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サイコサスペンス

小ネタを晒します。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、一応本人は普にょ日のつもり。
ちょっと特殊設定なネタなので、お気を付け下さい。



場所はドイツ。古い町並みの残る片田舎。
街の外れにぽつんと離れて立つ、古くて小さいオレンジ色の屋根の家。
長らく無人だったそこに、どうも最近人が住み出したらしい。
自室の窓からその家が見えるギルベルト少年は、気になって仕方がありません。

庭からそっと忍び込むと、確かに人の気配。
台所?何か作っているのか?すげえ良い匂いがする?
そおっと覗いた所で。

「あら。匂いに釣られて、うさぎさんがいらっしゃいましたね」

匂いの正体は、夕食にと作ったじゃが芋と人参たっぷりのカレーライス。
カレーってつい作り過ぎちゃうんですよね、
よろしければご一緒にどうですか…と誘われて夕飯を一緒に。
ギルは子供設定。我ながら、ホントにちびギルが好きだよな。

ギ「なあおまえ、にほんじんか?」

桜さんは普段着に着物を着ています。
この町でもう直ぐ開講される、華道教室の先生としてドイツに来ました。
実は、華道の某流派の家柄生まれと言うという、なかなかなお譲さま。
そんな人が、どうしてわざわざドイツに、一人で暮らすようになったのか。

菊「また、いつでもいらして下さい」
ギ「おう、きてやってもいいぜ」
桜「ギルベルト君は、ドイツに来て出来た、一番最初のお友達ですね」

一人楽し過ぎるギルベルトと桜さんの最初の出会い。
以後、ギルは桜さんの家に遊びに行くようになります。
だってご飯は美味しいし、マンガも持っているし、何か居心地いいし、
外国に来たばっかりでこいつも寂しいもんな。俺様優し過ぎるぜー。

イ「ねえギルベルト君、最近何処に行っているの?」
ギ「べつに、どこにもいってねえよ」
イ「ふうん…そう言えばあそこの家に、日本人が住みついているんだってね」
ギ「…さあな」

ギルは諸事情があって、イヴァンさんの家に引き取られています。
町に投資をしているイヴァンさんは、
特にお酒を飲むとギルに暴力を振るう時があります。
どうもこの二人の組み合わせに、DVを連想する自分がいるよな…。

桜「どうしたんですか、その傷」
ギ「べっつにー、ちょっところんだだけだ」

転んだだけでは絶対出来ない、見えない場所ばかりに付けられた傷に、
桜さんはちょっと異常なくらいにうろたえます。
涙目で手当てしながら。

桜「痛いですよね、すごく痛いですよね」
ギ「おれさまはおとこだから、これぐらいぜんぜんへーきだぜ」

思わずぎゅっと抱き締める桜さんに、照れて強がるギル。
数日後、桜さんの家に遊びに行こうとしたところで。

「おや、貴方がギルベルト君ですか?」

見ると、桜にそっくりの日本人の青年。
日本人がおしゃれって本当なんだな、帽子まで被って、なんか女みてえ。

「初めまして。私は桜さんの双子の兄で、菊と申します」



長くなったので、続く。
一応、サイコミステリー路線狙い。でも外し気味。
しっかし、相変わらず、萌えとは縁遠い妄想ばっかしているな。

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