小ネタの続き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。
急遽友人に、映像の編集作業を、頼まれてしまった菊さん。
演劇サークルの販売用DVDとか、映画サークルの予告編とか、そんなの。
仕方ないと引き受けたのは良いけれど、機材が大学にしかないし、
もう日が無いし、家に帰れずそのまま大学に宿泊しております。
ユ「まーた、押し切られたんだろ。ほんっと馬鹿のつくお人好しだな」
菊「はあ」
ユ「仕方ねえな、何か手伝えることはあるか?」
菊「そうですね…あ、いや、やっぱり結構です」
ユ「コラ、言いかけてやめるな」
菊「いえ、流石に女性にお願いするのはちょっと…」
ユ「(むにーっと菊さんのほっぺを引っ張って)良いから言いやがれっ」
菊「その…買い物をして来て欲しいんですよ」
ユ「エロ本?」
菊「違います!下着ですっ」
二日ばかり帰ってなくて、着替えもろくにして無くて。
ユニ黒で良いので、パンツとTシャツ、何でも良いです。お任せします。
ユ「なんだ、そんな事か。つまんねーの」
ついでに、夕食の買い出しもお願いされ、快く引き受けるユール姐さん。
二日ぐらい着の身着のままでも別に死なねえだろうに、潔癖だよな。
そう言えば、あいついつも、割と小洒落た服着ているよな。
ちなみに菊さんの服は、桜姐さんの御見立てだったりします。
ユ「ほら、何でも良いんだろー(買ってきたものを手渡して)」
菊「すいません、恐れ入ります」
ユ「弟達がいるからな。別に抵抗ねーよ、これぐらい」
菊「女の人にこんなこと頼んでしまって、本当に申し訳無いです」
ユ「大袈裟だな…ほら、あとこれも買ってきた」
菊「おおお、これはコンビニ季節限定のスイーツじゃないですかっ」
ユ「お前このシリーズ好きだろ、デザートに食おうぜ」
菊「ありがとうございます、憶えててくれたんですね」
どないやねん!レベルに変な柄パンとか、謎の日本語Tシャツを買ってきそう。
それでも、胃に優しそうなものを選んだコンビニ弁当とか、
菊さんの好きな銘柄のペット緑茶とかを選ぶと思うんだ。
そんな優しさって、疲れた時にはじんわり効きます。
一緒にご飯を食べている最中に、印刷所から郵便が到着。
パンフレットとチラシが出来あがった模様。
ユ「二つ折りにして、チラシとアンケート用紙を挟めばいいんだな」
菊「本当にすいません。お願いします」
普通はこれ、人海戦術で行います。<チラシの挟み込み
一人でやると、ゲシュタルト崩壊おこしそうになります。マジで。
ユ「あとはこれをホチキスで止めれば良いのか?」
菊「はい、本当に助かります」
作業しながら、ちらりと菊さんを盗み見るユールヒェンさん。
こんな真剣な顔も珍しいな、いっつもへらへら笑ってるもんな、
女っぽい顔しているけど、こうして見るとやっぱ男の顔だな。
てか、自分のサークルでも無いし、突然押しつけられた癖に、
絶対手を抜く事はしねえよな…ま、だからこそ頼られたのか。
どうしようもねえ馬鹿だけど、でもこいつのそんな所は嫌いじゃねえかも。
菊「(時計を見て)バイルシュミットさん、もうそろそろ時間が…」
ユ「いーよ、もう。今日は俺様もここに泊まるから」
菊「駄目ですよ、嫁入り前の女の子が」
ユ「俺が帰って残りの作業、お前一人で今夜中に全部できるのか?」
菊「…無理です。すいません」
ユ「謝んな、お前が悪いんじゃねえだろ」
ちょっと思った以上に長くなったので、続く。
サークルメンバーは、皆で撮影合宿にいっているとか、そんな感じかな。
日本人男性の顔は、欧米から見ると女性っぽいみたいですね。
幕末の使節団も複数国でそう言われたようです。