記事一覧

サイコサスペンス

小ネタを晒します。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、一応本人は普にょ日のつもり。
ちょっと特殊設定なネタなので、お気を付け下さい。



場所はドイツ。古い町並みの残る片田舎。
街の外れにぽつんと離れて立つ、古くて小さいオレンジ色の屋根の家。
長らく無人だったそこに、どうも最近人が住み出したらしい。
自室の窓からその家が見えるギルベルト少年は、気になって仕方がありません。

庭からそっと忍び込むと、確かに人の気配。
台所?何か作っているのか?すげえ良い匂いがする?
そおっと覗いた所で。

「あら。匂いに釣られて、うさぎさんがいらっしゃいましたね」

匂いの正体は、夕食にと作ったじゃが芋と人参たっぷりのカレーライス。
カレーってつい作り過ぎちゃうんですよね、
よろしければご一緒にどうですか…と誘われて夕飯を一緒に。
ギルは子供設定。我ながら、ホントにちびギルが好きだよな。

ギ「なあおまえ、にほんじんか?」

桜さんは普段着に着物を着ています。
この町でもう直ぐ開講される、華道教室の先生としてドイツに来ました。
実は、華道の某流派の家柄生まれと言うという、なかなかなお譲さま。
そんな人が、どうしてわざわざドイツに、一人で暮らすようになったのか。

菊「また、いつでもいらして下さい」
ギ「おう、きてやってもいいぜ」
桜「ギルベルト君は、ドイツに来て出来た、一番最初のお友達ですね」

一人楽し過ぎるギルベルトと桜さんの最初の出会い。
以後、ギルは桜さんの家に遊びに行くようになります。
だってご飯は美味しいし、マンガも持っているし、何か居心地いいし、
外国に来たばっかりでこいつも寂しいもんな。俺様優し過ぎるぜー。

イ「ねえギルベルト君、最近何処に行っているの?」
ギ「べつに、どこにもいってねえよ」
イ「ふうん…そう言えばあそこの家に、日本人が住みついているんだってね」
ギ「…さあな」

ギルは諸事情があって、イヴァンさんの家に引き取られています。
町に投資をしているイヴァンさんは、
特にお酒を飲むとギルに暴力を振るう時があります。
どうもこの二人の組み合わせに、DVを連想する自分がいるよな…。

桜「どうしたんですか、その傷」
ギ「べっつにー、ちょっところんだだけだ」

転んだだけでは絶対出来ない、見えない場所ばかりに付けられた傷に、
桜さんはちょっと異常なくらいにうろたえます。
涙目で手当てしながら。

桜「痛いですよね、すごく痛いですよね」
ギ「おれさまはおとこだから、これぐらいぜんぜんへーきだぜ」

思わずぎゅっと抱き締める桜さんに、照れて強がるギル。
数日後、桜さんの家に遊びに行こうとしたところで。

「おや、貴方がギルベルト君ですか?」

見ると、桜にそっくりの日本人の青年。
日本人がおしゃれって本当なんだな、帽子まで被って、なんか女みてえ。

「初めまして。私は桜さんの双子の兄で、菊と申します」



長くなったので、続く。
一応、サイコミステリー路線狙い。でも外し気味。
しっかし、相変わらず、萌えとは縁遠い妄想ばっかしているな。

そんな関連性が

オフ本のネタばらし的な妄想なので、嫌な方はお避け下さい。
または、以前ここのブログに書いていた盲目菊さんネタの続き。

ジャンル違い要注意。
以下、APH、ギルにょ菊ルートです。



ルートヴィッヒが取引先のアルフレッドとの商談中。
立ち上がったルートさんが落とした写真を、アルが拾います。
見ると、小さな子供の写真。

ア「あれえ、君、子供がいたんだ」
ル「…ああ」
ア「でも、結婚はしていないって言ってなかったっけ?」
ル「(結婚指輪をしていない手を隠す)」
ア「…ふうん。でも、可愛い子だね」

仕事帰り。いつも同じ時間に帰宅するルートさん。
電車を降りて、駅から近いとある保育所へ向かいます。
腕時計を見ながら、曲がり角からそっと保育所を窺うと、
いつもと同じ時間に、自分の子供を引き取りに来る菊さんがいます。

菊「あら、ルートさん」
ル「偶然だな、義姉さん」

ルートさんが持っている子供の写真は、菊の子供のもの。
ギルとの子供で、ルートさんの甥っ子に当たります。

菊「私は大丈夫ですよ、この子もいますしね」
ル「しかし子供には父親が必要だ。そして君にも、頼る人が必要だろう」
菊「そうかも知れません、でも…」
ル「俺では駄目か?俺は、君達親子の家族になりたい」

菊は子供の頃事故に遭い、脳に損傷を受け、盲目になりました。
そんな彼女を治そうと、幼馴染みのギルベルトは医者になります。
菊の手術が決定し、ドイツの学会から日本に帰ろうとした矢先、
ギルベルトの乗った飛行機が事故に遭い、彼は帰らぬ人に。
本来はギルが彼女の手術をする筈だったのにそれが叶わず、
代理の医者の手術によって何とか視力の回復には成功したものの、
脳の損傷を完全に治療できなかった菊は、その命に期限があります。

菊「ルートさんに迷惑をかけるような事は出来ません」
ル「そうじゃない。俺は、君が、ずっと…」

ギルとルートの、昔の会話。

ギ「なあ。お前、菊の事が好きなんだろ」
ル「何を言うんだ、兄さん」
ギ「お前、判りやすいんだよ」
ル「…彼女は、兄さんの恋人だろ」
ギ「ああ、いくら大事な弟でも、菊はやんねえよ。でもな」
ル「でも?」
ギ「もし俺に何かあった時は、あいつを頼むな」

お前なら、安心してあいつを任せられるぜ。

菊「ルートさんに甘えるなんて…出来ません」

ルートさんの気持ちを何となく知っていた菊さん。
だからこそ、自分の命に期限があるからこそ、
彼の好意が申し訳なくて、受ける事が出来ません。



オフで発行した本の、アンハッピーエンドバージョンですな。
実はこちらを最初に考えておりました。子供は居ても居なくても可。
そしてホントに裏話ですが、サイト連載中の「黒鷲~」の第一話、
日本さんと空港で会話を交わしていたのは、
オフ本、もしくはこのギルベルトだったりします。

大人の階段登る

ふと、妄想。
ジャンル違い、要注意。
以下、APH、菊ユールヒェンです。



菊さんとユールヒェンさんが、
お互いの事を同性だと思っていたら面白いというネタ。

男の子の菊さんは華奢でおかっぱで丁寧な敬語を使うし、
ユールさんはベリーショートで背が高くて、自分を俺様呼び。
着物姿の菊さんと、スカートが苦手でズボン姿のユールさんなら、
子供の容姿も相俟って、更に性別が判り難くなりそう。
ちっちゃい子供の頃でも良いけど、成長期一歩手前でも美味しい。
菊さんはユールさんの事をカッコ良いって憧れてて、
ユールさんは菊さんの事が可愛くて羨ましいのです。
お互いがお互いみたいになりたいな…なんて思っているとか。
こう、成長するにつれて、性別の違いが出てきて、
それに気付いたお互いが色んな事に戸惑うような。
子供が大人になる過程の微妙な初々しさとか、
そんな青くて、気恥ずかしげで、甘酸っぱい話が書いてみたいですな。

舞台は日本でもドイツでも、どちらでも可。
明治から大正辺りでも良いかな。
そうなれば、ユールさんはドイツお雇い外国人の娘で、
菊さんは日舞とか芸事の家元の跡取り息子だったら面白そうだ。

菊ユールブームは今だ健在の模様です。

裁縫は苦手だな

以前ネット上のお悩み相談コーナーにて見かけた話から妄想。
人様の真剣な悩みをネタにしてしまう不届き者です。すいません。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、ギルとにょ菊です。



会社で同僚のギル君とにょ菊さん。
ギル兄さんには親子ほどに歳の離れた可愛い弟がおります。
両親は最近交通事故で他界してしまい、
今は彼が親代わりになって弟の面倒を見ています。

菊「弟さんが、保育園に入園ですか」
ギ「これが結構大変なんだぜ」

入園の際には、布カバンとか、布団カバーとか、名札とかを、
出来れば手作りで用意して欲しいと、事前説明会で言われます。
当然ながら、ギル兄さんには作れません。
裁縫なんて、小学校の家庭科以来してないよ。
でも、親を亡くしたからって、弟にみじめな思いは絶対させたくねえ。

ギ「ミシンも持ってねえし。あー、くそ、どうすりゃいいかな」
菊「…私が作ってみましょうか?」
ギ「へ?」
菊「ミシンも持ってますし、お裁縫は嫌いじゃないんですよ」

その言葉に甘えて、菊さんにお願いするギル兄さん。
数日後、そりゃもう見事に作った、あれこれを持って来てくれます。

ギ「すげえ…むちゃくちゃ凝ってねえか?」
菊「手芸の本を見本にしましたから」

最近の手芸の本は可愛いのが沢山あって、結構楽しかったです。
名札や布バッグにフェルト作った動物とか車とかキャラクターとか、
ルッツくんとギル兄さんに似せたマスコットをつけたりとかしそう。
こんな所に無駄に力一杯凝るのが、日本人の習性なんだろうな。
これならルッツも喜ぶぜー、とギル兄さんは涙目で感動するだろうな。
そして、翌日。

ギ「ルッツの奴、すっげえ気に入ったみてえだ」
菊「良かった。喜んで頂けて何よりです」
ギ「マジ、助かった。…なあ、今度さ、お礼させてくれよ」
菊「そんな。気にしないで下さい。結構私も楽しんで作ってましたから」
ギ「ルッツに、ちゃんと自分の口からお礼を言う事を教えてえんだ」

弟も連れてくるから、一緒に食事にでも行かねえか。

菊「ギルベルト君って、良いお兄ちゃんですね」

三人で遊園地へ行くもよし。菊さんが彼らの家でお料理を作るもよし。
そして、菊さんに懐いたルート君の、淡く切ない初恋の始まり…なんてね。



元ネタでは、父子家庭のお父さんからの相談でした。
裁縫なんて出来ないし、頼る親はいないし…との相談に、
職場の女性に声を掛けて見れば?との回答がありました。
多分、手芸好きな女性は何処にでもいるので、それに甘えちゃえ。
事情を話せば、そういう人はきっと喜んでやってくれるよ。
ちゃんとお礼をすれば問題無し。子供の口から言わせると尚良し。
このアンサーに、成程そうだよな、と妙に納得してしまいました。

温泉に行きたい

シリーズ的小ネタ。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。
その他諸々含む。



温泉旅行ネタのおまけです。裏話。

女湯と男湯で別れた時の男子共の会話。
一番最近あった、「うわ、これは誰にも言えない!」告白大会。

フ「じゃあ次は菊ちゃんねー」
菊「もう…絶対に口外しないで下さいよ」
マ「はい、約束しますっ」
菊「えっと…キスされた夢を見ました」
フ「いや、キスの夢ぐらい別に全然フツーだよ、菊ちゃん(がっくり)」
菊「それが、あの、バイルシュミットさんにされた夢でして(赤面)」
フ「(あれ、それって…)」
菊「大学に泊まりっぱなしだったので、変な夢見ちゃったんですかね」
フ「そういや、一緒に泊まったって言ってたよね」
菊「彼女も手伝って下さった時にこんな夢見て、なんか申し訳無くて」
マ「もしかして、僕が編集をお願いしたあの時のですか?」
菊「あの後、なんか意識しちゃって、気まずかったんですから」
マ「すいません、あの時は本当に」
菊「絶対にここだけの話にして下さいよっ」

ユールヒェンちゃん、夢の出来事にされちゃってるよ。
何となく事情が飲み込め、そっと涙するフランツ兄さん。

旅行の後は、何だかんだと女子三人は仲良くやっていけそう。
三人でコスメのお店に行った後、カフェでまったりしてて。

湾「やっぱり温泉って、肌がすべすべになったね」
ユ「そうだよなー、あの後肌の調子良かったぜ」
ア「私は良く判らなかったんだぞ」
湾「毎日入ったら、凄く効果あるね、きっと」
ユ「そう言えば、この近辺の銭湯でも温泉の所があるって言ってたな」
ア「私のマンションの近くの銭湯がそうらしいぞ」
湾「へえ、いつでも温泉に入れるね」
ア「今度、三人で行こうか?」

もっと、女子ネタも書きたかったな。

そしてオチのこの二人。ドイツ在中芋兄弟。

ル「兄さん、姉さんから小包が届いているんだが」
ギ「へー、珍しいな。なんだ?」
ル「どうやら、日本の菓子のようだな」
ギ「手紙が入ってるぜ…オンセンに行ったお土産だとよ」
ル「そう言えば、彼女もこの間、日本の菓子をくれたな」
ギ「日本の家族が旅行のお土産を送ってくれたって言ってたな」
ル「それに似てないか、これ」
ギ「日本の菓子だから、似てて当然だろ」
ル「ふむ、そうだな」
ギ「おー、マンジュウうめえ」
ル「兄さん、全部食うな。この間の御礼に、彼女にオスソワケするぞ」



菊さんユールさんの温泉ネタ、だらだら続きましたが、これにて終了。
ホント、自分だけが楽しいネタでした。ふう。

温泉旅行だもん

更に続いている小ネタ。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。
そして楽しい仲間達。



夜が開けて翌日。
目が覚めると、何故か目の前には菊さんの寝顔。
おいこらちょっとまて、俺様何も憶えてねえ。
しかも部屋で二人っきりで腕枕されてるって、これなんて状況?
硬直したまま冷や汗をかくユール姐さんの気配に、ぱちりと目を開く菊さん。

菊「…おはようございます、バイルシュミットさん」
ユ「お、おう。その、昨夜の事だけどよ…」
菊「あ…はい(ぽっと判りやすく顔を真っ赤にする)」
ユ「も、もしかして俺様、また何か変な事でもした、とか?」
菊「いえ、そんな事無いですよ(慌てて首を振る)」
ユ「(じゃあ何で、照れる?はにかむ?頬染める?)」
菊「ただ、その、私は学校での貴方しか知りませんでしたから…」
ユ「お、おう」
菊「(にっこり)あんなバイルシュミットさんもいるんですねって思って…」
ユ「(だから何をした、昨日の俺様ーっ)」

以前使ったのと同じネタ、「君○ペット」。
「俺がお前の貞操を守る」発言を言っております、菊さんは。
しっかりされてて優しくて、その上男前なんですね、師匠は。
尚、腕枕は単に引き寄せられて、身の置き所に困ってやりました。
車内で両手を上げるリーマンと同じ、痴漢してませんアピールみたいなもの。
菊さんはユール姐さんのお布団の中には入っておりません。一応、最後の砦。
ただし、畳の上で寝ていたので、身体ががっちがちです。

菊「(腕時計を見て)まだ、早い時間ですね…お風呂行きましょうか」
ユ「へ?」
菊「朝風呂ですよ、折角温泉に来たんですし。ね?」
ユ「でも、こんな早い時間にやってんのか?」
菊「一番風呂に入れるかもしれませんね」

すっきりしますよ。身体もほぐれますしね。菊さんは風呂好きですな。
皆は隣の部屋でぐっすり眠っていたので、起こしませんでした。
荷物を用意して、旅館を出て、二人で外湯へ行きます。あれ、ここ城崎か?
早朝に二人、寝ぼけ眼でからころ下駄を鳴らしながら並んで歩きながら。
ユールさん、ちょっと考えて、考えて、考えて、考えて、決心して。

ユ「なあ………菊」
菊「はい?」

名前を呼ばれて振り返る菊さんに、満足そうにによっと笑うユールさん。
え、どうしたんですか?なんでそんなに嬉しそうなんですか?
クエスチョンマークの中、あ、と菊さんは気が付きます。

菊「えっと…(掌で顔を抑えながら)」
ユ「どうした、菊」
菊「いえ、何でもありません(何だか恥ずかしいですね)」

なんだ、意外と簡単じゃねえか。えへへ…と上機嫌ユールヒェンさん。
「本田」呼びから、「菊」呼びに変わった瞬間。

ユ「お前も俺の事、名前で呼べよ。バイルシュミットって呼び難いだろ」
菊「えっと、ユールヒェンさんですか?」
ユ「さん、はいいよ。名前だけで」
菊「そんな。無理ですよ」
ユ「俺様がいいっつってんだろ」
菊「勘弁して下さい、できません」
ユ「じゃあ…フランシスみたいに、ちゃん付けとか」
菊「善処します」

男のギルベルト「君」なら、女はユールヒェン「ちゃん」になるのか?
この疑問を、どうかどなたか解き明かして下さい。

ユ「ほらほら、言ってみろって」
菊「また今度」
ユ「こら、逃げるな。菊っ」

うわ何この気恥ずかしい感じ。甘酸っぱくて鼻血出そう。
ちなみに、城崎では一日の一番最初に入浴に来た人には、
一番札ってお札が貰えるそうな。男湯、女湯、それぞれ先着一名限定。
菊さんとユール姐さんは無事それをゲットして、皆に披露します。

マ「こんなのあるんですね」
湾「いいなあ、私も欲しかったよ」
ア「二人だけずるいんだぞっ。どうして起こしてくれなかったんだい」
菊「皆さん、ぐっすりお休みでしたので」
フ「次に来た時には、絶対狙わなくちゃね」
ユ「早速次の予定かよ」

ちなみに、残ったメンバーのデジカメや携帯には、
菊さんとユールヒェンさんの寝顔ツーショットが保存済み。
あの後、皆で忍び込んで、こっそり撮影会をしておりました。

ユ「てめーら、なんだよ、その写真はっ」

によによ笑う皆に、ぽこぽこ怒るユール姐さん。
暫くはネタにされそうですな。



だらだら長く続いた割には、この程度の進展って辺りが涙を誘いますな。
いやもう、ホント、ラブ展開が苦手なんですって。
この二人は、ゆっくりくっつくんだと思うんだ<苦しいな、その言い訳

温泉旅館だけに

更に続きの小ネタ。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。
そして愉快な仲間達。



夜、夕食は旅館のお料理をお部屋で食べます。
和風旅館だけに、お約束的な旅館料理が並びます。

ユ「おー、すっげえ。豪華ー」
湾「日本のカイセキ料理、初めて食べるよ」
マ「美味しそうですねえ」
フ「見た目も美しい、流石日本料理だね」
ア「でも、ちょっと色が地味じゃないかい?」
菊「日本ではこれが普通です」

まあ、ここで宴会になるのは当然か。
菊さんは幹事さんということもあり、今回はノンアルコール。

フ「ユールちゃーん、程々に気をつけてね」
ユ「おうっ、三度目は無いぜ」

ところが三度目をやっちゃうんだな、これが。

ア「もー、ユールヒェン。酒臭いんだぞ」
マ「すっかり出来あがっちゃいましたね…」
菊「まあ、今日はここで寝るだけですから」
湾「大丈夫かな」
菊「このまま休ませて、もう少ししたら隣の部屋に連れて行きましょう」

こっちは野郎共の寝る部屋。隣は女子部屋になってます。
寝てるのか起きてるのか判らないユール姐さんを、座布団の上に横にして。

菊「フランシスさん、そろそろ服を着ましょうね」

兄ちゃんは通常運転です。薔薇スタイルに、最早誰も驚かない。

湾「キクさんって、受け、ね(酔ってます)」
ア「キクってゲイに人気ありそうだな(酔ってます)」
湾「やっぱりそうみえるね?」
ア「日本人の男の子は、ゲイに人気があるって聞いた事があるんだぞ」

ほら。指差す先には、裸で柔道の寝技を掛けるフランツ兄さんと、
押し倒される菊さん。勿論、酔ってじゃれてるだけ。
台湾ちゃん、写メ撮っていそう。で、後で桜さんに送るんだな。
夢うつつで二人の会話を聞きつつ、ぼーっと見てるユールさん。
キクって本田の事か。二人ともあいつの事、名前で呼んでいるんだな。
てか、ゲイって、マジ、有り得そうで笑えねえよ。
そういやあの変態も、色っぽいとか可愛いとかってよく言ってるもんな。
確かに女みたいな顔してるし、細身だし、力づくで押し倒されたら、
ちっさい日本人の男の子なんて、簡単にヤラれるだろうなー。
浴衣肌蹴てるぞ、てかエロいな、おい。

フ「さあ、お兄さんと楽しもうじゃないの。ハアハア(酔ってます)」
菊「ちょ、やめて下さいよ、フランシスさん(苦しくて顔真っ赤)」

すくっと立ち上がるユールヒェンさん。
そのまま菊さんに圧し掛かる兄ちゃんを、思いっきり蹴り飛ばして。

菊「ば、バイルシュミットさん?」
ユ「こいっ」
菊「はい?(ぐいっと腕を引かれ、両手を握り締められて)」
ユ「お前の貞操は、俺様が守ってやるっ(酔ってます)」

きゅん。

菊「(いやいやいや…何ときめいているんですか、私)」
ユ「こいつは、てめえらには指一本触らせねえからな」
マ「え、僕もっ?」
ユ「お前誰?」
マ「マシューだよっ」

とばっちりマシューさん。
ユールちゃんカッコ良いー!ひゅーひゅー声を上げる外野に
どや顔で親指を立てて、そのまま菊さんの腕を引いて隣室へ。
盛り上がる中、心配なマシューさんがさんざん悩んだ末、
一応女子部屋へ様子を見に行きます。
ノックして、返事を聞いて、そっと中を窺うと。

マ「菊さん、えっと、大丈夫ですか?」
菊「ああ、はい。大丈夫みたいです」

電気をつけずにそっと窺うと、既に敷かれている布団の中、
ユール姐さんはすやすやとお休み中。
その隣、布団には入らず、横に添い寝するように寝転ぶ菊さん。
この人はいつも、酔ってはしゃいだ後は、直ぐ寝ちゃいますから。

菊「ただちょっと、動けそうになくて(苦笑)」

ユールさんの手が、菊さんの浴衣の胸元をしっかり握ってます。
寝かせたは良いけれど、彼女が手を離してくれません。

菊「暫くしたらそちらに行きますから。皆さんにそう伝えて下さい」
マ「あ、はい」
菊「すいません」
マ「(ちょっと考えて)菊さん、もうそのまま寝ちゃっていいですよ」

いろいろ準備とかで大変で、今日も疲れたでしょ?
僕、皆にそう言っておきますから。
そう言って、部屋から出るマシューさん。彼は空気読めます。



てか、なんだ、この恥ずかしい展開は。
だらだらすいません、もちっと続きます。

あるわけねえだろ

昨日の続きの小ネタ。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。



とりあえず、温泉宿に到着。部屋は勿論男女で別れます。
最近の温泉宿って、着物の貸し出しをしてくれますよね。
当然、このメンバーもそれを利用する訳だよ。ここが正に自分得。

菊「皆さん、とってもお似合いですよ」<管理人の心の声

にょメリカは赤とか青とかオレンジとかのはっきりした原色で、
ストライプとか水玉とかチェックとか、ポップ柄の浴衣を選びそう。
台湾ちゃんは、淡いパステルトーンのキュート系だな。
小花が散ったのとか、金魚とか、蜻蛉とか、ウサギとか可愛らしいの。
ユール姐さんはやっぱ紺、藍色、プルシアンブルー。白とか黒でも可。
シンプル&シックな百合とか菊柄を、大人っぽく着こなして頂きたい。
もうねー、浴衣好きなんですわ。柄物好きなので、見てるだけで至福。
え、男性陣の浴衣?まあ、よしなに。<なに、この性差別

で、それぞれ男女別れて温泉へ。

湾「私、もともと、菊サンのお姉さんとお友達ね」
ユ「え、そうだったんだ」
湾「そこからの縁で、菊サンには良くして貰ってるよ」

台湾ちゃんと桜姐さんは隠れオタ友達。
同じ流れでフランシス兄さんとも、実は仲が良さそう。

ア「私はサークルの機材に詳しいって、菊を紹介されたんだ」
ユ「ふうん…それでこの間のアレか」
ア「いろいろ物知りだしね、すっごく助かってるんだぞ」

ぎこちないながらもやがて打ち解ける三人。裸の付き合いは偉大だな。
三人で並んで背中流しっこしたり、泡風呂で遊んだり、
露天風呂で「日本に来て一番驚いた事って何?」てな長話してそう。
にょメリカ、湯船で泳ぎそうだな。それを止める年長者ユールさん。
んで、お風呂上がり。

湾「ユールさんのそれ、すっごく可愛いね」
ア「わお、ホントだ。それ、コスメかい?」
ユ「ん、ああ」
湾「日本の化粧品、私も欲しいよ」
ユ「ちょっと使ってみるか」
ア「サンキューっ」
ユ「こらお前っ、それ取り過ぎ。量多過ぎだ、馬鹿っ」

菊さんとデートした時に買ったフェイスクリームですな。千鳥模様の。
これぐらいの量をこうしてこうして使うんだとよー…って、
お店の人に教えて貰ったとおり、二人に教えてあげたりしそう。
これを使ってたら、日本人みたいに肌が綺麗になるかなーとか、
今度三人でこのコスメのお店に行こうかって話になったりとか。
割と大学の女の子とつるむ事の少なかったユール姐さんとしては、
なーんか変な感じだと思いつつ、悪くはないとも思っている。

フ「随分遅かったね」
ユ「ゆっくり浸かってたからな」
湾「お湯がぬるぬるしていたよ」
菊「それが温泉成分で、肌に良いんですよ」
マ「ずーっと身体がぽかぽかしますね」
ア「気持ち良かったんだぞっ」

茹でたての六人。なんだ、結構ほのぼのしいメンバーじゃないか。

ア「ちなみにおっぱいの形は、ユールヒェンが一番綺麗だったぞ」
マ「聞いてないよ、そんな事っ(顔真っ赤)」
ユ「お前、そんなトコ見てたのかっ」
ア「でも、大きさなら負けないんだぞ」
フ「詳しい話を聞こうじゃないか(きりっ)」
ア「うん、後ね…」
ユ「お前はちょっと黙れっ」
湾「でもユールさん、ホントにスタイルが良くて…」
ユ「言うなっ」

隠すものではないけれど、公表するものでもないと姐さんは思ってます。
ユール姐さんはモデル体型と信じて疑っておりません。
おっぱいは大きくても小さくてもどっちでも良いけど、
形が綺麗な美乳という一点だけは何が何でも譲れない。私が。
温泉ネタである以上、乳ネタを出すのは使命だと思いました。

菊「流石、師匠です(おっとりとした笑顔)」
ユ「お前、それフォローのつもりか」

もしかしてこのメンバー、ツッコミ役がユールさんしかいないのか?
そのまま皆で温泉卵やソフトクリームを食べながら、足湯に浸かったり、
市内散策をしたり、お土産屋さん巡りをしたりしてて。

ユ「これ、なんだ?」
菊「簪ですね、髪を纏めるものです」
ユ「箸じゃなくて?棒一本で髪なんて纏めることができるのか?」
菊「出来ますよ、ちょっと失礼しますね」

くるくると器用にユール姐さんの髪を纏め上げる菊さん。
桜姐さんの影響で、簡単なヘアアレンジぐらいなら出来ます。

菊「(鏡を見せながら)ね、お似合いですよ」
ユ「お前、ホント器用だよな(まんざらでも無い)」
ア「すごーい、キク、私の髪もアップにするんだぞ」
湾「わ、私もお願いしますっ」

浴衣にはアップが似合いますからね。
女の子がきゃっきゃうふふしてるのって良いよなー。
もうちょっと、だらだら続きます。



そう言えば、以前某有名なお祭りに行った際、
旅館でレンタルしているのでしょうね、浴衣姿の外人さんが沢山おりました。
勿論貸出ってのも理由でしょうが、赤とか水色とか黄色とか、
はっきりした原色系の着物をお召しになっていらっしゃいました。
で、日本人は殆どの人が、くすみ系や深み系、渋み系の色。あと黒か紺。
こんな所にお国柄って出るんだなあ…と思いました。

ぽろりもあるぜよ

相変わらず、小ネタの続き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。



前回の話で綺麗に纏まったのでこのシリーズも終了のつもりでしたが、
菊ユールの需要があるとのお言葉を頂き、嬉しさあまりに調子に乗ります。
脳内のみに留めて、書くつもりの無かった超自分得ネタです。

題して、
「男女六人湯煙道中・どきっvアブないあの子の浴衣姿に(以下略)」
すいません、頭腐ってます。梅雨だしね。

大学にて。フランツ兄ちゃんとユール姐さんと菊さん、三人の会話。

フ「ああ。あそこの銭湯って、皆よく行くよね」
菊「ウチの大学の生徒御用達ですから」
ユ「良かったぜー。でも温泉って、あれより肌がつるつるになるんだろ」
菊「そうですね。水質が違いますから」
ユ「すっげえ。なあなあ、行こうぜ」
菊「良いですね。でも、温泉は同性と行った方が楽しいですよ」
ユ「なんで」
菊「男湯と女湯で別れちゃいますから」
ユ「あー…」
フ「でも良いよね。お兄さんも行きたいな、温泉」
菊「意外に近場にも多いですよ」
フ「ねえ。折角だし、皆で行ってみようか」

という訳で、急遽一泊旅行で温泉に行く事になりました。
メンバーは菊さんとユール姐さんとフランシスお兄さん、
それに菊さんと仲の良い台湾ちゃんに、
先日お手伝いした映画サークルの主宰にょメリカと、
何故かその映画サークルの制作を手伝わされているマシューさん。
男性チームは平和で仲良さげだけど、女性チームは関連性が薄いな。

ア「ひゃっほー、すっごく良い天気なんだぞっ」
マ「もー、荷物を振りまわすと危ないよ」
湾「ホント、晴れてよかったね」
フ「うん、絶好の旅行日和だな」
ユ「おーい、本田。次の電車だぞ」
菊「はい、直ぐ行きまーす」

京都からのんびり日帰りとなると、有馬とか、城崎とかが有名?
城崎なら天橋立経由もできるし、有馬なら神戸が近いし、
どちらも観光も出来て充分楽しめそうですな。温泉だけでも良いけどね。
まあ、自国民の菊さんが幹事になるのは、当然の流れだな。
でも今回は、ユールさんが菊さんのお手伝いしています。

菊「バイルシュミットさんがお手伝いしてくれて、本当に助かりました」
ユ「大した事してねえけどな」
菊「そんな事無いですよ。しっかりされているから、凄く頼りになります」
ユ「…まあ、今回は俺が言い出しっぺだったからな」

電車の中、四人席に座って盛り上がる皆の隣で、
二人席に並んでこの先の予定を確認する菊さんとユールさん。
完璧主義の二人が幹事って、すごく安心出来そうです。

ア「もー、菊っ。そんな所にいないで、こっちに来るんだぞっ」
菊「(無理矢理腕を引っ張られて)はあ、えっと…」
ユ「こら、てめえ。電車の中ではもう少し静かにしろっ」
湾「ユールさん。お菓子持って来たけど、食べるね」
マ「僕、温泉って始めてです」
フ「俺も俺も。で、菊ちゃん。今回の温泉には混浴アリ?」
菊「ナシです」
ア「コンヨクってなんだい?」
フ「この世の楽園だよ」
ユ「殴るぞ、お前」
マ「へえ、流石日本ですね」
ユ「信じるなっ」

この女性陣って、ユール姐さん、最初は結構緊張しそうだな。
だって、一人は菊さんと親しげでお似合いの可愛いアジア人だし、
もう一人はやたら強引でパワフルで、サークル活動も手伝わせる仲だし。
何となく俺様大丈夫かね…と心配する中、ちらりと菊さんを見ると。

菊「もうすぐ着きますよ、楽しみですね(にっこり)」
ユ「…おう」

とまあ、こんな流れで、もうちょっと続きます。
メンバーが多くてごちゃごちゃしちゃって申し訳ない。
ホント、自分だけが楽しいネタだな。

うばっちゃった

昨日の小ネタの続き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。



大学に泊まり込んで、サークルの映像の編集をする菊さんと、
それに付き合ってお手伝いするユールヒェン姐さんのお話の続き。

菊「…あ、すいません。ちょっと外出していいですか?」
ユ「あ?良いけど、何処行くんだ?」
菊「バイルシュミットさんも一緒に行きますか?銭湯」
ユ「…日本人はどんな時でも風呂に入るって、本当なんだな」

タオルはレンタルできますし、ソープもシャンプーも置いてますし、
良い気分転換になりますよ…と誘われて、一緒に行く事に。

ユ「銭湯なんて、行った事ねえや」
菊「それは勿体無い。大きいお風呂って気持ち良いですよ」
ユ「折角日本に来たんだから、温泉って行ってみてえんだよな」
菊「この近くでも結構ありますよ」

男湯と女湯に別れる入り口にて。

菊「じゃあ、針が45分を指した頃に、ここで」
ユ「おう、了解」
菊「判らなかったら、傍にいる誰かに聞いたら教えてくれますから」

大学から近いので、留学生の利用も多く、常連さんは判っております。
普通の町の銭湯なので、中に入ると富士山の絵があったり(お約束)、
天井が男湯と繋がっていたりします。
おーい。本田ー、聞こえるかー…とか、ユールさんは面白がって呼びそう。
なんだ、この昭和じみたほのぼの感は。大好きだけどね。

ユ「すっげえ、気持ち良かったー」
菊「はい、さっぱりしました」
ユ「あー、ここでビール飲んだら美味いだろうなー」
菊「そうですね。でも、今日は我慢して下さいね」

髪の毛、まだ濡れてますよ…とか言いながら、
菊さんが自分のタオルで、ユールヒェンさんの髪を拭いてあげたり。
途中の自販機でコーヒー牛乳飲んだり。
電気風呂に入ったぜ!と自慢げに話したり。

ユ「なんか、シャワーだけよりも、肌がつるつるになった気がする」
菊「そうかも知れませんね」
ユ「特にほら、ここ。(自分のほっぺたを示して)な?触ってみろよ」
菊「…え、いえいえいえ、それはちょっと」
ユ「良いからほら、触ってみろって(無理矢理手を取って)」
菊「ちょ、バイルシュミットさんっ(慌てて振り切って)」
ユ「こら、てめえ。なんで逃げるんだっ」

まて、本田。逃げんじゃねえ。俺様のつやつやほっぺが怖いのか。
言いながら、二人で走って大学に戻ればいいと思う。
青春過ぎて眩しい。鼻血出そう。
でも、大学に戻れば、作業が待っているんだよな。
丑三つ時ぐらいまで頑張って。

ユ「…よーし、こっちは終わったぜ」
菊「お疲れ様です。こっちももう少しで終わりそうです」
ユ「そっか。良かった、間に合いそうだな」
菊「朝までまだ充分時間がありますから、どうぞ眠ってて下さい」
ユ「(欠伸しながら)悪いな、そうさせて貰うぜ」

勧められるままに、ソファに横になるユールヒェンさん。
そして朝、目が覚めると、眠っていた自分の上に、
ちゃんと菊さんのシャツが掛けられているんだな。(お約束)
そっちを見ると、床の上に横になって寝ている菊さん。
うわこいつ、こんな所で寝ると、身体がちがちに痛めるぞ。
てか、雑誌を敷いてるとは言え、流石に床で寝たら風邪ひくだろうが。
起き上がって、自分に掛けられていたシャツを掛けてやるユールさん。
疲れた寝顔を見下ろして、まあ寝顔にキスぐらいはするわな。(お約束)

ぱちりと目を覚ます菊さん。
寝惚け眼でぼーっとしたまま、目の前のユールヒェンさんの顔を見つめて。

菊「(へらっと笑って)ありがとう、ございます」

そのまま、またすぐ寝る菊さん。ずーっと睡眠不足が続く中、
漸く作業も終えてほっとしているので、本気で寝惚けています。
そうとも知らず、どきどきして、そのまま眠れない純なユール姐さん。
え、嫌がら無かったよな、笑ったし、これ、もしかして、こいつも、とか?
菊さんとしては、手伝ってくれたし、シャツを掛けてくれたお礼のつもり。
しかもこの男、憶えてなんかおりません。ええ、これっぽっちも。

菊「ちょ、何で殴るんですかっ」
ユ「うるせえ、俺の純情返せっ」



つーか、いい加減、この二人は進展しても良いと思うんだ。
このまま延々と付かず離れずな関係にしてしまいそうで、
自分のラブ展開の駄目っぷりが、なんかもういろいろと切ないです。
ラブストーリー苦手です。でも、ちゅうシーンは大好きです。

ページ移動