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そんな幸せの形

雨上がり、まだ空が明るい帰宅途中、バス停前に立つ親子を見かけました。
三十代くらいの小奇麗なお母さんと、3、4歳くらいの男の子と、
ベビーカーに乗ったまだちっちゃな赤ちゃんです。
どうやら、親子三人、そろそろ帰ってくるお父さんを待っている様子。
丁度バスが停留所にやって来て、ぞろぞろと乗客が降りてくる中、
お母さんと一緒に、わくわくした顔でお父さんを探す男の子。
でも残念ながら、そのバスにお父さんは乗っていなかった模様。
いなかったねーと声をかけるお母さんと、残念そうな男の子。
次のバスには、お父さん乗っているかな?
奥さんと子供さんが待っているんだから、早く帰って来てね。お父さん。

なんだか、家族の幸せな一幕を見た気分で、ちょっとほっこり。
仕事でいろいろ嫌な事もあってぐったり疲れての帰宅、
こんな風に、奥さんと小さな子供がバス停までお迎えに来てくれていたら、
すっげえ幸せ実感しそう。幸せすぎて泣きそう。
旦那さん、結婚して良かったって思うだろうな。私なら思う。

そして、脳内で先走る妄想。
御夫婦は前日に喧嘩をしていたとか、遠くで救急車の音が聞こえるとか、
実は血の繋がらない家族とか、家で待つのが憚られる何かがあったりとか。
……なんてね。妄想変換、抜かりありません。サイテーだな、自分。

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