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一応芦屋生まれ

カフェメモ、「アンリ・シャルパンティエ」芦屋本店です。
鍋に炎が上がる調理方でお馴染みのクレープシュゼットを考案したという、
有名なフランスの料理人がその名が由来のお店ですが、
……でも、その方が立ち上げたお店って訳でも無いんですよね?
個人的には、何故かクレープより、焼き菓子のお店な印象があります。

阪神芦屋駅から直ぐ近くにあるややこじんまりしたお店で、
喫茶室もそんなに広くはありません。6、7席ぐらいだったかな?
折角なので、ここはやっぱりクレープでしょう。
季節限定のアップルとキャラメルアイスのクレープを頂きました。

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非常に「整った」ルックスだなってのが、ひと目見た時の感想。
くるりとロールされたクレープはクリームがサンドされていて、
濃厚なキャラメルのアイスとさっぱりした林檎スライス、
そしてスパイスの効いた林檎の甘煮が、如何にも秋らしいです。
試食でハーフカットのフィナンシェも頂きました。フィナンシェすきすき。

ところで余談ではありますが、銀座、芦屋、どっちが「本店」なのでしょう?
最近は複数の店舗に「本店」とつけるメーカーさんがありますが、結構不思議。

かぼちゃだらけ

お盆に行かなかったので、遅まきながらお墓参りに行ってきました。
やたらお天気が良くて、しかもお寺に季節外れの金木犀が咲いていたので、
なんだか時期を錯覚しそうになりました。いやいや、もう十月も末だし。

下町にあるお寺さんでして、町並みも微妙に昭和の香りが漂っております。
でも、最近は土地整備で、この辺りも随分変わってきたよな。
綺麗で便利にはなったけど、ちょっと寂しいようなそうでないような。

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お墓参りの後はお買いものに行きました。あちこちがハロウィン。

お米欲しかった

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行写真

結局、今回の旅行では、青森を少しだけ観光するにとどまりました。
折角東北をぐるっと電車で通ったのに、非常にもったいなかったな。
とは言え、日数的にどうしてもこれ以上の滞在が無理だったんですよね。



トンネルの中に駅があるの? と思いきや、これ雪よけみたいですね。

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弘前の駅。一度、青森のねぶた祭りには行ってみたいんだよな。

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田んぼアートの駅。田んぼアートのお米で作った日本酒が売ってました。

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東北はまたリベンジしたいな。ストーブ列車にも乗ってみたいよう。

お得なチケット

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行こぼれ話

今までは基本JRのみで移動していたので問題なかったのですが、
今回は青い森鉄道&弘南鉄道しか行けない場所が目的地だったので、
青春18きっぷを何処まで使うかに結構悩みました。

で、以下は自分用メモ。
今後電車で東北方面に行くなら、便利そうなフリーパスリストです。



・あおもりホリデーパス(1日・2400円)
青い森鉄道とJRの各指定区間にて利用可。
ホリデーとありますが、土日以外の特定日も使えます。
最初、三日目の三沢出発の日にこれを使おうかと思ったのですが、
宿泊場所の秋田~山形までの移動があったので却下。

・東北ローカル線パス(連続する3日間・6000円)
東北六県のJR、私鉄が乗り放題。
利用期間が決まっており、今回の日程には当て嵌まりませんでした。
かなり範囲が広くて、私鉄も使えるので、
東北地方をあちこち回りたい時は便利でしょうね。

・北海道&東日本パス(連続する7日間・10000円)
JR北海道と東日本、その他一部の私鉄が乗り放題。
こちらも利用期間が決まっておりまして、それには当て嵌まったのですが、
流石に7日間も利用する予定が無かったので却下。
ただこれ、すっごくお得だし、北海道まで行くなら絶対便利だと思う。



こうして見ると、お得なフリーきっぷって沢山あるんですね。
こんなのを調べていると、また何処か旅行に行きたくなってきます。
一時は海外&ダイビングな旅行にばっかり意識が向いておりましたが、
ここ数年、18きっぷに嵌ってあちこち巡っていて、
国内のお気楽のんびり旅行の良さを再発見しております。
本当に日本って、あちこちに見所があって、名産品があって、
イベントがあって、名物や美味しいものがあって、楽しめる国なんだよな。

家で食べるのだ

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

タイトな移動なこの日、時間に余裕がある乗り換えが一度だけありました。
確か福島県の郡山駅だったかな? ちょっと失念してしまいました。
かなり早めだけどその間にお昼ご飯にしようかと一旦改札を出まして、
お土産屋さんの横を通りながら、そっかここ喜多方ラーメンがあるんだ、
有名だよね、フードコートにラーメン屋あるみたい、よしそこに行こう。
そう意気込んで、ラーメン気分いっぱいに挑んだのですが、
時間が早過ぎて、未だ飲食店の殆どが開店前だったんですよね……。
結局、近くのスタバでサンドウィッチ食べました。しょんぼり。

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とりあえず、盛り上がったラーメン気分は、お土産屋やさんで発散しました。

秘境の駅みやげ

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行小ネタ

山形駅のホテルに宿泊して、翌日、四日目。
この日も移動のみ、乗り換えがタイトなスケジュールな予定です。
山の合間を電車で乗っていると、なかなか面白い駅に遭遇しました。
停車中、思わずあれっ? て気が付いて、慌てて写真を取りましたが、
停車した僅かな時間、駅構内でお餅の立ち売りをしていたのですよ。

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珍しいなあと後でネットで調べたら、峠駅名物「峠の力餅」だった模様。
明治の頃からの老舗で、昔皇太子当時の大正天皇も自ら購入されたという、
なかなか有名な、由緒正しき名物みたいですね。
その時は知る由もなく、写真を撮るのに慌てて見送ってしまいましたが、
これ買っておけばよかったよー、馬鹿だなあ、しくったなあ。

がらんとしてる

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

人が少なくなって、学生が増えて、社会人が増えて、また少なくなって。
そんな時間帯を延々と電車に乗り続け、青森~秋田~山形へ移動します。
途中、「土砂崩れの影響で遅れた新幹線の、時間待ちををします」
との車内アナウンスにはかなりひやりとしました。
だってこの後、最終列車に乗り変えて、宿泊予定駅に行くんだもん。
乗務員さんに聞くと、時間調節で最終には間に合うだろうとのこと。
そのお言葉通り、最後の乗り換え列車にはちゃんと間に合い、
予定通りホテルを予約した山形駅に到着できました。
十五分ぐらいは時間待ちしてたけど、調整できるもんなんだな。
てか、土砂崩れって……本当に東北は大雨だったんですね。

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ちなみに、夜の自分以外誰もいない電車ってのはなかなかホラーチックですな。
隣の車両には乗客がいらっしゃいましたけど、一両貸し切り状態でしたぞ。
お陰様で、思う存分座席の上で胡坐をかいておりました。<むくみ対策

偏っちゃったよ

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

田んぼアート駅から電車でまた弘前に戻り、
コーヒーショップで休憩して、再び電車に乗りました。
この日はこれから後は、ずっと電車移動。時間待ちも殆ど無しになります。
なので夕飯は弘前駅で買った駅弁を、車内で食べました。

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津軽郷土料理遺産(とパッケージに書かれてた)な駅弁、ばっちゃ御膳です。
おかずに野菜が多いと、満足感があって、ちょっとほっとしますね。

お米が欲しいな

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行写真

田んぼアート、駅近くのこちらはウルトラマンでしたが、
もう一つの会場では花魁さんが描かれていたそうです。



細部が凝っているのに、あまりにも大きくて写真枠に入りきらない。

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バルタン星人の足元。四種類? の稲が植えられております。

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小さな新しい臨時駅。周りを囲む田んぼの緑の鮮やかさが素晴らしかった。

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展望台には、過去の作品の写真も展示されておりました。
年々イラストが複雑化しているのが良く判ります、すごいなあ。

写りきらないよ

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

青森でお土産を少しだけ買って、直ぐにまた電車に乗りました。
今度はJR線で弘前へ、そして弘前からは弘南鉄道に乗り換え。
そして漸く到着したのは、冬は停車しない臨時駅、田んぼアート駅です。
青森のもう一つの目的は、噂の田んぼアートなのでした。

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田んぼアートは二か所ありまして、駅から直ぐそこにあるのがまず一つ。
もう一つはここから離れた場所にあって、シャトルバスが運行しておりました。
でもそのシャトルバス、電車とのかみ合わせが激しくよろしく無くて、
往復時間を考えるととても予定に間に合いそうになかったので、
泣く泣く諦める事になりました。折角ここまで来たのに残念です。めそ。

何か全体的に、観光としての運営が手探り状態? な印象を受けました。
折角面白い町おこしの企画なので、今後に期待します。勿体無いよう。

やっぱ青森だし

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

青い森鉄道の電車に揺られ、到着したのは青森駅。
駅を出て向かったのは、青森ベイエリアにある物産会館です。
とりあえず、朝のドタバタで食べ逃していた朝御飯を。

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館内にあるパイのお店にて人気ナンバーワンのアップルパイと、
向かい側にあったお店で紙コップの林檎ジュースを買って、
その間にあったベンチに座って食べました。
パイ生地がサクサクで美味しいのだ。

カルピスシュー

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行写真

どんな鳥だって
想像力より高く飛ぶことは
できないだろう
(確か、ロンググットバイ、でしたっけ? ちょっと失念)



「しじみラーメン」と「テラシュー」も食べたかったんだよな。

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町中の到る所に、氏のゆかりの場所が点在しております。

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建物の壁面には、交流の合った方々のメッセージ陶板が貼られております。

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今回は寺山修司記念館のみが目当てだった青森の三沢訪問でしたが、
航空科学館や恐山にも、是非とも足を運んでみたかったなあ。

うっかりしてた

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

三日目、伺っていたスタッフさんの出発時間に合わせて起床。

「温泉でリラックスできたし、記念館もすっごく楽しかった」
「もっと見たかったし、こちらにはまた絶対来たいです」

そんな会話を交わしつつ、フロントさんに鍵を返し、
保養所のスタッフさんの車に乗せて貰いました。
安全運転で、駅まで車で二十分ぐらいかかったかな?
駅に到着をして、お礼を告げて別れたのですが、
さてホームで切符を買おうと鞄を開いた所で、血の気が引きました。

……あれ、財布がない。

そう言えば昨夜、離れた場所にある温泉に入りに行った時、
普段は滅多に使わない室内金庫に財布を入れたよね。

そ れ だ !!

慌てて携帯で保養所に連絡をしまして、フロントさんに事情を説明。
「すいません、部屋の金庫を確認して貰えますか?」と告げると、
解りましたと一旦電話を切り、そのまま暫しそこで連絡待ち。
折角早めの時間に駅に送って貰ったのに、これじゃ意味ないし。
この電車を乗り過ごすと、一時間後にしか次が来ないし。
動揺する気持ちを落ち着かせようと飲み物を買うにも、そのお金がないし。
あー、こりゃ、予定が大幅に遅れるなあ。
自分が悪いとは言え凹むわーと、苦笑する駅員さんと話をしつつ、
てか、連絡が遅いよね? と思っていたら、
予定の電車が来る直前、ホームの窓口に走ってやって来たのは、
ずっと連絡電話を待っていた保養所のフロントさんご本人。

なんと、部屋の金庫の財布を、急いで此処まで持って来て下さいました。

「うわあああ、ありがとうございますーっ」
「だって、折角ここの旅行を楽しんで下さっていたし」
「すいませんすいません、なんか泣きそう」
「良いからっ、電車っ、もう行って下さいっ」

駅の改札でそんな会話を交わし、慌てて到着した電車に飛び乗りました。
ホント、ギリギリ。電車到着まで五分も無かったよ。
ものすごい急いで、わざわざここまで持って来てくれたんだ。
旅先での親切って、身に沁みますね。本当に本当に助かりました。
そして、ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。

東北の秋色の空

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

この日の宿泊先は、寺山記念館のあった市民の森内にある保養所です。
バス、トイレはついていない部屋ですが、宿泊費はかなりお安く、
部屋から少し離れた場所にある温泉浴場が無料で利用出来ます。
広いお風呂大好き。折角なので、一応お財布だけは部屋の金庫に入れて、
ゆっくりのんびりと温泉で体をほぐしました。
<ちなみにここ、後で出ます

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翌日も、朝から電車に乗って移動をする予定。
でも無料送迎バスの朝一番の時刻では電車に間に合わないので、
フロントの方に、乗りたい電車の時間を告げて、
それに間に合うようにタクシーを呼んで下さいとお願いをしました。
その後、部屋にフロントから電話がかかって来て、
少し早い時間になるけれど、スタッフが車で帰宅するので、
良かったらそれに乗って駅まで行きませんかとのお申し出が。

「え、良いんですか?」
「良いんです」

ありがとうございます! と、有り難く御好意に甘える事にしました。
駅までバスででも結構時間が掛かっていたので、
タクシー代どれぐらいかなあと心配していただけにすごく助かりました。
<ちなみにここも、後で出ます

海に浮かぶ芸術

旅行から帰って参りました。すごく、すっごく楽しかったー。
天気予報では台風の直撃との懸念があったのですが、
結局傘を差したのは二回だけ、ほんの三分程、後は日傘に転用という、
またしても微妙な感じにぎりぎりセーフ? なお天気運を発揮致しました。

行って来たのは、只今開催中の瀬戸内国際芸術祭。
瀬戸内海に点在する島を、幾つか巡って参りました。

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三年前の開催から、更にグレードアップしたこのイベント。
最初に知った時は「また思い切った企画だなあ」と驚きましたが、
これだけ規模が大きくなったって事は、成功しているんでしょうね。
確かに本当に面白くて、強くお勧め致します。
前回に続いて、良い刺激を沢山受けてきました。

空港に隣接した

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

寺山修司記念館は、市民の森公園という広い自然公園内にあります。
スポーツ施設やキャンプ場もありまして、館を出て、てくてく歩いていたら、
小田内沼の脇でキャンプをしている人もいらっしゃいました。
夕暮れ空を見ながら歩いて30分くらい? で、市民の森の保養所に到着。
夕食は、そこの食堂「おおせっか」にて、パイカの蒲焼丼を食べました。

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パイカとは豚の軟骨で、三沢の御当地グルメだそうです。
同じく土地の名産らしいごぼうも入っておりまして、
どちらもとっても美味しくて、むしゃむしゃ食べちゃいました。

般若心経ロック

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

ぼくは不完全な死体として生まれ
何十年かかゝって完全な死体となるのである
(「懐かしのわが家」の一節、この詩が氏の遺作だそうです)



念願の寺山修司記念館に行ったのは良かったのですが、
今回の最大の失敗は「朝、のんびりホテルを出た」ことに尽きます。
いや、どうせこの日は博物館以外には行けそうもないし、
そんなに閲覧に時間が掛かる規模でも無いよねーと思ったんだよ。
でも、迂闊だった。マジ、その可能性を失念してました。
そうだよ、記念館と言う事は、氏の作品が置いてあるんだよ。

ええ、入り口で申請すれば、一部作品のDVDを見る事が可能なんですよ。

貴重な舞台映像や、テレビの放送された特集番組など、
入門者からディープなファンまで堪能できるラインナップを見た瞬間、
それを知っていたら弁当持参の朝一で入館していたのに! と心の中で絶叫。
散々悩んだ挙句、蜷川版を見て感動し、予てより是非見たいと思っていた、
寺山修司演出&若松武主演の「身毒丸」をチョイスしました。
思えば、最初に触れた寺山作品がこれなんですよね。マイ寺山原点。

寺山版と蜷川版、大きく違うのはやっぱり音楽でしょうか。
舞台の煽りにもあった「見世物オペラ」の名の通り、
J・A・シーザー氏の歌が実に贅沢に全面に使用されております。
最も、蜷川版も、曲調が変わるだけで歌詞の変化は殆どありません。
よりアングラなのがオリジナル、やや窓口を広くした大衆向けが蜷川版。
細かい違いは多々ありますが、一番気になったのは蜷川版の方が、
撫子と身毒丸が早い時期から互いを異性として見ている所でしょうか。
蜷川版は身毒丸が撫子に一目ぼれした瞬間に継母となり、
その悲劇が二人の関係を歪ませた……てな流れでしたが、
寺山版は、基本は継子と継母の禁断の関係で話が進んでおりましたね。
あと、母の呼称が蜷川版は「母さん」なのですが、
寺山版では「おっかさん」なんですね。なんか寺山氏らしいな。

しっかしシーザー氏も只者じゃないな、上演した年代を考慮しても、
音楽に全く古さを感じないんですよね、ラップ調まであったりするぞ。
特に最初の「慈悲心鳥」かな? は凄い迫力&カッコ良くて鳥肌が立ちます。
「藁人形の呪い」は、舞台の見せ方的な意味で、蜷川版の方が好みかな。
氏はアニメ「少女革命ウテナ」の音楽をされていたそうですね。
アニメは観た事ありませんが、また思いきったプロデュースをしたな。

頭上には戦闘機

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

涙は人間の作ることができる一番小さな海です。
(寺山修司戯曲「人魚姫」らしいけど、「大山デブコの犯罪」のPVから引用)



寺山記念館には、氏の遺品や、作品のポスター等と共に、
生前関わりの深かった方々のインタビュー等も聞く事が出来ます。
面白いのがこちらの展示方法。展示室には11の机が並べられており、
卓上に置かれている懐中電灯で引き出しの中を照らし、
そこに収められた展示物見るという、変わった仕組みになっております。
なんというか、もうそこらへんからして、実に寺山ワールドですな。

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そして、記念館の裏には、短歌の記された道標が続いており、
それに沿って森の中を抜けると、文学碑に突き当たります。
こちらに刻まれた短歌は、谷川俊太郎氏が選んだものだそうです。
小田内沼を見下ろす素晴らしいビューポイントとなっておりますので、
訪れた方はこちらもお忘れなきよう、是非足をお運びくださいませ。

武器は双剣中心

モンハン、頑張って進んでおります。まだ、村5クエストなんですけどね。
世間が4で盛り上がっている最中に3gプレイとは、周回遅れも甚だしいな。

てか、奇面族のちびっ子が増えた!<漸くかよ

ちっさい子供がちょこまか動くのを見て、いらん妄想ばっかりしています。
以下ヘタリア、ジャンル違い要注意。
ハンター菊さんと、奇面族のギル&ユールです。



迷子の奇面族、二人目を発見した、菊さんとギル。

ギ「あーっ、てめえーっ」
ユ「なんで、てめえがいるんだよーっ」

実は幼馴染のギルとユールさん。二人は同じ、奇面族の子供です。
村の掟で一緒に旅に出たのは良いけれど、道中で喧嘩別れしたのです。

ギ「こいつ、おれさまのじゃまばっかしゃがるんだよっ」
ユ「てめえが、おれさまのあしをひっぱったんだろっ」
ギ「いこうぜ、きく。こんなやつ、ほっとけよ(菊さんの右手を引いて)」
ユ「ざけんな。きくはおれさまといくんだよ(菊さんの左手を引っ張り)」
ギ「これいじょう、おれさまのじゃますんじゃねえっ(ぐいぐい)」
ユ「それはこっちのせりふだっ、あしでまといなんだよっ(ぐいぐい)」
ギ「おい、きくっ。はっきりいってやれっ」
ユ「おれさまとこいつ、どっちといくんだよっ」

菊「……じ、じゃんけんで決めましょうか」

画面上で、ぴこぴこ首を振るギルと、ぷりぷりお尻を振るユールさん。
二人が並んだ後ろ姿は、さぞや菊さんのハートを癒すだろうなあ。

ギ「ほらみろよ、こんなにたくさんアイテムをあつめたぜっ」
ユ「じゃまなモンスターたちは、ぜんぶけちらしてやったぞっ」

菊「二人とも、本当にありがとうございます」

まさに、孫に囲まれて喜ぶ爺の図。実際喜んでいるのは私なのですが。
てか、なかなか進みません。だからゲーム、下手っぴなんですって。

とびらがわらう

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

その晩遅くなってから我が家に火事があり、近所の家まで焼けてしまった。
警察では漏電だと言ったが嘘だった。
ほんとはおれが机の引き出しにかくしておいた一匹の蛍が原因だったのだ。
(寺山修司記念館パンフレットより引用、「田園に死す」の台詞だっけ)

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折角なので、御存知の方には今更過ぎる、寺山修司氏のご紹介を。
寺山修司氏とは……まあぶっちゃけて言ってしまえば、
マザコンと田舎者コンプレックスを拗らせちゃったナル入った人が、
多分野に渡ってカルトでカオスでアングラなマイワールドを繰り広げ、
自分自身も演出しつつ、うっかり羽目を外しつつ、闘病の末に夭折した、
「職業は寺山修司です」と自称する、時代が生んだ多才な寵児です。
多分、間違っていないと思う。うん。

人に寄っては不気味&特殊過ぎて全く理解できないでしょうが、
嵌る人には人生観が変わる程に強烈な作品を多数残されております。
自分としては……うーん、作品によりけりですな。
「田園に死す(映画)」のオープニングには衝撃を受けましたが、
「書を捨てよ町へ出よう(映画)」は生理的に全く受け付けませんでした。
興味のある方は、氏の妖しい世界観が詰め込まれた「草迷宮(映画)」や、
ややマイルドな蜷川版の「身毒丸(舞台)」から入るのがお勧めかと。

自分の中では映像&舞台の演出家のイメージが最も強く、
実は著作は選集本一冊しか読んでおりません。
どうも氏は、確信犯的に自分を演出する節が見受けられて、
特にエッセイに関しては、何処までが本当で何処までが虚構か、
変に穿った読み方をしてしまうんだよなあ。嫌な読者です。

季節の変わり目

どこからともなく金木犀の香り漂う季節になって来ました。
ほんの二週間ぐらい前まではまだまだ夏が続いているみたいで、
こんなんじゃ学生は制服の衣替えって大変だよな……と思っておりましたが、
超余計な心配ですよね、本当に季節って上手く出来ているもんだよな。
とはいえ、朝晩はひやりとするものの、日中はまだ暑かったりもしますね。
町中を歩いていると、日傘さしている人もいるもんな。
それでも、既にブーツを履いている人もいるから不思議なもんだ。

サンダル、もういい加減に仕舞っておかなくっちゃな。
うだうだと後回しにしていたけど、夏物の服も整理して、秋冬ものを出そう。
気分を一新するのだ。

前衛世界の教祖

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

ご飯を食べた後は、駅から出発する無料バスに乗りました。
女の子一人と、三人の家族連れとで、乗り込んだのは三組のみ。
(てか、正直、三組もいた事に驚きました)
バスは、空港や科学館等にも停車しつつ、大体30分弱かかったかな?
そうして漸く到着いたしましたよ、「寺山修司記念館」に。

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建物からしてザ・テラヤマワールド。入り口からしてなんか違う。
上空から見ると、氏が作品に多用していた柱時計の形をしているそうです。

ふりむくな、ふりむくな、後ろには夢がない
(この名言は有名、寺山修司著の競馬評論か詩の一節だっけ? より引用)

スペシャル料理

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

午前中の殆どを使って、漸く青森県三沢駅に到着しました。やたー。
実はここが、今回の旅行の最大の目的の一つでもある場所。
知る人ぞ知る、「奇才・寺山修司生誕の地」なので御座います。

まずは昼食。駅前にある「きらく亭」にて天井桟敷ラーメンをいただきました。
前にもブログに書きましたが、今年は氏の没30年記念の年。
市内では只今特別企画として、複数の飲食店で「寺山食堂」と銘打ち、
生前の彼にまつわるメニューを提供中。これもその一つなのだ。

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このラーメン、使っているのは中華麺ではなく、なんと細パスタ。
寺山氏主宰の演劇実験室「天井桟敷」が欧州に遠征中、
劇団員がどうしてもラーメンが食べたくなり(その気持ち、判るなあ)、
中華麺が無かったのでパスタで代用したら意外に良かった……との逸話から。
正直、恐々口にしましたが、これ、普通に美味しかったです(笑)。
パスタってのは判るのですが、あんまり違和感感じずに食べられました。

三沢には米軍基地もあるんですね、食堂では制服姿の米軍さんと、
大阪から来たばかりらしい気さくな自衛隊さんが、一緒にお食事してました。
制服、カッコ良かったです。マジカッコ良かったです。

銀河鉄道みたい

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

さて出発……なのですが、この日の移動はJRではなく私鉄「青い森鉄道」を利用。
なんと盛岡~青森までのルートは、新幹線はあれど、JR通常沿線はありません。

今回自分も初めて知りましたが、青春18きっぷには一部例外区域があります。
JR普通沿線のみ全国利用可能なこの切符、切符自体にも記載がありますが、
実はこの盛岡~青森までの区間は、条件付きでこの私鉄青い森鉄道が利用可。
但しその条件と言うのが、指定されている駅での乗降のみ、18きっぷOK。
もし指定以外の駅に降りるようなら、通常の私鉄料金が必要になります。

JR普通沿線のみの利用なら、ぐるっと秋田周りをしなくてはいけないので、
この処置は良心的ですね。てか、JRが通ってないってのもどうなんだ?
そして残念ながら、なんと今回の目的の駅は指定外……しょぼん。
なので、駅で普通料金の切符を購入して乗車しました。

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そして何気に気になったのが、この青い森鉄道盛岡駅のホーム。
1番ではなく、0番からホームが始まる駅って、初めて見たかも。