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この手を引いて

ゲームパロ。「ICO」で楊太。
こちらも、何気にネットで見つけて勝手に妄想。
ゲームはしていないので、間違い多々はご容赦の方向で。

以下、楊太。
ネタバレ、ジャンル違い要注意。



幼い少年の楊ぜんは、産まれた時から頭に角が生えていた。
古よりのしきたりに従い、ジョカの住む城に生贄として連れて来られた。
そこで出会ったのは、大きな鳥籠に囚われた、黒衣の少年フッキ。

「ねえ、どうしてそんな所にいるんですか?」
「もしかして、僕の言葉…判らないの?」
「大丈夫?いま、降ろしてあげますよ」

不思議な少年フッキを救出した楊ぜんは、手を引いて古城をひた走る。
フッキを捕まえようと追ってくる黒い影を棒で追っ払いながら、
運命に逆らい、二人はジョカの住むこの古城から逃げ出そうと出口を探す。
フッキには閉ざされた扉の封印を開く、不思議な能力があった。
時折ふらりと何処かへ行ってしまいそうになるフッキの手をしっかりと握り、
楊ぜんは道を切り開きながら、自分よりの大人の彼を必死で導こうとする。

「ジョカの声なんかに惑わされないで」
「僕と一緒に、この城から出ましょう」
「僕がここから連れて行ってあげるますから」

フッキはジョカの肉体が滅びた後、その魂を受け継ぐ器だった。
黒い影から逃れ、数々の封印を解き、漸く城の正門に辿り着いた二人。
そこで突然渡っていた橋が壊れ、繋いでいた二人の手が離れてしまう…。

―――この人の手を離さない…僕の魂ごと離してしまう気がするから。



悟チチ妄想した「ワンダと巨像」と同じ制作会社だそうです。
世界観も似ているし、これって対になっている印象を受けますね。
二作とも、ラストで繋がって微妙にループになりそう。面白いなあ。
ちなみに宮部みゆき女史が、こちらのゲーム小説を執筆されている模様。

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