お散歩の途中、枝振りの見事な梅の木を発見。
これは写真に収めねばとスマホを構えるのですが、
立ち位置的にどの角度からも逆光になってしまい、断念。
我が家の庭にも、毎年サクラの時期に咲く梅の木がありました。
ここでも幾度か触れたことのがあったかと思うのですが、
実は残念なことに処分してしまいました。令和の話です。
原因は虫と老化。以前より、もう駄目かなとは話しておりまして、
専門の業者さんに依頼して切り取り、根株も取って貰いました。
庭木の処分を専門業者に依頼するなんて、今回が初めて。
これが普通なのかは分かりませんが、お願いしたその業者さん、
木を切る前にはお酒と果物をお供えして下さったそうです。
正直、その話を聞いた時は凄く嬉しかったな。
都合により切り取ってしまった梅の樹ですが、
ご縁があって長い間うちの家族と一緒にいたし、
ずっと家族を見守ってくれていたんだろうなとも思います。
樹の幹の一部は母の希望により残してもらい、
今でも庭の隅にちゃんと形見として置いております。
そういえば、昔、子供の頃に住んでいた家でも、
金木犀の樹が弱ったことがあったと両親に聞いたっけ。
その時は、こちらが気付くより前に、連絡を貰ったそうです。
連絡をくれたのは、その庭を手掛けてくれた庭師さん。
家を建ててから既にそこそこな年月が経っていたにも関わらず、
気にしてくれていたようで、流石に両親も驚いたそうです。
料金を取ることもなく処理してくれたようですが、
昔気質の職人さんだったのかな? 実に嬉しくも、有難い事です。