ベルばら観劇に宝塚大劇場へと向かう阪急電車内、お隣に座った女性が、
YSLのオードトワレ「PARIS」を付けておいででした。
多分、ローズアンシャンテ。かなり昔に販売していた春の限定品。
三種類の薔薇の香りを調合した、ローズ系フレグランスなのです。
劇場到着前から、薔薇を感じる一日でしたな。
なんでわかるのかって? 同じものを持っているのですよ。
劇場へと向かう道程、後ろを歩いていた二人組のマダムの会話。
「すっごく久しぶり」
「もうね、この日が楽しみで仕方無かった」
「嬉しくって、ちょっとおしゃれしてきちゃった」
うきうきが滲み出る声に、何だかこちらも嬉しくなりました。
そうそう、お芝居ってそうなんですよね。このわくわく感が堪らない。
それこそが舞台の醍醐味なのだな。
公演スタッフにも聞かせたい。きっと凄く嬉しい言葉だと思う。