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薔薇ネタで妄想

バラ栽培をしつつ、普日妄想。
とりあえず、嵌ったものはネタに利用してみるスタンス。
因みに、ローズ栽培に勤しむ方のことをロザリアンと呼ぶそうです。

以下妄想、ジャンル違い要注意。
ヘタリア、ギル菊。



一般人ギルさんと、ガーデンアドバイザー兼育種家菊さん。

フリッツ親父が亡くなり数年、親父が育てた庭のバラが枯れそうになり、
慌てて手入れするも、どうやっていいか判らずまごつくギル兄さん。
とりあえずマニュアル本を読んだり、ネット検索で調べる中、
ふと目に留まったのが、某フラワーガーデンのバラの講習会。
ふーん、ここから近いよな、講師は本も出版している有名人か、
この日なら空いているな、いろいろ聞けるかも知れねえし、
まあもの試しにいっちょ行ってみるか。予約申し込みボタンポチー。

当日。会場に行って早々後悔するギル兄さん。うわ、女ばっかじゃね?
しかもマダム層多っ。まあ、家の庭いじりする余裕があるのって、
やっぱり専業主婦が多くなるか。あれ、つーか今日の講師が人気なのか? 

場違い感を肌で感じつつ、キョロキョロ見回すと。

ギ「あ、なんだ。若い男……だよな? もいるじゃねえか」

通りがかりの女性に笑顔でお辞儀&会話する彼の姿を、遠目に発見。
知り合いが多いみてえだけど、この店の常連なのかな。
つーか、俺様浮いてね? 入りにくいぜー。でも折角来たしなー。
ちらと離れた場所から彼と視線が合い、ぺこりと頭を下げられ、
ギル兄さんも同じようにお辞儀返しします。農学系の学生かもなー。

そして講義が始まり、壇上に登場した姿に、ギルさんの頬杖がズレる。

菊「本日の講師を務める本田菊です。よろしくお願いします」
ギ「(あいつが講師だったのかよ)」

ザ・お約束パターン。
講師っつーからオッサンじゃねえのかよ。え、ローズチーフ? 年上?
しかし講義が始まると、なかなか分かりやすくて感心するギルさん。
やっぱ男だよな。低いけど、良い声してるよな。耳障りが心地よいつーか。

講義が終わり、入り口でお見送りしつつ、来訪の皆さんに挨拶する菊さん。
そんな中、退場最後尾にやって来るギルさんに。

菊「本日はご参加ありがとうございました」
ギ「初めてだったけど、すげえ判りやすかったぜー」
菊「そう言って頂けると、とても嬉しいです」
ギ「なあ、ちょっと聞きてえんだけど」

携帯で写真を見せるギル。画像は、状態の良くないバラを撮影したもの。

ギ「これさー、去年の夏から調子悪くてさー」
菊「ああ、ガブリエルですね」
ギ「枝見ただけで分かんのか?」
菊「中央が紫の白い花ですよね。夏や秋に開花させましたか」
ギ「そういや暑い中、よく花が咲くよなーって思ってたな」
菊「バラは、長く花を咲かせすぎると、株が疲れちゃうんです」
ギ「そうなのか?」
菊「この花は難しいんですよ。良く花が咲きましたね」
ギ「あー、それは俺じゃなくて……」
菊「それより寧ろ、こちらの方が気になります」

示すのは隣に植えられている別のバラの樹。

菊「ここ、もしかすると虫にやられているのかもしれません」
ギ「え、マジ?」
菊「このままだと、遅かれ早かれ、根元まで枯れちゃう可能性があります」

言われるままに処理すると、菊の言葉通り、枝の中に虫を発見。
やっべー、あいつの言う通りだったぜ。あんな画像だけでよく解ったな。
感心しつつ、お礼を伝えようとガーデンにやって来るギル兄さん。

ギ「言ってた通りだったぜ。ばっちり処理した」
菊「それは良かったです」
ギ「バラを育てるのって難しいよな」
菊「でも、手を掛ければその分だけ、ちゃんと答えてくれるんですよ」

以後、こまめにガーデンにやって来るギル兄さん。
菊さんを見つけては、質問したり、あれこれ話すうちに仲良くなります。

ギ「おまえの言った通り、毎日ちょっとだけでも見るようにしてんだぜ」
ギ「面倒臭えって思う時もあるけど、やり出すと結構楽しいよな」
ギ「聞いて驚け。ほらここ、ここっ。新しい芽を見つけたぜっ」

菊「お父様の残されたお庭のバラ園ですか。それは大切にしたいですね」
菊「きっとバラの方も、バイルシュミットさんに応えたかったんですよ」
菊「咲かせたら、是非私にも見せて下さい」

因みにギルさんとアーサーさんは同僚だったりして。

ア「バラの事なら、まあ、俺が教えてやらなくもないぞ」
ア「勘違いすんなよ、お前の為じゃないからな」
ア「ただ、枯らしてしまってはバラが可愛そうだから、仕方なくだぞ」

ギ「いや、いいし」
ア「折角言ってやってるのに、なんでだよっ」
ギ「だってお前に聞くと、何かめんどくさそうだもん」
ア「ふざけんな、ばかあっ」

だから、そういう所がだよ。

ギ「それに俺には、もう優秀なアドバイザーがいるからな」

ニヨニヨしながら、バラの本を捲るギル兄さん。著者は菊さん。



……とまあ、そんな話。設定を逆にしても良さそうですよね。
眉毛の太い友人に友情の証として貰ったバラを枯らしそうにしてしまい、
慌てた菊さんがネットで見かけた近所のガーデンの講習会に行くと、
出て来た講師は銀髪赤目。え? 外人? 眼つき怖い! と思いきや、
日本語ペラペラで俺様で妙に人懐っこいドイツ人ローズコーディネイター。
ドイツ品種のバラを日本で紹介する現地販売員だとか。

実は、こちらをオフにしようかと悩んでおりました。
もうちょっとバラを勉強してから、チャレンジたいネタです。

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