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美しく散った花

折角なので、更にベルばら妄想の続き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、ギル桜です。



菊ユールを考えたら、ついギル桜も考えてしまいます。どっちも好きだもん。
代々王家に仕える桜オスカルさんは、お家断絶を防ぐ為に男として育てられます。
そして、そんな彼女に子供の頃から仕えるギルアンドレ。

ギ「お前、危なっかしいからな。この俺様が、ずっとそばに居てやんよ」

やっぱフェンゼルはアーサーさんか?
アーサーさんへの秘めた恋心に、ギルなら散々ケチつけそう。

ギ「お前、趣味わりいんだよ」
ギ「あんなエセ紳士に誑かされて、バッカじゃねえの」
ギ「お前とあいつなんて、全っ然似合わねえんだよ」

ギル的には桜さんを持ち上げての似合わない発言。ところが彼女は自虐的。

桜「似合わないなんて、そんなの判ってますっ」
桜「ギル君の馬鹿っ。もう放っておいて下さいっ」

そんなの……俺様がお前を放っておける訳ねえだろ。
何だかんだ言いながら、ギルなら二人の仲を取り持つような事までしそう。
でも、結局桜さんの初恋は、悲しい結果に終わってしまいます。
そんな桜さんを、黙って抱き締めるギル。
ぎゅっと抱きつく桜さんには、ギルの辛そうな顔は見えません。
ギルアンドレはそれなりに情熱的だろうけど、それを理性で抑え込みそう。
原作では、報われぬ想いに毒入りのワインを飲ませようとしますが、
自分の中でのギル兄さんは多分しないだろうな。

ギ「バーカ。言ったろ、俺様がお前を守ってやんよ」
ギ「俺以上にお前の事を想っている奴なんて、どこを探してもいねえんだからな」
ギ「だからお前は安心して、ずっと俺を傍に置きやがれ」

そして、桜さんの婚約話。相手はフェリちゃん辺りかな。

ギ「そっか……フェリちゃんなら、お前を幸せにしてくれるんじゃね?」

でも、愛に敏いフェリちゃんなら、ギルと桜さんの本当の気持ちが判る筈。

フ「俺じゃ、きっと駄目なんだ」
フ「本当は俺が桜を幸せにしたいんだけど、でも、きっと無理なんだと思う」
フ「好きな人が不幸になると、俺もまた不幸になるから」
フ「ギルと桜って、本当に一心同体なんだね」

この二人の革命前夜シーンは、非常に萌えますな。

桜「ギル君は、私の事好きですか」
ギ「おう……好きだ。今までも、これからもな」
桜「……あの、こ、今夜、は……その、あの」
ギ「どうした」
桜「私を、ギル君の、お、およ、およめしゃんにひて下さいっ」
ギ「いや、ちゃんと言えてねえよ」

どなたか、ここの所を詳細に書いて下さいお願いします(エロス含む)。
ギルに抱き締められて、怖いと怯える乙女な部分まで。是非。<鼻息
こうして妄想してみると、案外ギル桜でもしっくりきますね。

桜「ギル君、刀をっ」
桜「ギルベルトの主人として、責任は私にあります」
桜「彼を処分するというのなら、まず私を」
桜「ギル君、後で私の部屋に持って来てくれますか」

そんな、敬語ですが主人の桜ちゃんと、偉そうですが従者のギル君。
てか、普通に読みたいな。この設定の二人を。
でも自分が書いたら、無駄に幼少期が長くなりそうです。
そして、ロザリーが台湾ちゃんである事だけは譲れないぜ。



タイトルは「鹿鳴館のつばき」と「紫宸殿のさかき」、どっちが良いでしょう。
……なんてね。嘘です、冗談です、調子に乗りました、すいません。

気高く咲いた花

折角なので、ここでベルばら妄想を。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、菊ユールです。



代々軍人として王家に仕えた貴族の家系で、男として育てられたユール姐さん。
そして、その家に仕えるばあやの孫で、両親を亡くした異国人の菊さん。
そんな二人の、最初の出会い。

ユ「俺様が欲しいのは、遊び相手じゃねえ。剣の相手だ」
菊「え? もしかして、お嬢様って」
ユ「剣の使い方を知らないなら教えてやる。俺様を師匠と崇めやがれ」

男勝りで男装の麗人のユールオスカルさまに、常に付き添うアンドレ菊さん。
となると、フェルゼンはハンガリーさん、王妃様はオーストリアさんか?
菊→ユール→ガリ男→にょオーストリアさん……なにこれ、嵌り過ぎて怖い。
ならば、ロザリーはリヒテン、ベルナールはバッシュさん辺りだろうか。
フェルゼンハンガリーさんに密やかな恋心を持つようになってから、
ベリーショットだった髪を伸ばし始める、一途なユール姐さん。
一度だけでもと思って、名前と身分を隠して、ドレス姿で舞踏会へ出掛けます。

ユ「女のドレスってのも、なかなか大変だぜ」
菊「とても、とてもお似合いですよ」
ユ「良いか、親父には黙っていろよ」

だけどフェルゼンハンガリーさんは、やっぱりアントワネット貴族様が好きな訳で。

ユ「あーあ、失恋しちまったな」
菊「師匠……」
ユ「でも、俺様強いからな。こんなの全然平気だぜー」

菊さんアンドレは原作みたいに情熱的にならず、想いをひた隠しにしそう。
平民の彼は、特別に王宮の出入りを許され、常にユール姐さんと共にいます。
原作でも何気にイケメン扱いされていたアンドレだけど、
菊さんもエチゾチックな風貌と控え目な態度に、宮中で密かに人気がありそう。
勿論、菊さんはそんな事は知りません。あくまでも、ユールさん一筋。
あんな男女にべったり引っ付いて、腰ぬけ野郎が! と罵られても。

菊「貴方方には、師匠の女性らしさを理解する事など出来ませんよ」
菊「師匠に手出しをする者は、相応の覚悟をして下さい」
菊「私を蔑むなら兎も角、師匠への暴言は許しません」

勿論ユール姐さんも大切に思っているのですよ。

ユ「菊の肌の色を笑う奴は、命が無いと思え」
ユ「お前がいつも傍に居てくれるからこそ、俺は好き勝手出来るんだぜ」

そんな中、ユールさんに結婚話が持ち上がります。
ここでジェローデルは、やっぱイヴァンさまか?
でも彼が愛の為に、ユールさんの幸せの為にと身を引く展開が想像できないぞ。

イ「君達はまるで、光と影だね」
イ「僕は構わないよ、君がユールヒェン君の事を好きでも」
イ「彼女に付き添って、僕の所に来てくれたって良いんだけどな」
イ「ていうかさ、皆一緒に僕のものになったらいいよ」

とってもおそロシア。まあ結局、結婚話は破棄となります。

ユ「結婚はしねえよ」
菊「師匠……」
ユ「俺様、寂しく無いぜ。だって菊は、ずっと一緒に居てくれんだろ」
菊「当たり前です。いつも、いつまでも、貴方と共に」
ユ「お前……俺様の事、好き過ぎんだろ」
菊「はい。好き過ぎて、苦しいです」

やがて、革命の思想に傾倒してゆくユールヒェンに、
代々王家に従う貴族としてあるまじき事だと怒るフリッツ親父。

菊「旦那さま、剣を下ろして下さい」
フ「菊か。離しなさい、父の手で馬鹿娘を成敗してくれる」
菊「離しません」
フ「ならば、お前も切る」
菊「私の命と引き換えが可能であるなれば、何卒師匠をお許し下さい」

二人が思いを通じ合う最も肝心な辺りは、長くなるので割愛。<なんですと
そして、革命の炎が上がる中。

ユ「菊っ。革命が終わったら結婚式だっ」

革命が成功すれば、貴族も平民も関係無くなるんだ。
俺様がお前の為に、軍服では無く、白いドレスを着てやるぜ。
そして、銃声が飛び交う中……。



なんてね。なんてね。
オスカルユール姐さんは、是非ビジュアルで見てみたいなあ。

いつだって独り

独日←←←普なネタを、ぼんやり考えておりました。
普は弟が大切だし、でもってかつての弟子も大切だし、
自分の好きな奴同士が好き合ってて幸せなんだから
もうそれで良いだろって考えようとするけれど、でも感情は付いて行かない。
日が独の所に遊びに来た時にお泊りさせて貰う流れになると、
「俺様、馬鹿共と約束があるから。ごゆっくりー」
なんて言って家を出て、その夜は帰って来ない。
独日はこちらに気を使ってくれているのかなと解釈するけれど、
実際はそんなんじゃなくて、嫉妬で自分が抑え切れなくなるから。
独日が恋人らしく過ごしている場面を思い出し、想像して、
一人で蹲って、頭抱えて、歯軋りする夜を過ごしていたりする。
殺気立って、眼をぎらぎらさせて、手負いの獣みたいになっていれば良い。
で、普段は直ぐに泣く癖に、こんな時に限って普は泣けない。

独日に普を絡ませると、どうしても普が報われなさ過ぎて泣けます。

溢れんばかりの

ちょこっと妄想。
ジャンル混合、要注意。



貴方にとって愛とは?……を、サイト取扱カプで考えてみました。

・楊太
楊→手に入れるもの
太→包み込むもの

自分の中での楊氏は、どうしても上記。悪い意味では無いんですよ。
今まで僕は人一倍努力して何でも自分の手に入れてきました、
だから師叔の愛を手に入れる為だったら、何だってしますよ……な感じ。
努力した成果を手に入れるのは当然だと信じる事が出来る、
育ちの良さからの真っ直ぐさ。師叔は、もう一人のグレートマザーだからね。

・悟チチ
悟→そこにあるもの
チ→育むもの

母性が強いチチさんと、それを普通の事に感じる悟空さ。
チチさんとしては、二人で一緒に育んでいきたいのでしょうが、
朴念仁の旦那はその事に疑問を持ちそう。え、何で?ってな感じ。
当たり前の愛の偉大さに悟空さが気が付く時は、チチさんが消えた後だろうな。

・普日
普→与えるもの
日→尽くすもの

プロイセンはキリスト教の教えが、ベースに刷り込まれていると思う。
自分の大切なものになら、自分の全てを与えても惜しくない。<例・弟
日本さんは自分を犠牲にしても、相手の為にを考えると思う。忠誠の愛。
基本自虐的だから、自分が信じる者に対しての自己犠牲に躊躇が無い。
でも対象が二次元だったら「眺めるもの」。「愛でるもの」でも可。
ちなみに、ドイツさんなら「分かち合うもの」、イタちゃんなら「楽しむもの」、
オーストリアさんなら「調和するもの」……だとかかな?どうでしょう。



……なんてね。
まあ、考えるネタとかシチュによって、いろいろ変わるんですけどね。

ハートトレイン

妄想走り書き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日台、時事ネタです。



台湾ちゃんはまんま少女漫画の主人公みたいで、
日本さんとの組み合わせはある意味別格で好きです。
心の癒し系。いっそ聖域レベル。
この二人は是非ともプラトニックでお願いします。

時事ネタが苦手な方はご注意を。

台「日本サーン、高速列車、追加で購入したいネー」
日「はい、ありがとうございます、台湾さん」

ここはゲイツはナシの方向で。

台「ウチの列車は日本製だから絶対安全ネ。皆、言ってるヨ」
日「幾ら安全に作っても、運営や管理によって変わるんですよ」
台「でも、日本サンがちゃんと教えてくれたモン、ウチはばっちりヨ」

親指を立てる台湾ちゃん。爺、嬉しい。マジ嬉しい。いっそ涙目。

日「台湾さんが、きちんとして下さっているからですよ」
台「日本サントコの列車にして、ホント良かったヨ」
日「実は先日、タイさんが我が国の列車を視察に来られましてね」
台「へー、そうなんだ」
日「ベトナムさんの所の導入も決定しましたし、これも台湾さんのお陰ですね」
台「えっ?私、何もしてないヨ」
日「いえ、貴方の国での成果が、そのまま広告塔になっているんですよ」

日本人が管理しているからこその安全とも言われましたが、
別の国でもこうしてきちんと管理が可能だと証明して下さって、
黒字成果も上げていて、しかもこれを軸に友好的な交流も出来て。
技術者としても、販売者としても、これ程嬉しい事は有りません。

日「私の国の列車を最初に購入して下さったのが台湾さんで、本当に良かった」
台「日本サン……」
日「これからも、是非仲良くして下さいね」

爺の天然たらし発動中。無自覚だけに性質悪い。嘘じゃないから尚更。

台「も、もちろんダヨーっ」
日「ありがとうございます。台湾さんのお陰で、私も自信が持てます」
台「でもね、デモネ、日本サン」
日「はい?」
台「一番最初に取り入れたのは、ワタシ、だヨ」
日「ええ」
台「ワタシと……一番、仲良くして欲しいヨ」

ささやかな乙女心なのです。爺、胸キュン。
可愛い女の子にこんな事言われたら、頭爆発する。私なら絶対する。



タイ首相が来日したとのニュースを見て、妄想。
単に新幹線に乗ったってだけで、列車の視察って訳でも無かったのかな?
ベトナムさんは決定したのかな?イギリスってどうなっているんだろう?
一番最初に輸出したのって台湾だったっけ?いろいろ良く判っておりませぬ。

新幹線に関しては、ニュースを見る度に凄いなーと素直に感心しますね。
日本の技術者の、汗と努力と涙とオタク魂(凝り性という意味で)の結晶。
台湾旅行、行きたいな。行こうかな。

ゲルマンとわたし

妄想吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、普日列(?)です。



サイトに置いたショコラ話から、
日本さんとリヒテンさんの接点を考えてみました。
あんまりなさそうですが、ここで妄想の出番ですよ。

列「欧州ツアー、ですか?」
日「はい、我が国ではヨーロッパ周遊旅行はとても人気なんですよ」

特に忙しい現代人は、長期休暇もあまり取れないので、
短い日程で出来るだけ沢山の国を回るツアーが人気なんです。
是非リヒテンシュタインさんを、観光ルートに取り入れたいと思いまして。

列「でも、日本さまのお国の皆様方は、私を御存知ないかと」
日「お恥ずかしながら、私の国はマニアが多いんですよ」

実は、国民的人気のあるアニメ映画がありましてね。
ちょっと古いものですが、今でも根強い人気があります。
そのアニメの舞台のモデルとなったのが、貴方の国だそうなんですよ。
あれだよ、巨匠手掛ける、貴方の心を盗んだ世界一有名な大泥棒のアニメ。
確かそうでしたよね?詳しくは知りませんが。

瑞「(テレビを見る彼女に)リヒテン、何を熱心に観ているのか」
列「お兄様……日本さまに頂いた映画ですわ」
瑞「ふむ、アニメか。あいつらしいな」
列「とても素敵なお話です」
瑞「まあ、あいつの製作するアニメは、確かに質が高いのである」

スイスでも、ハイジは放映されていたのかな?
ドイツでは今でも人気があるというのは、本当なのでしょうか。

日「ああ、観て下さったのですか」
列「はい、とても素晴らしい作品でしたわ」
日「お気に召していただいて、何よりです」

ここで、爺の無自覚天然たらし発動。

日「何だか、リヒテンシュタインさんは似ていますね」
列「はい?」
日「あのアニメのヒロインにですよ」

清楚で、可憐で、純粋で、聡明で、可愛らしくて。
誰もが守ってあげたくなるような、とても素敵な女性ですよね。
勿論、日本さんは映画の登場人物の事を言っています。二次元嫁ですから。
そりゃ目の前でそんな風に言われたら、誰でも勘違いするわな、普通に。
顔を真っ赤にするリヒテンさんに気付かない日本さんは、罪だと思う。

普「おう。なんだよ、お前ら。何話してんだ」
日「我が国のアニメの事ですよ」
列「日本さまに、とっても素敵な映画を教えて頂きました」
日「もしよろしければ、同じ監督の作品をお渡ししますよ」
列「是非」
普「おい、俺様を無視すんなよ。混ぜろ」

という事で、三人で映画鑑賞会なんかすると良いよ。
場所はスイスさん宅でも良いけれど、ここは敢えてドイツさん宅で。
溜息をつきながら、お茶とクーヘンを準備するドイツさんが好きです。
三人で並んでソファに座り、スイッチオン。ここでトトロの登場ですよ。

普「なんだよ、これ。子供向けじゃねえか」
日「まあ、文句は後で。是非ご覧になってみて下さい」

クライマックスに、感動の涙目で画面に食いつく三人。
つい一緒に見てしまい、そっと目頭を押さえるドイツさんが好きです。

伊「メイちゃんとさつきちゃん、良かったよねー」
独「いつからいたんだ、お前は」
洪「ほんっと、何度観ても良い映画だわ」
墺「映像と音楽の調和が素晴らしいですね」
普「なんでお前らまでいるんだよ」
瑞「ふむ、実に感動的な話であるな」
列「はい、お兄様」

いつの間にか、増えているギャラリー。
後日、その話を聞いて怒るフランス兄さん。

仏「もー、なんでお兄さんに声を掛けてくれないのよー」
日「すいません」
仏「ラピュタの時は絶対呼んでよ、一緒にバルスするんだから」

ツイッターの新記録のニュースには、笑っちゃいました。
あれ?日本さんとリヒテンさんの慣れ染めのつもりだったのにな。

異人館の並ぶ街

小ネタの吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普、パラレルです。



時は、第一次世界大戦の頃。
神戸の港に、満州から帰国した軍の船が到着。それを迎える菊さん。
目的は日本軍に保護された、銀髪のドイツ人の少女、ユールヒェンさん。

菊「初めてお目に掛かりますね」
菊「でも、貴方の事は良く伺っていましたよ」

彼女の父親は、菊さんの留学時代の恩師なのですな。
ユールヒェンさんの父親はスパイの容疑を掛けられて、
ドイツ軍に連れて行かれてしまいました。
周囲は言葉の判らない異国人だらけの中、
父親が捕まった手前自国の軍には頼れず、
身元を隠す為に腰まであった髪をばっさりと自分で切って、
男の子になりすまして一人逃げ回っておりました。
軍に顔の利く菊さんは、大戦が始まってから、
彼の身元を案じてずっと探していたのです。

菊「貴方のお父上の行方は、私も探しております」
菊「無事が判るまで、貴方の事は私が責任を持ちます」
菊「どうぞ、我が家と思って、私の家に来て下さい」

警戒心の強いユールさんは、最初殆ど口を利かないけれど、
一緒に生活を続けるうちに、やがて打ち解けてきます。
菊さんの家には、大阪さんが時々やってきます。

大「お嬢が来てから、菊さん随分変わらはったで」
ユ「そうなのか?」
大「前は、用事がある時以外は、殆ど家に閉じ籠ったままのお人やってん」
ユ「あいつ、俺をどっかに連れてってばっかりだぜ」
大「きっと、お嬢と一緒にお出かけすんのが、楽しいねんやろな」

異人館に住む海外の要人との交流や、本家のある京都に行くのに、
ユールヒェンさんも一緒に連れて行ったりします。
ユールさんが寂しくないようにとの、菊さんなりの心遣いなのだな。

丁度、「フェザータッチ…」の反対バージョンかな。
舞台は日本で、子供のユールさんと大人で保護者の菊さん。
正直、ギルでもユールさんでもどっちのでも良いのですが、
より犯罪臭さを出す為に(なんですと)、ここは少女で!
ユールさんは大人になる直前の子供という、微妙なお年頃が理想。
いっそ、菊さん以外は全員性転換させてみたいです。



以前書いた大学生日にょ普は京都のイメージでしたが、こちらは神戸。
神戸ガイドっぽい感じで、いろいろ御当地ネタも書いてみたいな。
食べ物ネタとか、観光ネタとか、大好きです。

まっしろい神様

相変わらずの妄想吐き出し。
ジャンル違い、要注意。
以下、APH、普日です。



本家様のイタちゃんの夢から発生した妄想。
あれが、プロイセンと日本だったらどうなっていたのかなーと、
多分カプ好きなら誰もが考えたであろうお約束ネタ。

多分あの頃なら、プロイセンじゃなく、ドイツ騎士団だと思うんだ。
ちっちゃい日本とプロイセンさんが、夢の初対面。

ド「おまえ、だれだよ」
日「(初めて見るドイツ騎士団に、びっくり)」
ド「なんで、おれさまのゆめに、かってにでてきてんだよ」

があ、と声を上げるドイツ騎士団に驚いて、ととと…と逃げる日本。
まてー、と追いかけるものの、結局見失ってしまいます。
そして後日、また不思議な夢に入り込んだドイツ騎士団。
ふと、遠くの木陰から、じいっとこっちを伺っている日本に気付きます。

ド「あー、おまえ!おまえだなっ」

追いかけるドイツ騎士団と、怖がって逃げ回る日本。
なんかこの二人、何時まで経ってもこのまま追いかけっこしかしなさそうだ。

ド「ちくしょー、こんどこそあいつをつかまえてやるぜー」

でも、そんな攻防戦の後、掴まってしまう日本さん。
やっと捕まえたぜーと悪餓鬼顔のドイツ騎士団。

日「あなたは、かみさまですか?」

日本のアルビノ信仰ですな。白蛇を神様に見立てるアレ。
きらきらした目で見つめられ、うろたえるドイツ騎士団。
何言ってんだ、この黒くてちっこい奴は。撫でるぞ。

普段なら「異教徒改宗するぜ!」なドイツ騎士団ですが、
その対象が自分で、しかもやたらと尊敬の眼差しで見つめられると、
まんざらでも無い訳だな。
でも、お互いの宗教観は全く違っている訳で。

ド「なあ、おまえのとこのかみさまって、どんなんだよ」
日「えっと…おまつりして、おそなえして、たてまつります」

とりあえず従来通りにと、おまんじゅうを供えます。
初めて食べるおまんじゅうを気に入るドイツ騎士団。

日「あとは…ほうのうのまいをおどります」

鈴を手に、ドイツ騎士団に神楽舞を披露する日本。
これが踊りか?変なの。

ド「おれさまのしってるおどりと、ぜんぜんちがうんだな」
日「そうなのですか?」
ド「おれさまのおどり、おしえてやるぜ」

両手を取って、くるくる回りながら踊るドイツ騎士団と日本。
社交ダンスに非ず、所謂フォークダンスですな。
この当時にそんなダンスが存在するのかは不明ですが。
ケセケセ笑うドイツ騎士団と違って、
困ったように生真面目な顔を崩さない日本。

ド「なあ、なんでおまえ、わらわないんだ?」
日「だって…かみさまのまえで、そんなの、ぶれいです」

むっとするドイツ騎士団。

ド「おれさまは、かみさまじゃねえよ」

だから、笑え。むに、とほっぺたを引っ張られるも、
抵抗もせずに困った顔をする日本に、ドイツ騎士団は不満です。
俺は、別に、こんな関係とかじゃなくってだな、その、な。

ド「かみさまじゃなっくて、と、ともだちだったら、わらってくれんのか」



相変わらずのチビ好きで申し訳ない。
お互い、言葉が通じないってのも面白そうだな。
こうして纏めてみたら、書きたくなってきたぞ。

もうひとりの私

小ネタの更に続き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、一応本人は普にょ日のつもり。
ちょっと特殊設定なネタなので、お気を付け下さい。



両親を無くして華道家元である親戚の家に引き取られた桜さんは、
その才能も相俟って、流派内での妬みの対象にもなりました。
しかも、引き取ってくれた義理の親から性的虐待も受け、
学校でいじめもあって、そのショックから人格が分裂してしまいます。
菊さんは多重人格を判っているけれど、桜さんは判っていません。
短期大学を卒業して、出来るだけ遠い所に離れた方が良いと思い、
ドイツの生け花教室の講師の話を持ち出したのはローデリヒさん。
有名な華道一族の不祥事として週刊誌にもさらけ出されたし、
いっそ彼女を知る人の誰もいない場所で、
新しく始めた方が良さそうだと思ったのですよ。

ギ「(そっか、だから俺の傷を見て、あんな反応したんだ)」
ロ「菊は大丈夫なのですが…問題はもう一人にあります」

桜さんの中には三人の人格があります。
暴力的で自傷癖のある三人目にくれぐれも気を付けるようにと、
ローデさんはギルに忠告します。

町のカフェにて寛ぐ桜さん。お店の女の子との会話。

ベ「最近変なニュースが続いているから、気ぃ付けや」
桜「変な事件、ですか?」
ベ「桜さん見たいなか弱い女の子、うちごっつい心配やわ」

精神科医はローデさんじゃなくて、オランダ兄さんでも良かったかな。
そして、ギルと桜さんが一緒にいる所を、ばったりイヴァンさんに見られます。

イ「なあんだ、やっぱり君達、仲良しだったんだね」
イ「僕も、君とお友達になりたいな」

言いながら、ロシア風挨拶をしようと身体を寄せられた所で、
悲鳴を上げて異常な拒絶反応を見せる桜さん。
彼女は過去のトラウマから、身体の大きな男性に触れられる事に、
強い恐怖心があります。普通に接する分には大丈夫だけどね。

ギ「おい、さくらっ、だいじょうぶか」
桜「すいません…取り乱してしまって」
ギ「…さくら?(あれ。なんか、雰囲気が違う?)」
桜「どうかしましたか?ギル君」

そして、事件が起こるのです…。



との流れを考えてみました。
これなら丁度、去年発行したオフ本と同じくらいの長さになるかな、
だったらいっそ、オフの二冊目にチャレンジしてみようか!と思いましたが、
しかしここで、超致命的な問題に気が付きました。

まず、この手のネタにありがちな幼児期の虐待について、
知識を付けようとネットで資料を読む時点で既にダウン。
資料を読むのが辛いです…マジ駄目。心臓苦しくなります。

そして、ラブ的要素が、あまりにも薄過ぎるんだよー。
ハリウッドのサスペンス映画の方が、まだ恋愛要素高いぞ。
わざわざお金を払って購入して貰うんだから、
オフ発行の話はせめて糖度のある話を目指しているんですよね。
尚、唯一のヘタオフ本「きらきら…」は、自分普日史上、
最も糖度があるお話です。多分。レベル低いですが。
それでも、アレを超える日が果たしてくるのか、自信がありません…。

何番目のわたし

昨日の小ネタの続き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、一応本人は普にょ日のつもり。
ちょっと特殊設定なネタなので、お気を付け下さい。



菊に会った事を話すと、桜はびっくりします。
菊の話では、「この近く」に住んでいるとの事。

ある夜、家でお酒に酔ったイヴァンの暴力を受けるギルベルト。
そんな中、ぴんぽんと呼び出しのベルが鳴ります。
邪魔をされて不機嫌なままに扉を開けると、青い顔をした桜さん。

イ「何、こんな時間に何か用?」
桜「あ、あの…っ、ギルベルト君に、その、約束していた荷物が届きまして」
イ「こんな夜中に?日本人って礼儀正しいって聞いたけど、君は違うんだね」
桜「(震えながら)あ、明日じゃ駄目なので…、ギルベルト君は?」

後ろから顔を出すギルベルトの様子に、息を飲む桜さん。
慌ててギルベルトの手を取って。

桜「ギルベルト君、早くっ、早く行きましょうっ」
ギ「さくら…」
桜「遅くにすいませんでした、ギルベルト君をお預かりしますね」
イ「…それ、ちゃんと返してね」

そのまま傷だらけのギルベルトを連れ帰る桜さん。
虐待を受けているのを町の人は薄々気付いているのですが、
有力者であるイヴァンを恐れて見て見ぬ振りをしています。
泣きながらギルベルトの手当てをすると、そのまま客間に寝かせます。
暫くうたた寝た後、チャイムの音が。どうやら、イヴァンが来た模様。
布団にくるまってじっとしていると、誰かが対応する声。
イヴァンが帰ったのを見計らい、顔を覗かせると。

菊「ああ、起こしてしまいましたね」

いつの間にか、桜が菊を呼んだよう。
イヴァンさんへの対応は、毅然とした彼がしてくれました。

菊「大丈夫ですよ、今日はここでゆっくりおやすみなさい」
ギ「さくらは?」
菊「気を張り過ぎたんでしょうね、疲れて眠っちゃいました」

小さい頃から怖がりで、気が小さくて、臆病な桜さんにとって、
イヴァンさんの所からギルを連れ出すのは、物凄く勇気のいる事でした。

菊「桜さんなりに、ギルベルト君を助けたくて、すごく頑張ったんですよ」
ギ「…ああ(握った手、すげえ震えてたもんな)」

ある日、菊の元へ訪れると、男性の客さんが来ていました。
そういや今日は、来客があるって言っていたな。
眼鏡をかけて、インテリぶって、なーんかスカした奴だなー。

桜「こちらは、ローデリヒさんです」

彼は日本に留学中、桜と知り合いました。
精神科のお医者さんで、ドイツ滞在の桜の所に定期的に足を運んでおります。
桜が席を外した時。

ギ「きゃくって、きくじゃなかったのか」
ロ「…貴方、菊に会ったのですか?」

途端、ローデリヒは難しい顔をします。何だ?俺様変な事言ったか?

ロ「本田家に、双子はおりません」
ギ「でも、きくもさくらも、そういっていたぜ」
ロ「落ち着いていたのですが…貴方に自分を重ねたのかも知れませんね」

貴方の虐待の様子を目にして、自分の過去を思い出し、
また情緒が不安定になっている可能性があります。

ロ「菊は、桜の中の、もう一人の人格なのです」



長くなったので、更に続く。
一時流行った多重人格ネタです。相変わらず流行に乗り遅れています。
寧ろ、オリジナルで書いた方が良さそうな気がしてきました。

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