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愛すべき野郎共

レンタルしてきた映画、もう一本。

「南極料理人」
久しぶりの個人的大ヒット作品。多分、邦画界屈指の食べ物映画でしょう。
南極観測隊の話ですが、知的な話は殆どありません。ゆるい日常物語。
不自由そうな割には、食べ物はやたらと充実して、皆それなりに楽しそう。
こういった「男子数人集まって馬鹿やっている」ノリって、
女には真似のできない部分で、ちょっと羨ましかったりしますね。
「西村君、…」のフレーズが出ると、判っていつつも笑いが込み上げます。
この手の、狙った感のない、変に可笑しくなる笑いはかなり好き。
野球の掛け声と海老フライが、かなりツボ。判るよ、それ。

手堅い男優陣の個性が、絶妙に相俟って、良い感じにむさ苦しいです。
これ多分、かなりアドリブが入っているんじゃなかろうか。
原作は未読ですが、複数のエピソードを違和感なく繋ぎ合わせ、
何かは無いけど最後まで飽きさせないって、簡単なようで難しい筈。
笑いだけじゃなく、ほろりとするシーンや考えさせられる所もあります。
この監督は、もともと自主映画の人なのかな?巧いなあ。凄い!
大作に押されがちですが、こういった秀作はもっと評価されてしかるべき。

―削除済み―

邦画でDVDを買おうかと思ったのは、もしかして初めてじゃなかろうか。
かなりお勧め。是非ともご覧あれ。
観終わった後、ラーメンとおむすびが食べたくなります。

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