夕方、母が水撒きをしていると、庭に鳥が落ちてきたそうです。
何の事だと話を聞いてみると、突然ぽてっと空から降ってきたそうな。
どうやらまだ空を飛び始めたばかりの子供の鳥さんらしく、
見ると庭の真ん中で丸くなって、ぱかっと口を開けてじっとしていました。
鳥の事は詳しく知りませんが、これってもしかして雛鳥の習性なのかな?
どうも口を開くと、親鳥が餌を運びにこっちに来てくれると思っている模様。
見上げると、すぐ傍にある電線には親御さんらしき二羽の鳥さんが、
あちこち忙しく羽ばたきながら、大きな声で囀りながら、
それでも決して離れることなく、こちらの様子を窺っております。
しかも暫くすると、御兄弟らしき小鳥も増えておりました。皆心配なんだね。
落ちてきた小鳥は、ぱかっと口を開いたまま、動かず親を待っているし、
助けてあげたいけど野生動物に人間が触れちゃいけないし、
近くに人間がいたら小鳥さんも緊張するし、親御さんも近付けないから…と、
一旦家の中に入って、暫く姿を消す事にしました。
囀りが聞こえなくなったかな?と庭に戻ってみると、鳥さん達の姿は無く、
飛んで行ったのを母が目撃しておりました。ひとまず一見落着。良かった。
何と言うか、親子関係は鳥も人間も同じなんだな。微笑ましかったです。