は結婚した。今は新婚旅行中だ」
チ「…判った。おめえが来させねえようにしただなっ。酷いだよっ!」
カ「…俺は、弟が婚約者と結婚して、良かったと思っている」
カカさとチチさんの初めて出会った時を回想。
カ「弟には既に婚約者がいる。あいつとは別れるんだな」
チ「婚約者?嘘だべ」
カ「聞いてみるといい。弟にふさわしい女性だ」
チ「おらはあの人を愛しているだ。信じるだよ」
カ「大した自信だな。弟とは既に深い仲なのか?」
チ「そっ、そっだら事、おめえには関係ねえべ」
カ「俺が答えろと言ったら答えるんだっ」
チ「(何て冷たい目だべ。おらをお金目当てだと思っているだな)」
病院を退院して、療養所への迎えの車に乗り込むと。
カ「さて、出発しようか」
チ「何でおめえさが…」
カ「弟の事は忘れろ。結婚をぶち壊そうなんて思わないことだ」
チ「降ろしてけろっ」
カ「あいつは、お前が目覚めた事さえ知らないんだぞ」
カカさの運転する車で、療養所に到着して。
チ「…こんな立派な療養所の費用なんて、とても払えねえべ」
カ「お前が払う必要はない」
チ「じゃあ誰が払うって言うだよ」
カ「俺だ」
チ「…そうやって丸めこむ気だか?(車を降りようとした所で)」
カ「(ふらつくチチさんを、黙って横に抱きあげる)」
チ「ちょ…、お、降ろしてけろっ」
カ「まだ歩ける状態じゃない」
療養所内の、豪華な応接室に連れ込まれて。
チ「他の患者さんは?」
カ「いない」
チ「は?」
カ「ここはお前一人だ」
チ「療養所じゃねえのか?さっきの人が、監視役って訳だか!」
カ「感情を高ぶらせるんじゃない」
チ「出て行くだ。どいてけろっ」
カ「まだ回復してない。ここにいるんだ!」
チ「邪魔しねえでけろっ。おらはおめえが傍にいるのさえ嫌だべ!」
そして始まるラブストーリー。
やり手でお金持ちで、冷酷に見えるけど不器用で優しい…
悟空さには無理そうですが、カカロットさなら良い感じ。