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その歓喜の歌声

ドイツ旅行メモ

ノイシュバンシュタイン城は、チケットの順番ごとに入場して、
日本語ガイダンスを聞きながら、個々の部屋にグループごとに入ります。

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で、そこでのお話。
一緒のグループになったのが、二~三十人位の日本の高校の修学旅行生。
音楽学校の生徒さんらしく、音楽に関係する名所を巡っているみたいでした。
若さゆえに賑やかそうで、ちょっと嫌だなーと思った訳ですよ。
でも実際は、懸念した程にうるさくもなく、それなりに周囲に気を使いつつ、
オペラに関するガイダンスに成程ーと声を上げたりしていました。
そうか、音楽を学んでいるだけに、やっぱり詳しいんだ。
全くぴんとこない無知な自分が、ちと恥ずかしいな。

で、お城の中に、歌人の間という、舞台を設置した部屋があります。
彼らの添乗員さんが、館内案内の男性に何か許可を貰っていて、
了解を得ると、引率の教諭が彼らを手招きして一か所に纏まると。

その教師の指揮の元、部屋の中央でハレルヤを歌いました。

多分、学生達に音響効果を体感させる為だったんだろうな。
即興だったんだろうに、流石に音楽学校生、見事なそれに、
周囲の観光客も足を止めて、終了後拍手を送っておりました。
感動しました。最初に一緒が嫌だなと思った自分を反省。超反省。
ごめんね、学生さん達。
そして、素晴らしい偶然と歌声を、ありがとうございました。

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