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頼りにされます

小ネタの続き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。



急遽友人に、映像の編集作業を、頼まれてしまった菊さん。
演劇サークルの販売用DVDとか、映画サークルの予告編とか、そんなの。
仕方ないと引き受けたのは良いけれど、機材が大学にしかないし、
もう日が無いし、家に帰れずそのまま大学に宿泊しております。

ユ「まーた、押し切られたんだろ。ほんっと馬鹿のつくお人好しだな」
菊「はあ」
ユ「仕方ねえな、何か手伝えることはあるか?」
菊「そうですね…あ、いや、やっぱり結構です」
ユ「コラ、言いかけてやめるな」
菊「いえ、流石に女性にお願いするのはちょっと…」
ユ「(むにーっと菊さんのほっぺを引っ張って)良いから言いやがれっ」
菊「その…買い物をして来て欲しいんですよ」
ユ「エロ本?」
菊「違います!下着ですっ」

二日ばかり帰ってなくて、着替えもろくにして無くて。
ユニ黒で良いので、パンツとTシャツ、何でも良いです。お任せします。

ユ「なんだ、そんな事か。つまんねーの」

ついでに、夕食の買い出しもお願いされ、快く引き受けるユール姐さん。
二日ぐらい着の身着のままでも別に死なねえだろうに、潔癖だよな。
そう言えば、あいついつも、割と小洒落た服着ているよな。
ちなみに菊さんの服は、桜姐さんの御見立てだったりします。

ユ「ほら、何でも良いんだろー(買ってきたものを手渡して)」
菊「すいません、恐れ入ります」
ユ「弟達がいるからな。別に抵抗ねーよ、これぐらい」
菊「女の人にこんなこと頼んでしまって、本当に申し訳無いです」
ユ「大袈裟だな…ほら、あとこれも買ってきた」
菊「おおお、これはコンビニ季節限定のスイーツじゃないですかっ」
ユ「お前このシリーズ好きだろ、デザートに食おうぜ」
菊「ありがとうございます、憶えててくれたんですね」

どないやねん!レベルに変な柄パンとか、謎の日本語Tシャツを買ってきそう。
それでも、胃に優しそうなものを選んだコンビニ弁当とか、
菊さんの好きな銘柄のペット緑茶とかを選ぶと思うんだ。
そんな優しさって、疲れた時にはじんわり効きます。

一緒にご飯を食べている最中に、印刷所から郵便が到着。
パンフレットとチラシが出来あがった模様。

ユ「二つ折りにして、チラシとアンケート用紙を挟めばいいんだな」
菊「本当にすいません。お願いします」

普通はこれ、人海戦術で行います。<チラシの挟み込み
一人でやると、ゲシュタルト崩壊おこしそうになります。マジで。

ユ「あとはこれをホチキスで止めれば良いのか?」
菊「はい、本当に助かります」

作業しながら、ちらりと菊さんを盗み見るユールヒェンさん。
こんな真剣な顔も珍しいな、いっつもへらへら笑ってるもんな、
女っぽい顔しているけど、こうして見るとやっぱ男の顔だな。
てか、自分のサークルでも無いし、突然押しつけられた癖に、
絶対手を抜く事はしねえよな…ま、だからこそ頼られたのか。
どうしようもねえ馬鹿だけど、でもこいつのそんな所は嫌いじゃねえかも。

菊「(時計を見て)バイルシュミットさん、もうそろそろ時間が…」
ユ「いーよ、もう。今日は俺様もここに泊まるから」
菊「駄目ですよ、嫁入り前の女の子が」
ユ「俺が帰って残りの作業、お前一人で今夜中に全部できるのか?」
菊「…無理です。すいません」
ユ「謝んな、お前が悪いんじゃねえだろ」



ちょっと思った以上に長くなったので、続く。
サークルメンバーは、皆で撮影合宿にいっているとか、そんな感じかな。
日本人男性の顔は、欧米から見ると女性っぽいみたいですね。
幕末の使節団も複数国でそう言われたようです。

憧れております

またまた小ネタの吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。



現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。
実はまだ続いていたんですよ、このシリーズ。
ちょっぴりセンチメンタルユール姐さんの巻。

食堂にやって来た所で、菊さん発見。
声を掛けようとしたけれど、菊さんは別の女の子とお話中。
日本人か?小さくって可愛い子だよな…と眺めていると。

フ「あー、あの子、台湾からの留学生だよ」
ユ「…ふうん」
フ「菊ちゃんと趣味が合うみたいでさ。仲良いんだよ」
ユ「あっそ」
フ「…焼いちゃう?」
ユ「殴るぞ、てめえ」

その昔、ユールさんは切ない失恋をした事がありました。
お相手は、勿論ハンガリーくん。
気の置けない間柄で、それなりに仲も良かったのですが、
彼はオーストリアさんが好きで、二人は相思相愛の恋人同士でした。
男でも女でも、私はどうも普を洪に失恋させたいらしい。
基本的に、きちんと失恋を知っている人は、
人の心の痛みをちゃんと理解できる人だと思っております。

男ってやつは、頼り無くて、守ってあげたいタイプが好きだよな。
あいつもそうだったもん、気位高い癖に、妙に抜けててほっとけなくて。
自分みたいに、一人が気楽で、可愛げ無い女は扱い難いだろうな。
自分だって可愛いものが好きだもんな。あんな子になりたかったな。
まあ無理だけどよ。けっ、一人楽し過ぎるぜー。

菊「バイルシュミットさんは、とても可愛らしい方ですよ」

勿論、菊さんは素で思っております。カッコ良いけど可愛い女性。

ユ「御世辞なんて言われても、嬉しかねーよ」
菊「御世辞なんかじゃないですよ」
ユ「…どうだか(ぷっぷくぷーとそっぽを向く)」
菊「(そんな所が可愛らしいんですけどね)」

椅子の上で膝を抱えて拗ねモードのユール姐さんを眺めながら。

菊「美味しいケーキ屋さんを教えて貰いましたけど、御一緒にいかがですか」
ユ「お前が食いたいだけだろ」
菊「そうですけど…師匠と御一緒出来たら、もっと美味しいかなって思って」
ユ「(嬉しいけど、急に態度を変えるのも気まずい)」
菊「男だけでケーキ屋って、結構恥ずかしいんですよねー」
ユ「…しょうがねえな。俺様が付き合ってやるよ」
菊「良かった。ありがとうございます」

とあるアンケートにて、男性が女性に胸キュンとなる瞬間って、
普段しっかりしている人の弱気な所を見た時…てのが上位にありました。
所謂、ギャップ萌えですな。何だ、オタクだけじゃないんだ。

これでこの二人、付き合ってないんだぜ。
菊さんは、自分に向けられる好意に対して、とことん鈍感です。
でも、ユールヒェン姐さんの事は、本当に素敵な女性だと思ってます。
憧れの人なのですね。



男性の敬語が好きだったりします。

おいしいどすえ

京都の駅とかお土産屋さんにて良く見かけるバームクーヘンです。
ずっと気になっていたので、買ってみました。
一番外側に抹茶チョコがコーティングされていて、それが美味。

ファイル 662-1.jpg

日本ではドイツのお菓子として代表的なバームクーヘンですが、
本場ドイツではそうでも無かったりするらしいって、本当?
ユールヒェン姉さんは、不思議そうに見ているだろうな。

以下ちょっぴり小ネタ。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。



ユ「これって、ドイツと何か関係あんのか?」
菊「いえ、多分無いですよ」
ユ「そう言えば、日本って、何かドイツのイベントが多くねえ?」
菊「今年は交流150周年記念らしいので、その関連行事でしょうね」
ユ「そっか、だからか」
菊「買いましょうか」
ユ「このバームクーヘンをか?」
菊「150周年には及びませんが、日独友好記念で一緒に食べましょうか」
ユ「おうっ」

相変わらず、何かにつけて腐った妄想ばっかりしております。

彼女の得意料理

小ネタの吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。
それにプラス、ギル桜ルートも交えた、カオス妄想。



日記を書くのが好きなギルさんは、ブログを作っております。
最近仲良くなった、日本人留学生の事もブログに書きます。
彼の常識的な部分を発揮して、彼女の本名は一切出しておりません。

彼女が家に来て、料理を作ってくれたぜ。
日本料理すげえうめえ。
肉じゃがマジサイコー。俺様栄誉賞を与えるぜ。
弟よりも、俺様の方がコロッケを三つも多く食ったぜ。
弟の皿から奪ってやったら殴られたけどな。
ビールちょっとしょっぺえ。

ユ「あの馬鹿、何やってんだ…」

家族思いのユールヒェンさんは、遠い日本の空の下から、
弟のブログもチェックしてますぞ。
ギルさんは彼女認定しておりますが、桜さんはお友達と思っております。

ギ「お前さ、何か趣味とかってあるのかよ」
桜「そうですね…読書とか、あとお料理が好きです」
ギ「へえ、じゃあ食わせろよ。美味いかどうか、俺様が味見してやる」
桜「はい(異文化交流ですね、わかります)」

材料を持って、バイルシュミット宅に訪問。

ル「すまない、兄貴が我儘を言って…」
桜「とんでもない。こちらこそギルベルト君にはいつもお世話になってます」
ル「俺も手伝おう、いや、手伝わせてくれ」
桜「(ムキムキのエプロン姿、テラモエス)」
ギ「おい、俺様を一人で放っておくんじゃねえよ。もっと構え」
ル「兄さん、邪魔をするなら台所から出て行ってくれ」
桜「(寂しがり屋の兄とツンデレの弟ですね、わかります)」

桜姐さんは腐女子です。
菊さんはゲームとか漫画は好きだけど、イベントに行く程ではないです。
別の所でオタクを発揮しています。カメラとか、プラモデルとか、
パソコンとか、インディーズとか、電車とか…何が良いかな。

ユ「なあ、お前、肉じゃがって知ってるか」
菊「はい。日本の家庭料理としては人気の定番料理ですよ」
ユ「へえ、美味いのか?」
菊「私は好きですね」
ユ「じゃあコロッケは?」
菊「食べてみますか?」

学校の近くの商店街に、コロッケ屋さんがありますよ。
よろしければ、帰りにでもそこに寄ってみますか?
京都だったら錦通りだろうな。有名な細長い京都の台所。



これホント、ちゃんと小噺として書けば良かったなー。
食べ物ネタの時みたいに、京都ネタを踏まえて書いたら面白いかも。
ユールさんの喋る日本語が微妙に京都訛りって、可愛いと思うんだ。
でも、今書いている長編を何とかしないと、書くにも書けないよー。

可愛くて悪いか

小ネタの吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。
何処まで続くんだ、このネタは。<気が済むまで



フランシスさんはユールヒェンさんの良き相談相手です。

フ「良かったじゃん。デートできて」
ユ「…でも、その後がまずかった」
フ「何かあったの?」
ユ「そのまま晩飯を食いに行ったんだけどよ」
フ「お、いいねいいねー」
ユ「飲み過ぎて、俺様、その後の記憶がねえ」

やっちゃったよ、ユールヒェン姐さん。
初対面の時と同じパターンを繰り返す二人。

フ「一線を越えたとかの可能性は?」
ユ「ねえ。朝起きたら、服の乱れ一切無く、一人で自室のベットで寝てた」
フ「あー…そっか」
ユ「ついでに、買った覚えのないミネラルウォーターが枕元にあった」
フ「菊ちゃん優しいねー」
ユ「しかも、G退治グッズが、見事にセッティングされてた」

日本語の説明書が読めずに部屋に放置していたホイホイとか餌のやつが、
綺麗に全部配置されていたんだけど、やっぱあいつがやったんだよな。
菊さんは律儀者です。但し、若干ずれています。
ユールさんはお掃除とかが得意なので、お部屋はちゃんと綺麗ですよ。
害虫対策は集合住宅の宿命だけど、本人的には不名誉だと思っています。

とりあえず、せめてお礼は言っとかねえとな、と菊さんの学部へ。
専攻が違うので、別の棟まで会いに行かないと会えない二人。

ユ「よお、本田」
菊「あ、おはようございます」
ユ「おう。その、昨日の事だけどよ…」
菊「あ…はい(ぽっと判りやすく顔を真っ赤にする)」
ユ「え…もしかして俺、昨日の夜、何か変な事でもした、とか?」
菊「いえ、そんな事無いですよ(慌てて首を振る)」
ユ「(じゃあ何で、照れる?はにかむ?頬染める?)」
菊「ただ、その、私は学校での貴方しか知りませんでしたから…」
ユ「お、おう」
菊「(にっこり)あんなバイルシュミットさんもいるんですねって思って…」
ユ「(何をした、昨日の俺様ーっ)」

元ネタは、漫画「君はペッ●」。確かこんなシーンあったと思う。
ユールさんは残念ながら、全っ然、大した事はしておりません。
赤ちゃん語を喋ったりとか、甘えたりとか、寂しがったりとか、
お姉ちゃん態度を取ったりとか、ちょっと恥ずかしいかなレベル。
ギャップ萌えぷまいです。としか思ってないよ、菊さんは。

菊「購入された口紅、使ってらっしゃるんですね」
ユ「あ、ああ」
菊「とてもお似合いですよ」
ユ「…………………おう(赤面)」

男性にメイクを指摘されると、妙に気恥かしくなりませんか?
こんな可愛い色、自分には似合わないし、キャラじゃねえと思ってるけど、
今はナチュラルメイクが主流な日本ではそれが普通。
菊さんの指摘は妥当で無難なものですが、元々可愛いものが好きなので、
ちょっと嬉し恥ずかしいユールヒェン姐さん。そして無自覚たらしの菊さん。

ちなみにポ●ル&ジョーのリップグロスGで言う所の04・ブロッサムとか、
ジルスチュ●ートのリップジュエルなら09・coral kiss辺りの色ね。
何だ、このホントにどうでも良い、誰も聞いてねえマニアックな設定は。

菊さんは普通にユールヒェンさんに憧れています。
美人だし、カッコ良いし、何だかんだと面倒見が良くて優しいし、
でも可愛い所もあって、魅力的で素敵な人だなーと。
しっかりはっきりしている所とかは、羨ましく思っているのです。



自分だけ楽しいネタは、当サイトに置いて今更な事を思い出しました。
一人外しちゃうの、楽しすぎるぜー。

実は頼れる後輩

ユールヒェンさんの髪は、昔はベリーショートだったけど、
ほっぺに傷を作ってからロングにしたってマイ設定が、
自分の中で固まりつつあります。ビバ、妄想。

小ネタの吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
またまた続きの、現代パラレルで菊さんとユールヒェンさんです。



ユールヒェンさんが菊さんに道案内を頼むネタ。
お約束ラブストーリー的菊ユールを目指してみました。

ユ「地図見ても、イマイチ判んねえんだよな」
菊「住所は判りますか?」
ユ「(ネットで印刷した用紙を渡して)これなんだけどよ」
菊「…ああ、大丈夫です。判りますよ。ご一緒しましょうか」

菊さんは地元民なので、土地に詳しいのです。
あれ、これデートじゃね?と思いながらも、日曜日に一緒に行く事に。
でも、待ち合わせ場所に向かおうとするも。

ユ「(携帯電話で)なあ本田、今俺のいる所って何処だ?」
菊「(迷ったんですね)何か目に付く目立つ物はありますか?」
ユ「消防署があるけど、漢字が読めねえ」
菊「写メを送って下さい。そこから動かないでいて下さいね」

とりあえず、捕獲。悪いと謝るユールさんに、
貴方の知っている場所で待ちあわせれば良かったですね、と笑顔。
休日だし、混んで並ぶ前に、先にランチをする事に。
確かここら辺に…と、捕獲した近くにあった町屋風カフェに案内。

ユ「へー、可愛い店だな」
菊「姉がこう言ったお店が好きで、よく付き合わされたんですよ」
ユ「あ、すげえ。美味しい」
菊「良かった」

菊さんは桜姉さんに付き合わされて、可愛いお店とかに詳しそう。
注文する時、ユールさん用にフォークを持って来て貰うように
お店の人にお願いする心配りが出来る人だと信じております。

地元民なだけに、道に迷うことなく目的地に到着。
洋書の取り扱いのある本屋とか、ネットで見つけたお店とか、
大学の専攻関連の美術館とか、有名な寺院とか、何でも良いや。
その後時間があるからと、二人で街散策。デートじゃん、これ。

ユ「あ、あのお店、なんか可愛いな」
菊「和風小物とか化粧品のお店みたいですね。入りますか?」

可愛いロゴに惹かれて、昨今人気の御当地和風コスメのお店へ。
流れ的にはよー●やだろうけど、普と言えばやっぱり小鳥さんなので、
ここは千鳥ロゴが可愛い京都ち●りやで。

ユ「そういや、同じ大学の日本人の女の子は、皆化粧してるな」
菊「良く判りませんが、あれって、女の子の自己満足だそうですよ」
ユ「日本人の男は、化粧した女が好きなのか?」
菊「どうでしょう。私は似合っていればどっちでも良いですけどね」
ユ「ふーん…(何気なく、目の前にあった口紅を手にとって)」
菊「バイルシュミットさんなら、こっちの色の方がお似合いですよ」

はっきりした赤よりも、柔らかいピンクベージュの方が素敵かと。
まあ基本、男性は濃い色よりも、ナチュラルメイクが好きだからね。
菊さんはコスメカウンターにも、桜姉さんに付き合わされてます。
あれ、ちど●やに口紅ってあったっけ?
目的の場所に行けて、美味しいランチも食べて、買い物もして、
ほくほくしながら帰宅する電車を降りた所で。

ユ「うわ、しまった」
菊「どうしました?」
ユ「やべえ。今の電車の中に、買い物した紙袋、忘れちまった」

うろたえるユールさんを宥めながら、携帯電話で駅の連絡先を検索。
そのまま電話で忘れ物の確認。

菊「今、確認して貰っていますから。もうちょっと待ってて下さいね」
ユ「(涙目で)折角買ったのに…」
菊「大丈夫、また買いに行けますよ」
ユ「でも…(本田に選んで貰った口紅だったのに)」
菊「(携帯に着信)紙袋、あったみたいですよ」
ユ「ホントか?」
菊「駅員さんが見つけてくれたみたいです。良かったですね(笑顔)」
ユ「(コイツ、落ち着いてて、意外と頼りになるんだな)」

見掛けが男っぽいイコール頼りになる、ではないんですよね。
某アンケートでは、女性が男性に胸キュンになる瞬間は、
見掛けと違って頼りになるなと感じた時…が一位だそうです。



こんなに続くなら、端からSSで書けば良かったかな。
寧ろ読みたいです。すごく。切実に。
つか世間的に、菊ユールの需要って、果たしてどうなんだ?

カッコ良い先輩

小ネタの吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
更に続き、現代パラレルで菊さんとユールヒェンさんです。
何処まで続くんだ、これ。



フランシス兄ちゃんとユールヒェンの会話。

フ「菊ちゃんとは、留学前からの付き合いだからね」
ユ「へー、そうだったのか」
フ「俺、柔道やってるでしょ。その学生の国際交流会で知り合ったんだ」
ユ「ジュードー?」
フ「ああ見えて菊ちゃん、大会で何度も入賞しているんだよ」
ユ「えー、信じらんねー」
フ「今は肩を痛めてやめちゃったけど、実はすっごく強いよ」
ユ「なんか意外だな」
フ「留学の時もいろいろ世話になっちゃってさ、ホント良い子!」
ユ「ふうん」
フ「優しいし、可愛いし、でも色っぽかったりするんだよね、ハアハア」
ユ「マジ殺すぞ、変態」

柔道で知り合って、お互い漫画とかゲーム好きで仲良くなった二人。
何となく、京都の大学生なイメージがしてきたぞ。
真面目で大人しい菊さんは、よく授業の代返を頼まれます。
廊下で日本人の女子学生達に頼まれている所に、ユールさん遭遇。

ユ「待てよ。それ、もともとこいつが出席する授業じゃねえだろうが」
菊「バイルシュミットさん」
ユ「人を便利に使ってんじゃねえよっ」

やだーこわーい…とか言いながら去っていく女子学生達を見送って。

ユ「お前もへらへら引き受けてんじゃねえよ、馬鹿(頭をポカリ)」
菊「はあ、そうですね」
ユ「親切心かも知れねえが、あいつらの為にだってなんねえだろうが」
菊「…優しいですね、バイルシュミットさんは」
ユ「優しくねーよ…怖がられてばっかりだ」
菊「そんな事無いです。私もそれぐらいはっきり言えたら良いんですけど」
ユ「(まあ、無理そうだよな、こいつは)」
菊「正直、助かりました。ありがとうございます(おじぎ)」
ユ「別に…これぐらい、どうってことねえよ」
菊「しっかりされてて、頭も良くて、強くて、その上綺麗だなんて」
ユ「お、煽てたって、何も出ねーぞ」
菊「本心ですよ。凄く憧れます」
ユ「(顔真っ赤)そ、そこまで言うなら、俺の弟子にしてやってもいいぜ」
菊「え、本当ですか(嬉しそう)」
ユ「(え、そこ喜ぶ所?笑う所じゃなくて?)」
菊「是非、お願いしますっ」
ユ「お、おう(こいつ天然か?)」

こうして、何故か師弟関係を結ぶ二人。その経緯に呆れるフランシス。

フ「ユールちゃん…それ、アプローチの仕方間違っているよ」
ユ「…言うな」

俺だって、何でこうなったか判んねえんだよ。
でも、まんざらでも無いユールヒェン姐さん。
だってこいつ可愛いんだもん。俺が守ってやらなきゃって気になるんだもん。
そして、オチはこの二人。ギル兄さんとルート。

ル「兄さん。姉さんから何やら長文のメールが来ている」
ギ「あぁ?何か良い事でもあったんじゃねえの」
ル「良く判らんが、友人が出来たようだな」
ギ「ほー、いっつも一人楽しいあいつがねえ」
ル「ホンダ…と書いてある。友人の名前か?」
ギ「男だったりして。あのじゃじゃ馬にも、漸く春が来たか?」
ル「本田、とは、その、彼女と同じ名字ではないか。まさか家族とか」
ギ「んなすげえ偶然あるかっての。日本では良くある名字らしいぜ」

ゲルマン三姉弟は仲良しです。でも、喧嘩する時はガチバトル。
三人とも武闘派。そして、三人とも可愛いものに目が無い。



なーに書いてんだ、私。すいません、もう少し続くかも。

草食系オタク男子

小ネタの吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普と普にょ日です。
昨日の続き、現代パラレルで菊さんとユールヒェンさんです。
それに、ギル桜にルートも交えていろいろカオス。



何だかんだで面倒見が良くて教え上手なユールさんに、
第二外国語でドイツ語を選択した菊さんが勉強を教えて貰います。
家まで送って貰ったし、Gをやっつけて貰ったし、そのお礼だな。

ユ「へえ、お前兄弟がいるのか」
菊「はい、姉が一人」
ユ「俺は弟が二人いるぜ。馬鹿なのと真面目なのと」
菊「実は今、ドイツに留学しているんですよ」
ユ「案外、あっちで出会ってたりしてな」
菊「まさか。でも、もしそうだったら、凄い偶然ですよね」

そのまさかがあったりして。

桜「(リアル二次元カラー、テラモエス)」
ギ「(何、こいつ。ちっせー。妖精とかじゃねえの?)」

小さくて無防備で警戒心の薄い日本人留学生の桜さんが、
危なっかしくて目が離せなくて気になって仕方ないギルさん。
俺ってセクシー系むちむち巨乳好きだったよな、ありゃ真逆だろ。
てか、寧ろあいつ相手じゃ犯罪的じゃね?…と悶々とすればいいさ。

ギ「なー、ルッツー」
ル「何だ」
ギ「俺、女の趣味が変わったかもしんねー」
ル「そうか(興味無し)」
ギ「つーかさー、女はやっぱ、でけえ胸だよなあ」
ル「何を言っているんだ、兄さん」
ギ「へ?」
ル「女はまず尻だろう(きりっ)」

乳派のギルさんと尻派のルートさんは鉄壁。

ギ「…そうか。成程」

やっぱ、俺様の弟だよな。その可能性を忘れていたぜ。
親指を立て合う兄弟。ユールヒェンさん曰く、馬鹿なのと真面目なの。
でも、日本人女性はおっぱいもお尻もボリューム無いよ。

ギ「胸も尻もねえって、どうすりゃいいんだよー」
ル「何を言ってるんだ、兄さん」
ギ「へ?」
ル「自分の手で育てる楽しみがあるだろう(きりっ)」
ギ「…そうか。成程」

やっぱ、俺様の弟だよな。その発想は盲点だったぜ。
親指を立て合う兄弟。ユールヒェンさん曰く、はっきりとむっつり。
でも、実際に桜さんと対面して驚くルートさん。

ル「俺は犯罪者を兄と呼ぶつもりはないっ」
ギ「いてえ、いてえって!てか、あいつ俺より年上だよっ」
ル「寧ろ、あれは聖域だ!穢して良い存在じゃないっ!」
ギ「マジで死ぬから!ちょ、やめろって!」

芋兄弟サンド、愛しいです。三人で並べば更に犯罪臭漂います。
ユールさんとギルさんは、双子の姉弟だと面白い。

ユ「あー、でもお前の姉さん、俺の兄弟に会わせたくねえな」
菊「どうしてですか?」
ユ「二人揃ってすっげえドSなんだよ。マジ何されるか判んねえぞ」
菊「(バイルシュミットさんの御兄弟なら、さぞや美形でしょうね)」
ユ「大人しい日本人の女の子なんて、あいつらの餌食にされるぜ」
菊「(美形ドS兄弟…桜姉さんの腐フィルターの餌食にされそうです)」



すいません。シリアスネタの反動で、いろいろ腐ってます。
あの程度で真面目ネタとか、自分のレベルが思い知らされるよ…。

お姉さま系美人

小ネタの吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレルで菊さんとユールヒェンさんです。



菊ユールを渇望している自分がおります。
いろいろ妄想すると、この二人は非常に美味しいと気付きました。
日にょ普でも、にょ普日でも、もうどっちでも良いよ!
悩んだ末に、ユールさんの一人称は「俺」で。

大学生の菊さんとその先輩のユールヒェンさん。
二人並ぶと、身長が殆ど同じ位ってのが希望。
留学生の会か何かの飲み会で、ボーイミーツガール。
菊さんは留学生じゃないけど、共通の趣味を持つフラ兄ちゃんと仲良しで、
何故か呼び出されて一緒に飲む事に。でも、基本的に外人が苦手。

初対面のお互いの印象。

菊「(リアル二次元カラー、テラモエス)」
ユ「(女みてえ。ひょろっとして頼りない奴)」

菊さんは、飲みはするけど節度があるので酔い潰れないタイプ。
べろんべろんに酔っ払ったユールさんを、さてどうしようか。

フ「仕方ないな、世界のお兄さんが優しく送ってあげるよ。ハアハア」
菊「女性を狼に曝す訳にはいきませんね」

とりあえず、半分意識の無いユールさんを、
彼女のマンションへ連れて帰る菊さん。

菊「じゃあ私は帰りますね、お水はここに置いておきますから」
ユ「まてっ(帰ろうとする背中に抱きつく)」
菊「は?」
ユ「(泣きそうな顔で)ま、まだ帰るなよ…っ」
菊「(え、これ何のフラグ?)バ、バイルシュミットさん?」
ユ「あれをどうにかしてから、帰ってくれっ」

指さす先には、壁に張り付くGのつく家庭内害虫。
酔っ払っている癖にぎゃあぎゃあ喚く彼女の横で、
とりあえず丸めた雑誌であっさり駆除。
おお、早い、上手い、すげえ。ちょっと見直すユールさん。
お姉さまタイプなのにゴキブリが苦手とか、良いギャップ萌えですね、
御馳走様です…としか考えて無いよ、菊さんは。

ユ「お前、結構頼りになるな」
菊「はあ」
ユ「今度から、こいつが出たらお前を呼ぶぜ」
菊「いえ、勘弁して下さい」
ユ「とりあえず、携帯教えろ」
菊「あの、ですから…」
ユ「良いから教えろっ」
菊「てか、おっぱい隠して下さいっ」

苦しいからってシャツのボタン外し過ぎです、貴方!

翌日、大学にてつらつら考えるユールさん。
てか、何だかんだ言って、結構良い奴だったのかもな。
女っぽいけど可愛い顔だし、抱きついた体は結構筋肉質だったし、
水とか服とか気遣いしてくれていたし、
あの変態フランシスだったら、こうはいかねえからな。
そんな最中、走ってやって来る菊さん。

菊「良かった、探していたんですよ」
ユ「俺をか?」
菊「はい、どうしても貴方に渡したいものがあって…」
ユ「(差し出された紙袋を受け取り)え、俺に?」
菊「ええ、是非受け取って下さい」
ユ「(にっこり笑う菊に、ちょっとときめく)」

なんだよ、昨日の今日でプレゼントかよ。俺に惚れんなよ、もー。
何となく照れながら、受け取った紙袋を開く。
中に入っているのは、ゴキブリ駆除三点セット。
スプレーとホイホイと餌のやつね。

菊「ちょ、何で殴るんですかっ」
ユ「うるせえ、俺のトキメキ返せっ」



そんな、ラブなのか、甘いのか、そうでないのか良く判らんネタ。
それにしても、最初はあんまりピンとこなかったのですが、
この二人のカップリングはじわじわきますな。じわじわ。
一話分を上記分くらいの短めにして、シリーズっぽく書けるかな?
真面目なネタにかかりっきりだと、お馬鹿っぽい話が書きたくなります。

開国時代の浪漫

没ネタの走り書き。

ジャンル違い要注意。
以下APH、普日です。
パラレルですが、がっつり歴史ネタです。



明治の日本。開国を果たした日本に依頼を受けて、
軍事指南にやって来たプロイセン陸軍メンバーの一人、ギルベルト。
軍人ではあるけれど、実態は助手という名目の遊学。
または、日本という国の視察に来た諜報員でも可。

菊「初めまして、なんなりと申し付け下さい」
ギ「(男…だよな?てか、何でこんな子供が通訳なんだ)」

勿論、菊さんの方が年上なのはお約束。
補佐役のギルベルトの通訳兼相談役を任命されたのです。

ギ「お前、そんな細っこい身体で軍人なんて務まるのかよ」
菊「いえ、私はこの学校の士官生ではありません」
ギ「へ?そうなのか」
菊「本来は別の大学で、外国文学を研究しています」

士官学校にはドイツ語に明るい人間が少なかった為、
外国文学の研究と翻訳をしている菊が、急遽通訳として指名されました。
実利主義な軍人らしい思考の持ち主ながら意外に博識なギルベルトと、
文学少年ながらも文武両道で意外に侍精神の持ち主の菊。
文化の違いに右往左往しながらも、やがて親しくなっていきます。

ギ「家に鍵かけねえって、泥棒が入ったらどうするんだよ」
ギ「豆が甘いなんて信じらんねー。おかしくねえか?」
ギ「なんつーか、変な所に情熱傾け過ぎ、お前ら」

菊「何をおっしゃる、日本では普通の事ですよ」

全部この一言で解決できる日本文化は凄いと思う。

菊「貴方は、どうして日本に来たんですか」

貴方の国から見れば、ここは本当にちっぽけな国でしょう。
教える事こそあれ、学ぶことなど何もないように見受けられますが。
しかも、貴方は国に帰れば立派な家柄の方だと聞きます。

ギ「そうだな…人に何かを教え、育てるって事を知りたかった」
菊「だから軍事指南の助手に?」
ギ「俺は、自分の弟を育てたい」
菊「弟さんをですか」
ギ「ああ、あいつになら、俺の全てを譲っても構わねえ」

ひょんなことから、菊の出自を知るギルベルト。
実は大名の流れを組む名家で、倒幕でお家取り潰しになったものの、
開国派としてかなりの実権を持っていた家柄とかだったら萌える。

ギ「聞いたぜ、お前の家、代々サムライだったんだってな」
菊「昔の話です。今は武士なんて存在しませんから」
ギ「仕官して国の為に働きてえんじゃねえの?」
菊「外国文学の研究や翻訳だって、お国の為になりますよ」
ギ「でも、戦争となりゃ、そんな事言ってらんねえだろ」
菊「書物によって、敵国を知る事だって大切な事です」

菊「それにね、私、世界征服を目指しているんです」

大学のランクの基準の一つで、蔵書の規模ってのが有るとか無いとか。
つまりそれと同じ。世界中の本を翻訳して、日本語訳の蔵書を増やせば、
諸外国はそれぞれの国の言語で読むのではなく、
日本語さえ覚えれば全ての本が読める、
知識人は日本語を習得するようになる。つまり日本語の勝利!
まあ、つまりはそんな形の世界征服を菊は狙っているんだな。

ギ「お前…すげえ事考えるんだな」
菊「私の野望はとても大きいんです」
ギ「おもしれえ…気に入った」



続きは気が向いたら。
この世界征服ネタは、何かに使ってみたいです。
しっかし、どうにも長編傾向に偏りがちですな。
長編って読むのは大好きなのですが、
果たして二次創作に置いて需要はあるのだろうか?

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