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奇襲ニ成功セリ

映画鑑賞「トラ! トラ! トラ!」をレンタルで借りました。勿論資料用。

正直「ハリウッド映画の真珠湾攻撃」なので、斜めに気構えておりましたが、
いやはや思った以上に中立的視点での作品で、かなり驚きました。
ありがちな人間ドラマも無く、ラブロマンスも無く、淡々と進行する物語なので、
映画にエンターテイメント性を求める人には不向きかもしれません。
でも自分的にはこのストイックな潔さが、良い意味で期待を裏切られたな。

後半のCGではない戦闘シーンの映像の迫力は圧巻の一言。
特に、暁の中を飛び立つゼロ戦の美しさとカッコ良さはトキメキが止まりません。
攻撃された米軍戦闘機の転がるプロペラの描写は計算なのか? やられました。
NHKドラマ「坂の上の雲」を見た時にも思いましたが、方言って味が出ますね。
あと、山本五十六氏の指に注目。細かいところまで、事実に忠実ですな。

所謂「戦争映画」は、これくらいヒューマニズムを排した方が好感が持てますね。
制作された時代を思うと、ハリウッドの懐の深さに拍手を送りたいです。

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