記事一覧

異人館の並ぶ街

小ネタの吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普、パラレルです。



時は、第一次世界大戦の頃。
神戸の港に、満州から帰国した軍の船が到着。それを迎える菊さん。
目的は日本軍に保護された、銀髪のドイツ人の少女、ユールヒェンさん。

菊「初めてお目に掛かりますね」
菊「でも、貴方の事は良く伺っていましたよ」

彼女の父親は、菊さんの留学時代の恩師なのですな。
ユールヒェンさんの父親はスパイの容疑を掛けられて、
ドイツ軍に連れて行かれてしまいました。
周囲は言葉の判らない異国人だらけの中、
父親が捕まった手前自国の軍には頼れず、
身元を隠す為に腰まであった髪をばっさりと自分で切って、
男の子になりすまして一人逃げ回っておりました。
軍に顔の利く菊さんは、大戦が始まってから、
彼の身元を案じてずっと探していたのです。

菊「貴方のお父上の行方は、私も探しております」
菊「無事が判るまで、貴方の事は私が責任を持ちます」
菊「どうぞ、我が家と思って、私の家に来て下さい」

警戒心の強いユールさんは、最初殆ど口を利かないけれど、
一緒に生活を続けるうちに、やがて打ち解けてきます。
菊さんの家には、大阪さんが時々やってきます。

大「お嬢が来てから、菊さん随分変わらはったで」
ユ「そうなのか?」
大「前は、用事がある時以外は、殆ど家に閉じ籠ったままのお人やってん」
ユ「あいつ、俺をどっかに連れてってばっかりだぜ」
大「きっと、お嬢と一緒にお出かけすんのが、楽しいねんやろな」

異人館に住む海外の要人との交流や、本家のある京都に行くのに、
ユールヒェンさんも一緒に連れて行ったりします。
ユールさんが寂しくないようにとの、菊さんなりの心遣いなのだな。

丁度、「フェザータッチ…」の反対バージョンかな。
舞台は日本で、子供のユールさんと大人で保護者の菊さん。
正直、ギルでもユールさんでもどっちのでも良いのですが、
より犯罪臭さを出す為に(なんですと)、ここは少女で!
ユールさんは大人になる直前の子供という、微妙なお年頃が理想。
いっそ、菊さん以外は全員性転換させてみたいです。



以前書いた大学生日にょ普は京都のイメージでしたが、こちらは神戸。
神戸ガイドっぽい感じで、いろいろ御当地ネタも書いてみたいな。
食べ物ネタとか、観光ネタとか、大好きです。

コメント一覧

コメント投稿

投稿フォーム
名前
Eメール
URL
コメント
アイコン
アイコン一覧
削除キー
公開設定