甥っ子君への言い聞かせ。
「いい? もしゴジラが現れても、絶対戦っちゃだめだからね」
「はい」
「家の誰かと手を繋いで逃げるんだよ」
「(幼稚園の)○○せんせーは?」
「先生だったらいいよ。でも、一生懸命逃げなきゃ駄目だからね!」
(自然災害に対する心得)
「(部屋にあるバランスボールを蹴りながら)これ、なにはいっているのー?」
「おーちゃんの見た、悪い夢」
「(びっくり)」
「あんまり蹴ると割れて、中から怖い夢が出て来るから駄目だよ」
「なかがいっぱいになったらどうするの」
「時々、悪い夢を食べる獏さんが来て、良い夢と交換して貰うから大丈夫」
「あ! それ、よーかいウォッチで、いるんだよ」
(物を壊したり、蹴飛ばしたりしないように)
「夜のおばけは、子供と目が合うと、闇の世界に連れて行っちゃうんだよ」
「だから、絶対目を合わせちゃ駄目だよ」
「ほら、目が合わないように、早く目を閉じて」
「じっと静かにしてたら、気が付かずに、どっかに行っちゃうから」
「目を開けちゃ駄目だよ。静かに、お布団の中にじっとしててね」
(だから、早く寝なさい)
「そんな悪い子は、ショッカーになってしまうんだからねっ」
「そしたら、悪の組織に連れて行かれて、お家に帰れなくなるんだよ」
「見た目もショッカーさんだし、甥っ子君だよって言っても解らなくなるんだよ」
「ショッカーさんなんだから、仮面ライダーに倒される側になるんだよ」
「仮面ライダーに倒されそうになっても、悪者にしか見えないんだから」
「そうなったら、おーちゃんもばーちゃんも、助けてあげられないんだよ」
(戒めとして)
時々「ガオーさんが来るよ」とも言います。ナイトスクープ伝説のアレ。
子供の頃は「大人って嘘吐きだ」って思う事が多々ありましたが、
実際大人になると、結構子供に対して方便は使うようになっちゃっているよ。
しかも「おーちゃん、嘘ついたことないでしょ」と言い聞かせる辺り、大人って。
一応、「一度嘘をついたら、それを誤魔化すのにまた嘘をついて、
ずっと嘘をつき続けなくちゃ駄目になって、自分がしんどくなるだけから、
最初から嘘はつかない方が楽だよ」と言っています。結構、自分の中の真理。