記事一覧

ひかりとかみと

わんこさんが合宿の間に……と久々にアート展覧会へ。
高島屋で開催されていた「かみがみの森」です。
「かみがみ」は、所謂「紙々」です。切り絵アート。
展示物は写真撮影可。最近はSNS用に、多くなりましたね。

瓶詰の本の森は、とても奥行きがあります。

ファイル 3245-1.jpg


照明の色の変化で、雰囲気が変わる。

ファイル 3245-2.jpg


近くで見ると、ひぇっ、て思う程に、繊細で緻密。

ファイル 3245-3.jpg


近付いて、じーっといつまでも眺めていられそう。

ファイル 3245-4.jpg


床の鏡に反射された照明も含め、ひとつの作品。

ファイル 3245-5.jpg



この照明具合や、緞帳のような紙の重なり具合に、
「あれ、これって舞台美術に通じるんじゃね?」と思いました。
舞台演出によっては、雰囲気も相まって、すごく嵌りそうです。

繊細で、透明感と奥行きに、ひと匙のグロテスクさもあって、
とても楽しく閲覧させて頂きました。デパート展覧会、侮れないな。
てか、是非一度、舞台美術を手掛けて頂きたいですね。見たいぞ。

屋根裏に秘密が

振り返れば築年数がそれなりに達しているうちの家、
とうとう予てより計画のあった風呂場リフォームを決行。
正直、まだ全然普通に使えてはいるのですが、経年的にも、
なにかトラブルがある前に済ませた方か無難かな? との判断です。

で、いろいろ決めて、業者さんが来訪して、漸く施行がスタート。
その日は休日だったので、階下からの工事音を聞きながら、
自室でのんびりクロゼットの断捨離を始めていた、そんな最中。

「ちょっと! 来て! 見て!!」

突然呼ばれ、誘われるままに、施行が開始され、壁を崩し、
天井を開いた、工事途中のバスルームを覗いたのですが。

なんじゃこれ!

ファイル 3244-1.jpg

なんと天井裏から出てきたのは、直径三十センチ弱程のサイズの、
スズメバチの巣でした。てか、ちっさいのも幾つかあるし……。
全然気が付かなかったよ? 何処から入ったの? 君ら。

どうすればいいのか判らず、ひとまず市役所に連絡するも、
本日蜂駆除センターはお休み。(またかよ・実は過去にも有)
でも、巣にスズメバチらしき存在がいる様子は見受けられず、
業者さんが今回の工事依頼した窓口に一旦連絡してみたところ。

「この季節は虫はいないから大丈夫」とのこと。
<大事な事なので三回ぐらい聞いたらしい

ならばと、さくっと空っぽの蜂の巣を取ってくれました。
てか、すっごい軽い。びっくり。かさかさ。さくさく。
テレビとかで見た時は禍々しさしか感じなかったけど、
近くで見るとその造形の見事さに驚きます。職人技。マジで。
折角なので、触って、写真を撮って、近くから眺めていたら、
設計会社の方が様子見に来られ、これは珍しい! と、
一緒になってみんなで、ひとしきり撮影会を堪能しました。
母親は一眼レフまで取り出してたよ。いつものことだけどね。

折角なので、こちらにも載せます。是非ご堪能あれ。

ファイル 3244-2.jpg

枯れ葉っぽい軽さと手触りですね。中身も凄い緻密。
「中にローヤルゼリーが詰まっていたかも」と
業者さんが言いましたが、節子、それ違う。ミツバチや。

ファイル 3244-3.jpg

こんな時でないと、とても近づけない距離まで接近。
アメリカの有名な観光地で、こんな地層なかったっけ。

折角なので教育機関に寄付でもしたら……とも考えましたが、
まあそこまで貴重でもなし、業者さんに処分をお願いしました。

業者「これ、何ゴミですかね? 産業廃棄物でもないし……」
私「いや、多分普通に燃えるゴミだと思いますよ」

因みに焚火のフェザースティック並みに燃えやすそうでした。

しっかし、こんな事でもなければ、気付かなかっただろうな。
案外、住んでいる自分達の気付いていないあれこれが、
ひっそりこっそり、あちこちに隠されているのかもしれません。

わんこの御帰還

わんこさんが、一ヶ月の訓練所合宿から帰還しました。

去年からどうも分離不安の傾向が強まっているのが気がかりで、
仕事の忙しい時期にあわせて、地元の訓練学校へ預けました。
荒治療になりますが、ランへ連れていける余裕もなかったし、
不在中に高齢の母に掛ける負担も心苦しいし、不安だったしね。
癒しに会えなくて、この一ヶ月は本当に寂しかったのですが、
お陰で体力的には楽だったかな。お散歩とかお世話的な意味で。

とは言え、実は合宿は、三回目になるのかな?
わんこさんも慣れたもので、お迎えの車に自分から乗り込むし、
今回なんて送りの車が帰るのを、ずっと見送っていたよ。
スタッフさんに良くして貰っていたのかな。良かったね。

てか、さ。飼い主さんとの再会だよ?

対面した瞬間、えらい興奮したのは、まあ良しとしよう。
散歩に行きたがったかと思えば家に帰りたがり、
水を飲みたがり、ご飯を食べたがり、おやつを欲しがり、
いつものクッションをいつもの場所に移動させると、
その上に寛いで目を閉じるって……あれ、飼い主との触れ合いは?

もっとさ、こう、会いたかったーとか、寂しかったーとか、
スローモーションとBGM付きで、涙目で走り寄り、抱き合い、
ペロペロされながらじゃれ合うような感動的なシーンとかは?

……うん、無いんだよね、うちの子は。

やや重ための愛は、相変わらず一方通行の模様。うん知ってる。
ま、逆に言えば、分離不安もなく、合宿を楽しめたって事か。
とりあえず、寂しかった分、いっぱいなでなでさせてもらいます。
いいの。それで私は幸せなんだし。満たされるんだし。うん。