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自分の中の悪夢

実はその昔、小劇団に入ってて、お芝居をしていた時期がありました。
舞台を辞めてもう随分経つのですが、未だたまに見る夢が、
「台詞が分からないまま、舞台に立つ」という内容。
これが、割とシャレにならん悪夢。正直、一番恐ろしいです。

そして先日、久しぶりに舞台に立つ夢を見ました。
演目は自分の原点のひとつ、「贋作・桜の森の満開の下」。
そして何故か、耳男役でした。え、夜長姫じゃなくてそっち?
この舞台に関しては、今でも台詞をかなり記憶しているので、
夢の中でも「台詞が分からない!」と焦ることはありませんでした。
屋外舞台で、エンディングで拍手を頂いたのはしっかり憶えています。
ある意味、幸せな夢でしたね。やっぱり舞台は好きだなあ。

自分で納得して辞めたのですが、今も頑張っている友人を見ると、
楽しそうだし、ちょっぴり羨ましいとも思います。
だからと言って、またやってみる? と聞かれても、遠慮するな。
流石に声が出ないし、体力もないし、台本を覚えるのも大変だし、
何より自分の中ではもう終わったことになっているのでね。
今は観客として楽しむことで、充分満足しております。

舞台はいいぞ。これからも、ずっと好きだろうな。

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