父親が白内障の手術を終えました。
手術に渋っていたのに、術後はかなり視界がクリアになったようで、
「これならもう二、三年、車に乗れたかな」と言っております。
それってつまり、相当視界が悪くなっていたって事じゃなかろうか。
二日だけ入院をし、退院のお迎えに母と姉が車で迎えに行きました。
母「どう、娘の顔も綺麗に見えるんじゃない?」
父「いやー……あんまりだな」
姉「手術失敗したみたいね、やり直してもらえ!」
以前同じ手術をした母親が、白内障の視界の悪さを、
ビニールシート越しに見ているみたい……と、表現していたな。
スーパーのレジスタッフさんを見て、ふと思い出しました。
視界が良くなった父親は、遅くまでパソコンを見ていたり、
庭の手入れをしたりと、クリアな世界を謳歌しております。
術後なんだから、もう少し気を使って欲しい母親が、
一緒に付き添った検診で担当ドクターにそれを伝えると。
「折角視界が良くなったんだから、充分堪能してください」
そう、言われたそうです。まあ、確かにそうだよね。