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有田焼の代表窯

夏の18きっぷ旅行メモ

お店が並ぶ通りを抜けて、そのまま有田駅までてくてく歩きました。
地図を見ながら、ほぼ一直線に歩いて行くと、漸く駅に到着。
ここで、案内所にて電動アシスト付きの自転車をレンタルし、
少し離れた場所にある窯へと向かいました。
久しぶりに自転車に乗ると、なんか楽しいです。ただ、日焼けがねー。

最初に向かったのは、その名も高き老舗中の老舗、柿右衛門窯。
流石にどれも素晴らしいのですが、磁器というよりもう芸術品。主に値段が。
ショップの横には小さな展示室も併設しておりまして、
マイセンと柿右衛門の共同制作の作品も展示されてました。すごいな。
その長い歴史を考えると、今もこんな交流がある事に感動してしまいます。

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隣には制作工房があります。しんと静かでしたね。
木造校舎みたいな建物の中、職人さん達が作業に勤しんでおられました。
この窯で、この工房で、世界の柿右衛門が作られる訳なんだな。
ドイツ旅行でマイセンに行って、マイセン展を見て、そしてここに到着。
我ながら、結構感慨深いものがありました。
ちなみに、入り口には柿の木が植えられております。冗談に非ず。

イチオシ郷土料理

夏の18きっぷ旅行メモ

歩き疲れてきたので、休憩兼昼食に。「お食事処 本陣」です。
綺麗な店内で、隣には磁器のショップも併設しております。
日替わりランチもありましたが、本日のメニューはカツだと聞いて、
お腹に重そうだったし、暑くて少々バテ気味だったので、さっぱりとお蕎麦に。
勿論食器は有田焼。流石と言おうか、有田のお店は食器使いが面白い。
お蕎麦はコシのある歯ごたえがあり、心配した汁の味も大丈夫。
そして、有田名物「ごどうふ」も一緒に食べてみました。
もちもちぷるんとしてて、掛かってあるごま醤油がすごく美味しかったー。
スイーツみたいな食感で、個人的にはかなり気に入ってしまいました。

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大きな門のあるこちら、その名の通り、大名行列の本陣があった場所だそうです。

モダニズム建築

夏の18きっぷ旅行メモ

上有田から有田へと通じる一角、古い建物が並ぶ保存地区になってまして、
ここに有田焼のショップが沢山連なっております。
ええもう、鼻の穴膨らませて見て回りましたよ。すごい、すごいよ!



裏の通りを歩いていると、別の時代にいるような気分が味わえます。

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深川製磁本社。直ぐ傍に販売店がありますが、そちらの建物も必見。

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店先の電燈の笠も、勿論磁器。すっごいレトロ可愛い。

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面白かったのが、ショップの店先のショウウィンドウ。
ディスプレイ甲子園と称し、地元の高校生が各チームを組んで、
それぞれの店頭のディスプレイを飾り付けしておりました。
凄いな。高校生でこんなのするのって、凄く楽しそうですよね。

読みはスエヤマ

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歴史民族資料館を見学後、有田焼のお店が並ぶ通りへ。
裏道に入るとドンバイ塀という、昔ながらの土塀が並ぶ通りがあります。
何となくですが、沖縄那覇市にあるやちむん通りを思い出しました。
そういや、あそこも窯の通りでしたっけ。

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そして、有田焼陶祖「李参平」をおまつりする、陶山神社へ。
鳥居も狛犬も本堂の欄干もお守りも陶器製。やっぱり有田焼きなのかな。
境内も小さくて、ひっそりぽつんとしておりますが、
鳥居の前に踏切があったりと、何かとユニークな神社です。
こういった日本の神社のキテレツ具合は凄く好き。愛おしくなります。

磁器始まりの地

夏の18きっぷ旅行メモ

地図を見ながら、まずは歴史民族資料館へ。
駅から離れた場所にありますが、途中で泉山磁石場があります。
ここは、朝鮮からやって来た磁器職人が、日本で最初に磁石を発見した場所、
正に日本磁器発祥の地、聖地でもあります。ふおおお。

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携帯写真を取り忘れたので、デジカメ写真で。
すっごい広い。400年掛けて一つの山が削り取られた、その痕跡。
現在、ここで磁石は採掘していないそうです。
入り口には、先人陶工の碑なども建てられています。

有田焼の本拠地

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三日目(佐賀・有田へ)

朝、ホテルのフロントに連泊の延長をお願いすると、
残念ながら全て埋まってしまっているとの返答。土日に重なってたからな。
但し、風呂トイレのついていない部屋なら空いているようなので、
そちらでお願いしました。大浴場付きホテルなので、全然オッケー。

コンビニで買った野菜ジュースを飲みながら、電車で有田へ。
有田駅の観光案内にて地図を貰い、係員さんにいろいろ伺いながら、
先ずは電車を乗り継いで、隣駅の上有田へと向かう事にしました。

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上有田駅は無人駅。改札も実にアナログ。
乗車切符は、降りる際に運転手さんに渡します。
何だか電車というよりも、バスに乗っているノリだな。

ありがちですな

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七時半頃、伊万里駅到着。
その足で駅の二階にある観光案内へ行くも、既に閉まってました。
あちゃー……とドアの前で立ち尽くしていると、
階段ですれ違った男の人が慌ててやって来て、
窓口の鍵を開けて中へ入れてくれました。
どうやら、これから丁度帰るところだった係員さんの模様。
申し訳無いけど、ぎりぎりタイミング良かったな。
お礼を言って、どっさりと観光パンフレットを頂いて、ホテルに向かいました。

ランチが遅くて軽食も腹もちが良かったので、外に食べに出るのも面倒になり、
スナック菓子をつまみつつパンフレットを眺めながら明日以降の予定を検討。
そこで、なんと重大なミスが発覚!
どうやら自分の脳内で、一日ずれで日程を組んでいた事に気付きました。
慌てて携帯で予約していたホテルを全てキャンセル。
また一から、ホテルを探す羽目になってしまいました。あちゃー……。

ゲリラ豪雨多いな

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さて。簡単ながらも福岡門司港観光を済ませ、三時頃に駅を出発。
電車に乗って、いざ伊万里へ向かいました。

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途中、佐賀駅で20分程の待ち時間が合ったので、
待合室にて軽食代りにコンビニで買ったでっかいクッキーを食べて腹ごしらえ。
どうも人が多いと思いきや、夕立の雷の影響で一部ダイヤの乱れが合った模様。
ひやりとしましたが、こちらの進行方向には問題ありませんでした。セフセフ。

乗り換える度、電車の車両数が徐々に減って、最終的には一両編成。
そうして、陽がとっぷり暮れた頃、漸く終着駅、伊万里に到着しました。

豚も美味しそう

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ちょっと遅めの昼食は、門司港駅構内にある「紗舞館 門司港駅店」にて。
店内も見事に大正レトロな内装で、非常に心ときめきました。
店員さんにお勧めを伺って、和牛肉のしゃぶしゃぶセットを注文。
カウンターに座りましたが、お鍋が埋め込まれています。

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夏に食べるしゃぶしゃぶも、なかなかよろしいですな。
ポン酢たれにつけて食べますが、和牛が柔らかくてすっごく美味しい。
ランチメニューもありますが、こちらはアメリカ産牛だそうです。
元より一人一鍋設置するお店なので、一人鍋に抵抗ある方でも問題無いかと。

しゃぶしゃぶ専門店ではありますが、甘味もなかなか美味しそうでした。
電車の時間待ちにも利用できそうなお店です。

一部工事中でした

夏の18きっぷ旅行メモ

門司港にて、何がツボったかと言えば、何と言っても門司港駅。

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駅員さんも昔の制服を着ています。海軍さんっぽくて、素敵過ぎる。

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レトロな看板の文字も美しい。多分、緑の窓口。

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大正三年に建てられ、国の重要文化財にも指定された建築物で、
門司港レトロを象徴するような建物は、何処を見ても興味深かったです。

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