ネットにて、とある保護犬カフェの話を目にしました。
とある家族が、カフェにいた保護犬を引き取ることになりました。
カフェ側は犬を飼うことに関しての説明をし、
誓約書を交わした上での譲歩であったにも拘らず、
引き取り手の身勝手な理由で、翌日にはその犬をカフェに返した模様。
カフェに戻ってきたわんこさんは、終日静かな様子で、
ずっと同じ場所にうずくまったまま動かなかったそうです。
ここで、無駄な想像力を働かせてしまう自分……。
もしかするとわんこさんは、新しい家族が出来て嬉しかったのかな。
初めてのお家に連れられて、緊張したのかもしれないし、
嬉しくてはしゃいじゃったのかもしれないし、
好奇心のままにあちこち走り回ったのかもしれない。
なにかに驚いて粗相をしたのかもしれないし、
初対面の人にびっくりして吠えてしまったのかもしれないし、
慣れない匂いについ歯を当ててしまったのかもしれない。
辛い過去があって保護犬カフェにいたぐらいだから、
なにかの拍子に昔のトラウマが蘇ったのかもしれない。
その環境に慣れていなかっただけなのに。
喜んでいたのに。嬉しかったのに。
たった、一日だけで。
……と、そこまで妄想して、泣きそうになりました。
あくまでも、自分の勝手な妄想です。あしからず。
でもね、それを見て、自分は改めて思いましたよ。
うちのわんこさんだけは、絶対にずっと一緒にいようと。
世の中には、悲しい傷を持った保護犬が沢山いるだろうし、
そんなすべてのわんこさんを助けられるような力はないけれど。
でも、せめて、うちの子にはそんな思いをさせない。
特別頭の良い子じゃないけれど、ちょっとやんちゃっ子だけど、
お互いに微妙にすれ違っているところもあるけれど、
誰に対しても遊んでもらいに向かって行っちゃう子なんだけど。
でも、人間の悪意を知るくらいなら、ずっとそのままでいて欲しい。
警戒心がなさ過ぎててもいい。天真爛漫過ぎてもいい。
ずっとそのまま真っ直ぐでいられるように、守りたい、その笑顔。