評価の高さに定評のある、ボレロさん、レポ。
<基本データ>
産出国・2004年 フランス(メイアン)
フロリバンダ・四季咲き・超強香
中大輪・ロゼット咲き・純白~ほのかなピンク
2018年2月末、我が家にお迎えした当初は冬剪定された状態。
枝は短いものの、幹が太くてしっかりした良い苗でした。
花は開き切るのがゆっくりで、その分長く花が楽しめるのですが、
同時に虫に狙われる率も高くなります。兎に角虫の食害が酷いです。
コガネムシに食べられる率、ダントツで我が家ナンバーワン。
首は短め。枝はやや広がりがちですが、邪魔に思う程ではありません。
ただ葉がやや小さめで、どうも内側に茂りがちで風通しが悪くなり、
定期的にシャギーを入れないと、うどんこ病が発生します。
香りのバラで人気が高いだけあり、シトラス系のとてもいい香り。
爽やかで嫌味や癖が無いので、誰からも好かれる香りでしょうね。
内側がほんのりピンクやベージュに色付くので、優しい印象があります。
花付きは頗る良いです。春の一番花を終えて二番花の蕾を数えると、
ざっと12個はありました。一番花に負けずに花をつけてくれます。
くしゅくしゅしたたっぷりの花弁が、とっても豪華で可愛い。
汚れやすい色だし、花弁も薄くて繊細なのかもしれませんが、
満開まで白い花びらを保ってくれる率が非常に低いです。
綺麗な白バラなのに、虫の食害で汚く見えてしまうのが切ない。
花が開く前にカットして、部屋で愛でるのが一番良いのかもしれません。
ネットで見るところではかなり絶賛されている花だけに、
恐らく真価を発揮できていないだけかとも思われますが、
いつか素晴らしい感動に出会えると信じて、今後を見守りたいです。