振り返れば築年数がそれなりに達しているうちの家、
とうとう予てより計画のあった風呂場リフォームを決行。
正直、まだ全然普通に使えてはいるのですが、経年的にも、
なにかトラブルがある前に済ませた方か無難かな? との判断です。
で、いろいろ決めて、業者さんが来訪して、漸く施行がスタート。
その日は休日だったので、階下からの工事音を聞きながら、
自室でのんびりクロゼットの断捨離を始めていた、そんな最中。
「ちょっと! 来て! 見て!!」
突然呼ばれ、誘われるままに、施行が開始され、壁を崩し、
天井を開いた、工事途中のバスルームを覗いたのですが。
なんじゃこれ!
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なんと天井裏から出てきたのは、直径三十センチ弱程のサイズの、
スズメバチの巣でした。てか、ちっさいのも幾つかあるし……。
全然気が付かなかったよ? 何処から入ったの? 君ら。
どうすればいいのか判らず、ひとまず市役所に連絡するも、
本日蜂駆除センターはお休み。(またかよ・実は過去にも有)
でも、巣にスズメバチらしき存在がいる様子は見受けられず、
業者さんが今回の工事依頼した窓口に一旦連絡してみたところ。
「この季節は虫はいないから大丈夫」とのこと。
<大事な事なので三回ぐらい聞いたらしい
ならばと、さくっと空っぽの蜂の巣を取ってくれました。
てか、すっごい軽い。びっくり。かさかさ。さくさく。
テレビとかで見た時は禍々しさしか感じなかったけど、
近くで見るとその造形の見事さに驚きます。職人技。マジで。
折角なので、触って、写真を撮って、近くから眺めていたら、
設計会社の方が様子見に来られ、これは珍しい! と、
一緒になってみんなで、ひとしきり撮影会を堪能しました。
母親は一眼レフまで取り出してたよ。いつものことだけどね。
折角なので、こちらにも載せます。是非ご堪能あれ。
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枯れ葉っぽい軽さと手触りですね。中身も凄い緻密。
「中にローヤルゼリーが詰まっていたかも」と
業者さんが言いましたが、節子、それ違う。ミツバチや。

こんな時でないと、とても近づけない距離まで接近。
アメリカの有名な観光地で、こんな地層なかったっけ。
折角なので教育機関に寄付でもしたら……とも考えましたが、
まあそこまで貴重でもなし、業者さんに処分をお願いしました。
業者「これ、何ゴミですかね? 産業廃棄物でもないし……」
私「いや、多分普通に燃えるゴミだと思いますよ」
因みに焚火のフェザースティック並みに燃えやすそうでした。
しっかし、こんな事でもなければ、気付かなかっただろうな。
案外、住んでいる自分達の気付いていないあれこれが、
ひっそりこっそり、あちこちに隠されているのかもしれません。