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なんとかの帰還

件の検査を受けに行った話・8

さて、診察も終わってのゴーホーム。

ええ、歩きましたよ。

どうも熱が出始めていたようで、休み休みで二時間弱掛かりました。
感染症の可能性を考えて、他所のトイレを使うのも憚られていたので、
朝から飲み食いは一切なし。途中でコンビニにもスーパーにも寄れず、
途中の休憩も、ベンチやガードレールに腰掛けせずにしゃがむだけ。
度々母から「今どこ?」の確認電話が来るのですが、息が切れてきて、
喋るのも、コートのポケットから携帯を出すのも、正直もうしんどいし。
ぐったりしたまま帰宅はしたものの、わんこにせがまれるまま、
十五分程のお昼散歩へ行く自分は、自覚する以上に丈夫なのかもしれない。

着替えるのも面倒で、わんこを侍らせたまま横になっていると、
昼過ぎに自宅の電話が鳴り、流石にそれは母が出てくれました。

「はい、お世話になりました……陰性ですか。良かったー!」

あれ? 連絡は携帯にするようにお願いしたんだけど?
不思議に思って横に置いていた携帯を見ると、着歴アリ。
でも、音もバイブもならなかったよねと不思議に思っていると、
どうやら知らない人からの電話は着信拒否の設定になっていた模様。
返す返すも駄目な患者で、もう本当に申し訳ありません。

……とまあ、以上の経緯を経た訳ですが。

体調はやはり万全ではなかったようで、一週間分の薬を貰って、
熱は翌日には落ち着きましたが、咳はかなり長引きましたね。
それでも、「先日検査したら、陰性でしたので」は良い印籠でした。
あと、病院で貰った感染症予防マニュアルを見ていると、
案外家で実践していた予防策のあれこれは、割と的を得ていた模様。
しんどい中でのあれこれも、いい経験と、ネタになったと割り切ります。

でもね、良い子は真似しないで下さい。体、大事。健康、一番。

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