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トルコの姫君か

野田地図「THE BEE」、二度目の観劇をして参りました。
観劇した翌日、興奮冷めやらぬままに次の日の当日券を電話予約したのですが、
この公演では必ず当日券を用意しているようですね。実に有り難いです。
一番最後尾の端っこの席でしたが、距離はあれど、意外に観やすかったです。
やや小さめの劇場でしたが、個人的にはこの程度までの大きさが好き。
何より、この濃厚な芝居には、小さめのスペースの方が合ってますね。

予想していた通り、二度目の印象はまた随分と違って観る事が出来ました。
ストーリーを知っているだけに、前半のコミカル部分に笑えません。
野田演出の細やかな計算高さにも、改めて気付かされました。
そして、舞台上の嘘とあくまで抽象的に表現する、暴力の生々しさが凄い。
観る者の想像力に任せ、実際以上にエグく見せる演出は凄い。鳥肌が立ちます。
蜂、ラストシーン等、様々な解釈が出来るのも面白いですね。
どなたか、是非一緒に語り合いませんか。

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観終わった後、例の剣の舞の歌が頭に残ります。妙に笑えますが、何気に名曲。
久々にパンフも買いました。ついでに台本も購入しましたが、薄くてびっくり。
原作もかなり短く、原作の筒井氏が「こんな短編を芝居に?」と驚かれたそうです。
セットが全然違うという英語バージョンも、是非観たいですな。

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