まだ一歳になっていないかな、乳児を抱っこしたお母さんを見かけました。
小さい赤ちゃんが可愛くて仕方ないんだろうな、
嬉しそうに我が子の顔を覗き込み、あやしておりました。可愛いなあ。
ただ、なにげに気になったのがその赤ちゃん、
前頭葉の辺りの髪の毛だけが妙にふさふさと色濃くて、
丸い顔とも相まってまんまプチトマトみたいに見えたんですよね。
そう見えるようにわざと親が手を加えた訳じゃなくて、多分天然もの。
プチトマト赤ちゃん。すんげえラブリー。産毛のヘタを触りたかった。
そういや、少し前にも、やたら長くてさらさらの髪の赤ちゃんを見たな。
産毛だけどストレートで、なんとなくワンレンっぽい。あれも多分天然もの。
当り前ながら、もうこの時点で、いっちょ前に個性が備わっているんですね。
ちくしょう、小生意気な奴らめ、愛おしいな、おい。
そういや、甥っ子ちゃんが大きくなったなと実感した一番最初が、
産毛っぽかった髪が、人間の髪っぽい触り心地になったと気付いた時だったな。
成長した! というよりも、進化した! って気分でした。
そして同時に軽いショック。だって、あの触り心地、好きだったんだよー。
こうして、子供は成長していくんですね……しみじみ。