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飼い主ショック

リビングにいる時は、大体わんこさんを傍に侍らせております。
横に置いたわんこさん用クッションに丸まって眠っていたり、
足の間に居座ってこちらの股関節に顔を乗せてきたりするので、
そのままテレビを見たり、ゲームをしたりという、マイ至福タイム。

でもその日はあちこち動き回って、おやつ袋に食いつこうとしたり、
母親の荷物を漁ろうとするので、その都度「駄目」と叱っておりました。

すると、どうでしょう。

あんまり「駄目」が多くて腹が立ったのか、自分のわんこクッションに
噛みついて振り回したかと思うと、そのまま離れた場所へ移動させ、
微妙な位置に落ち着いて、じいっとこちらを見てくるではありませんか。

「怒ってないよ」
「止めて欲しいだけだから」

そう声を掛けるも反応せず、ちっともこちらに戻って来ないまま。
しまいには出入り口を開けたままのわんこさんサークル内に入り、
柵の向こうで不貞腐れたようにこちらに背を向けて寝転ぶ始末。
飼い主、寂しいやん。わんこさんのぬくもりが欲しいんだけど。

まあいいか……とそのまま放置していたら、何が不満なのか、
何もないのに鳴き声を上げるし、木製のゲージを齧るし、どしたん一体。
しょうがないなーとおやつを一つ手にした途端、すくっと立ち上がり、
素早くクレートの中へと入ってしまいました。え、ハウス?
まあ、丁度、そろそろハウスの時間ではあったのですけどね。
(我が家では寝る前、大体決まった時間にクレートに入れちゃうのです)
(ハウスをしたらおやつをあげるので、それと勘違いしたのかも)

わんこさんを見ていると、時々本当に人間臭くて笑えます。

先日も、突然クッションから飛び起きて、勢い余って滑ってしまい、
くるっとクッションの上で一回転し、すごい音を立ててすっ転びました。
ぽかん顔で固まってしまったわんこさんに、大笑いしちゃったぞ。
でもそれにびっくりしたのか、怖かったのか、恥かしかったのか、
痛くない痛くないと抱き寄せたら、プルプルしたまま膝の上に乗ってきて、
やけに大人しく座り、こちらに全身を凭れかけさせてきたよ。
最近ではサイズ的な理由で、あんまり膝の上に乗らなくなってたのにね。
とりあえず、急に激しい動きをするのは控えてくれたまえ。危険だから。

大変だとは思いつつ、日々わんこさんに癒されております。ちゅき。

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