またまた小ネタの吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、日にょ普です。
現代パラレル、大学生の菊さんとユールヒェンさん。
実はまだ続いていたんですよ、このシリーズ。
ちょっぴりセンチメンタルユール姐さんの巻。
食堂にやって来た所で、菊さん発見。
声を掛けようとしたけれど、菊さんは別の女の子とお話中。
日本人か?小さくって可愛い子だよな…と眺めていると。
フ「あー、あの子、台湾からの留学生だよ」
ユ「…ふうん」
フ「菊ちゃんと趣味が合うみたいでさ。仲良いんだよ」
ユ「あっそ」
フ「…焼いちゃう?」
ユ「殴るぞ、てめえ」
その昔、ユールさんは切ない失恋をした事がありました。
お相手は、勿論ハンガリーくん。
気の置けない間柄で、それなりに仲も良かったのですが、
彼はオーストリアさんが好きで、二人は相思相愛の恋人同士でした。
男でも女でも、私はどうも普を洪に失恋させたいらしい。
基本的に、きちんと失恋を知っている人は、
人の心の痛みをちゃんと理解できる人だと思っております。
男ってやつは、頼り無くて、守ってあげたいタイプが好きだよな。
あいつもそうだったもん、気位高い癖に、妙に抜けててほっとけなくて。
自分みたいに、一人が気楽で、可愛げ無い女は扱い難いだろうな。
自分だって可愛いものが好きだもんな。あんな子になりたかったな。
まあ無理だけどよ。けっ、一人楽し過ぎるぜー。
菊「バイルシュミットさんは、とても可愛らしい方ですよ」
勿論、菊さんは素で思っております。カッコ良いけど可愛い女性。
ユ「御世辞なんて言われても、嬉しかねーよ」
菊「御世辞なんかじゃないですよ」
ユ「…どうだか(ぷっぷくぷーとそっぽを向く)」
菊「(そんな所が可愛らしいんですけどね)」
椅子の上で膝を抱えて拗ねモードのユール姐さんを眺めながら。
菊「美味しいケーキ屋さんを教えて貰いましたけど、御一緒にいかがですか」
ユ「お前が食いたいだけだろ」
菊「そうですけど…師匠と御一緒出来たら、もっと美味しいかなって思って」
ユ「(嬉しいけど、急に態度を変えるのも気まずい)」
菊「男だけでケーキ屋って、結構恥ずかしいんですよねー」
ユ「…しょうがねえな。俺様が付き合ってやるよ」
菊「良かった。ありがとうございます」
とあるアンケートにて、男性が女性に胸キュンとなる瞬間って、
普段しっかりしている人の弱気な所を見た時…てのが上位にありました。
所謂、ギャップ萌えですな。何だ、オタクだけじゃないんだ。
これでこの二人、付き合ってないんだぜ。
菊さんは、自分に向けられる好意に対して、とことん鈍感です。
でも、ユールヒェン姐さんの事は、本当に素敵な女性だと思ってます。
憧れの人なのですね。
男性の敬語が好きだったりします。