ハーレクインロマンスでGO!
もうちょっと遊んでみます。
元ネタはこちら
以下、カカチチ&悟チチ。
ネタバレ、ジャンル違い要注意。
遠い親戚が、自分名義の遺産を残したと知り、イタリアに来たチチさん。
そしてその遺産である農園を仕切る、兄のカカロットと弟の悟空さ。
ホテルへ向かう途中、彼らの車とぶつかりそうになって。
カ「何のつもりだ、急に飛び出すなんて」
チ「ち、違うだよ。おら、背中を押されて…」
カ「押された?誰に」
悟「おーい、大丈夫か。これ、おめえの荷物だよな」
チ「あ、そうですだ」
悟「観光?へえ、珍しいな、こんな時期に」
ホテルで催される、故人を偲ぶ会に出席して。
サ「あの農場を私に売れば、一億ゼニーは出しましょう」
チ「手を放してけろ。ここでする話じゃねえべ」
悟「放した方が良いぞ、サタン。こいつは指図は受けねえそうだ」
サ「まあまあ、そう言わずに…」
チ「放してって言ってるべっ(グーでパンーチ)」
悟「(倒れるサタンに大笑い)」
カ「…やっぱり迷惑な女だな」
悟「何だよ、おめえだって良いもん見たって思っているだろ」
カ「ここは、お前の知ってる世界と違う。何があっても知らねえぞ」
悟「からかうのはやめろよ。オラは歓迎しているからな」
ホテルに泊るチチさんを、攫う様に自分の家に連れて来るカカロットに。
悟「チチを担ぎあげて連れてきちまったのか?」
カ「お前だって良くやっているじゃねえか」
悟「オラのは違うよ。お遊びだし、ちゃんとお姫様だっこしてっぞ」
カ「じいさんに、女には優しくしろって言われてたからな、お前は」
悟「悪かったな、チチ。オラ、合意で来たかと思ってた」
チ「良いだよ、悟空さの所為じゃねえべ」
悟「でもさ、ここで話し合うのは良いと思うんだ。どうかな」
チ「(手を握られて)そ、そうだべな。暫くお世話になるだよ」
悟「ひゃっほう。良かったあ。毎日オラがあちこち案内すっぞ」
カ「交渉成立だな。この農園からは、出るんじゃねえぞ」
悟空さとチチさんの会話。
悟「カカロットはさ、女に乱暴するような奴じゃねえんだけどな」
チ「冗談じゃねえべ。死ぬかと思っただ」
悟「わりいわりい。その分ちゃんとおもてなしさせてもらうよ」
チ「(溜息つきつつ)別にええけどな」
悟「もう乱暴させねえよ。オラがおめえを守るからさ」
カカロットさとチチさんの会話。
カ「悟空を気に入ったのか。あいつは駄目だ」
チ「な、何を言っているだよっ」
カ「あいつはお気楽だが、純粋だ。お前の毒牙にはかけられない」
チ「いい加減にしてけろ。おらがお金の亡者に見えるのは仕方ねえけんど」
カ「そうだ。その上お前は美人だ」
チ「なっ!」
カ「そんな女に対抗できるのは、金の為に結婚しようとする奴ぐれえさ」
チ「っ、悪ぶるでねえっ(両手でほっぺたサンドイッチぱっちん)」
カ「いてっ」
チ「農園を見ていたら、おめえ達がどんな人間かくらい判るだ」
元ネタは、流れ的に兄カカロットとのラブストーリーですね。
考えてみれば、ハーレクイーンロマンスにありがちなキーワード、
「強引」「野性的」「セクシー」「ゴージャス」「知的」って、
カカロットさなら当てはめる事が出来そうですよね!
…でもカカさって、どうも書くの苦手なんだよなー。