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貴方との世界は

更に引き続き、オフ本「きらきらまぶしい」の削除ネタ。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、普にょ日、パラレルです。



都合上、本編に書けなかったネタのあれこれです。

・ルート君との関係
実は一番最初に考えていた、バッドエンドバージョンの流れネタ。
ギル事故で死亡→菊ちゃんの手術失敗→ギルとの子供妊娠→出産
兄の忘れ形見を健気に育てる義理の姉を見守るルート君は、
矢張り子供の為にも父親が必要だと思い、彼女にプロポーズ。
脳の損傷の為、菊ちゃんは自分の命が長くない事を知っております。
優しいルート君の気持ちを知った上で、こんなに甘える事は出来ません。
でも、そうなれば、自分がいなくなった後、この子は…。
という、実に救いの無い、昼ドラ系話が最初あったんですよ、マジで。
あまりにもルート君が気の毒過ぎて、書いている自分も嫌になりそうで、
結局方向転換しましたが、この二人の交流は書きたかったんですよね。

・ドイツ留学
大学生になったギルが、ドイツに留学するネタ。
これは、行く前、最中、帰国の三パターン、書いてみたかったな。

→留学前
自分の知らない場所へ行ってしまうギルに、寂しさを感じる菊ちゃん。
行かないでと思ってしまう自分に自己嫌悪しつつ、
ギルの足枷にはなりたくないと思いつつ、
ずっと面倒見ていた自分から解放されるべきだと思いつつ、
でも一度離れると、今までの面倒臭さを理解して、
帰国したら自分の世話をするのが嫌になるんじゃないかと思いつつ、
頼り切っていた彼と離れる生活に不安を覚えつつ、
そんな葛藤と自虐に悩みつつ、表面には決して出さない菊ちゃん。
逆に不安を覚えるのはギルだったりして。

ギ「お前さー、俺様がいなくても平気だってのかよ」
ギ「ちょっとぐらい寂しがれ、バーカ」

→留学中
電話では料金が馬鹿にならないから、主にネットで連絡を取り合う二人。
サプライズで、ルートさんに付き添ってもらい、ドイツ旅行へ行きます。
ただ、これを書いていた時点でドイツに行った事が無くてイメージが難しく、
視覚障害者の海外旅行のあれこれを調べるにも、
流石に時間的に無理があったので、残念ながら断念。
久しぶりの再会に緊張→ぎくしゃくしたまま喧嘩→仲直り→初めての朝チュン
というめくるめく展開も考えておりましたが、
菊ちゃん身体が弱いとの設定後、見事無かった事になりました。ギル、残念。
幻の朝チュンシーンは、ローカルに残っております。ふふふ。

→留学後
留学を終えて日本に帰って来たギルは、
菊ちゃんが随分しっかりしてきた事に驚きます。
前よりも自分一人で出来る事が増えているし、大学に進学したし、
友人も随分増えたし、交友関係も広がったみたいだし、
なんだよ、俺様がいなくてもこいつ全然平気じゃねえか。
ちょっとビールしょっぺえ。
でも、菊ちゃんなりに努力した結果なのですよ。
ギルが医大に入った理由を知って、一般大学に入学する決意をして、
猛勉強して、彼に甘えてばかりいては駄目だと頑張ったのです。

菊「ギル君、褒めて下さい」
菊「子供の頃みたいに、頭を撫でてくれますか?」

・視力悪化の様子
緊急に手術しないと、命に関わるかもしれないという切羽詰まったネタ。
菊ちゃんは全盲ではなくて、うっすらとシルエットとして残る視覚が、
年齢とともに悪化し、やがて全く失われてしまい、
このままだと危ないと判断した矢先に学校で倒れ、急遽手術となる展開。
その葛藤をじっくり書きたかったのですが、これもページの都合上、断念。

菊「ギルベルト君が見えなくなるのが怖いんです」
菊「だって、記憶の中のギルベルト君も、見えなくなりそうで」
菊「僅かな視力にしがみついて、馬鹿みたいだって自分でも思います」
菊「今更だって判っていますが、でも…でも、凄く怖いんです」

滅多に自分の弱音を見せない菊さんの、そんな心情の吐露。
頑張れ、ギル。超頑張れ。



なーんてネタも、いろいろ考えておったとですよ。
でも、「きらきら…」は暗い展開を避け、極力ライトで、前向きで、
読んでいて元気になれそうなお話にしたかったので、
結局今の形に収まりました。
これだけのネタを書こうとすると、一冊では到底収まりきらないですしね。
オフ本はオフ本でしか味わえない楽しさがあるのですが、
ネットと違っていろんな制約がありますからね。難しいですな。

これもリサイクル

引き続き、オフ本「きらきらまぶしい」のこそっとネタ。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、普にょ日、パラレルです。



ページの都合上削ったシーンやネタが多いのですが、
折角なのでそれを吐き出してみます。

・悪友とのあれこれ
本当は書きたかった、悪友とのあれこれネタ。
特に小学生のやんちゃな頃の悪友と菊ちゃんの絡みが書きたかったな。
バレンタインデーのチョコとか、運動会とか、放課後秘密基地とか、
ローデさんとエリザさんも含め、皆できゃっきゃして欲しいよう。
でも、これを書いても、本編との関連性が薄いんですよね。
あまりにも超自分得の自己満足になりそうだったので、却下となりました。

・ローデさんと音楽
ご近所さんのローデさんと菊ちゃんの、楽器の二重奏ネタ。
ローデさんと菊ちゃんは家族同士に交流があります。
二人でピアノとお琴の二重奏を何かの余興で両親にお披露目しますが、
それにギルベルトが反発して。

ギ「おれさまだって、がっきぐらいできるぜ」
ギ「おれさまもまぜやがれ」

で、フルートを持って来て、無理矢理三人で三重奏をするんだな。
それを眺めて、自分も仲間に入りたいと思う幼いルート君。

・その音楽話の流れ
菊ちゃんの誕生日に、ギルが久しぶりにフルートを吹くと言うネタ。
曲目は勿論「ハッピーバースデー」。他の曲でも可。
ローデさんに協力して貰って、オーケストラ風にアレンジしたりして。
音大生のローデさんに話を通して、大学のコンサートを観に来た彼女に、
飛び入り参加でサプライズ演奏とかしてもよし。

ギ「音楽なら、一緒に楽しめるだろ」

二十二歳・秋の章は、実はそんな展開も考えておりました。

・フェリちゃんとの出会い
少し遅れて住宅に越して来た、フェリちゃんとの出会いネタ。
押しの強いフェリちゃんにやきもきするのは、寧ろルート君だったり。

・色の表現の強調
各章、それぞれ色テーマを決めて、それを強調させようとしたネタ。
ギルの口から、菊さんに説明する色の表現とかね。
実験的要素として取り入れようとしましたが、
それを思いついたのが比較的遅く、断念しました。
勿体無かったな。これは一度、何かでやってみたいぞ。



思いつく事は様々あれど、それを表現するまでには至らず。
実行する能力に欠けるんでしょうね、頭でっかち。
力量不足にいろいろと打ちのめされます。あーもー。
自分が狙ったとおりに文章が書けるようになるのって、
一体何時の事になるのだろうか…。

きらきらしている

オフ発行の書籍委託が、有り難い事にあと僅かになった模様です。
で、今更ながら、販売推進と言う名目で、裏話を書き出してみます。
すんごい今更ですけどねー。

という訳で、オフ本「きらきらまぶしい」裏設定の吐き出し。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、普にょ日、パラレルです。



初めて自分で発行したオフ本と言う事で、
かなりの試行錯誤の中で作成しました。
後悔は多々あれど、でもお話自体は楽しく書く事が出来ました。
ただ、削除したり表に出せなかった設定も多々あります。

・菊ちゃんの事故について
変質者に攫われかけて、その逃亡劇の最中に起こった事故という設定。
小学生の菊ちゃんの知らぬ所でずっと機会を伺っていたけれど、
いつもギルと一緒に登下校していたので、手が出せませんでした。
たまたま喧嘩して、二人別々に帰った所に発生した事件だったのです。
尚、子供の菊ちゃんは、その事を知りません。
ある程度大きくなって、改めて親に教えて貰いました。
但し、ギルは結構早い段階で知らされております。
ギルがずっと彼女を送り迎えしていた理由はそれ。

・身体が弱い。
菊ちゃんは、体育の授業を念の為に見学しているという設定。
中高の進学で普通学校へ行かず、盲学校を選んだ理由の一つがそれ。
身体と言うより、脳に問題があるのですけどね。
出産も、絶対駄目とまでは言われないけれど、
かなりのリスクが伴うとは、フリッツ先生から聞いています。
ギルが菊ちゃんにちゅーさえしなかったのは、
一度手を出せば止めらんねえんじゃね?という自分への戒めなのだな。

・楽器演奏
菊ちゃんは小さい頃、お琴を習っていたという設定。
小さい頃は綺麗なお着物を着て発表会に出席したり、
ご近所のローデさんのピアノと一緒に親御さん達の前で二重奏したり、
実は小さい頃はお琴の先生になりたかったり。
でも、事故で視力を失って以来、当然ながらやめてしまいました。
ちなみに、ギルはフルートが吹けます。実は小学校では吹奏楽部でした。
フルートを吹くのも好きだったし、それなりの腕前でしたが、
菊ちゃんがお琴をやめたと同時期に、彼もぴったりとやめました。
ギル曰く、「そんな暇ねーから」とのこと。
フルートに執着はしていないギルと違って、菊さんは残念に思っています。

・「きらきら」を使う
エピローグプロローグ含め全9章ありますが、
各章の中に一回「きらきら」という表現を入れようとした設定。
でも、途中でそれを忘れて、チェックする前に入稿してしまった馬鹿者です。
確か、2、3章、入れ忘れたんですよね。「きらきら」が。
いろんな「きらきら」を表現する実験要素を入れようとしたのですが、
これも押し迫る締め切りに断念しました。

・医療機器の開発
菊ちゃんの手術に使われた新型医療機器を開発したのは、
「BE MY~」シリーズのギルが所属する大学の研究室と言う設定。
これこそ本当に自己満足なのですが、現在公開しているヘタ二次創作は、
全シリーズに何らかの形で関連があるようにしようと目論んでいます。
ホント、無駄な努力だよな。言わなきゃ判らない、一人楽しい裏設定。



「きらきら…」は最初からハイパーラブロマンス物を狙っていたので、
自作のヘタ話の中では多分一番ラブ度が高いかと思われます。
あくまで当社比。あくまでも当社比。<大事なこ(以下略)
でも、果たしてこれを越えるラブ話を書ける日が来るのだろうか…。

散財したのだ

やっとこせ、冬物セールに参戦しました。
ええ、行けないならいっそ!と、再値下げを狙っていたのですよ。

スカート、ニット、カットソー、カーディガン、ブーツ、ズボン…
売れ残り商品ばかりではありますが、随分お安くなっていたし、
何だかんだと狙っていたアイテムは殆ど買えたかな。
残念ながら売り切れちゃっていたものもあったのですが、
まあそれは御縁が無かったと言う事で…くすん。
でも、総じて満足。ほくほく。散財万歳。

とは言え、店頭にはそろそろ可愛い春物が並んでいて、
ついついそっちにも目が惹かれちゃいますよね。
軽やかな春色の服が並んでいるのを見ていると、
ホント暖かくなるのが待ち遠しくなりますな。

冷え性なのです

冬になると欲しくなるこの生姜飴。徳用サイズを発見したよ!
最初食べた時はこの辛さにびっくりしましたが、
慣れるとすんごい病みつきになります。
生姜の辛さが好きな方にはかなりお勧め。ちと、お高いけどね。

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同シリーズで生姜湯もありますが、一番辛いのはこの飴だそうです。
生姜の砂糖漬けにもハマって、やたらと貪り食ってた時があったな。
生姜、美味しいよねー。

晴天ナレド波高シ

遅まきながら、「坂の上の雲」ドラマ、全編見終わりました。
良かったです。海上戦のクライマックスはテンション上がりました。
比較的、原作に忠実だったんじゃないかな?
内容だけにいろんな批評があるのでしょうが、
それでもここまで頑張ったスタッフさん達には敬意を表します。
三年掛かりの放送でしたが、改めて全編一気に観たいですな。
原作も、もう一度読み返したいです。

ちなみに個人的今回のツボが、スーツ姿の男性の、懐中時計のチェーン。
スーツの下のベストに、さり気なく下がっているの。
良いですよねー、あれ。レトロでお洒落で。懐中時計大好き。
あの当時の和洋折衷な感じは、凄く面白いですね。
もうちょっと、文化的な面が詳しく知りたいです。ネタ的な意味でも。

カラフルマカロン

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マカロンのビジュアルの可愛さの秘密は、是なんぞや。

少し前まではちょっと珍しいお菓子だったのに、
今や結構ポピュラーなフランス菓子へと昇格しておりますよね。
カラフルで、ころんとしてて、高級感もあって、絵になるお菓子だよなあ。
でも、結構お腹に凭れるので、一度に沢山は食べられないんですよね。
だけど、見掛けると妙に欲しくなっちゃう…見た目か?見た目の所為か?

別嬪さんが来た

桜色で、大きな黒目の美人さんが、うちに来たよ!

日本で実演販売のイベントでの限定白タグテディです。
一カ月位、悩みに悩んだ末のお買い上げでした。
本当はドイツ旅行の際、あちらのお店で買いたかったのですが、
残念ながら専門のお店に足を運ぶ機会が無く、
要所要所のお土産屋さんには置いているのですが、
種類は少なく、限定は更に少なく、運命を感じる子にも出会えず、
妥協で買うのもテディさんに失礼かと思い、購入を断念したんですよね。
まあどうしても欲しい子に出会えるまで気長に待つか、
そう思って帰国後、何気にシュタイフのサイトを眺めていたら、
ええ、どうしても欲しい子に出会いましたよ。正に運命。

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ベージュ掛かってて、ほんわりとした優しいピンク色が可愛いよう。
桜をイメージしたこの子ににょ日を連想しましたのは、
まあこちらのジャンルで創作している者として、当然ですよね?

網タイツとヒール

いのうえひでのり氏演出の舞台、「ロッキーホラーショー」を観劇しました。
B級カルト映画のアイコン的作品ですね。エログロナンセンスの古典。
参加型劇場映画としても有名で、一度ミニシアターに見に行った事があります。
果たして舞台ではどうなんだろうか…と思っておりましたが、
案の定、ペンライトやクラッカー持参の観客が結構いらっしゃいました。
多分、映画を知っている人の方が、より楽しめる舞台でしょうね。

演出氏のこの作品に対する愛情とこだわりが見え隠れして、
ロッキーファンとしても充分満足できる舞台となっていたと思います。
古田氏は相変わらずの役者っぷりを発揮。良い声しているよー。
唯一、コロンビアのタップダンスが無かったのは残念かな。

帰り道、後ろを歩く女の子二人が「意味が判らない」と話をしておりましたが、
これはノリと勢いと音楽で突っ切る作品なので、意味を求めるのは寧ろ野暮。
ストーリーなんてあってないようなものです。いや、マジで。

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そして、ものすっごい超個人的感想。
上演前や休憩時間に流す館内音楽って、誰の選曲だったんだろう。演出氏?
選曲した方と、酒でも飲みながら一度じっくり語り合いたいです。
きっと、凄くディープで、美味しいお酒になる気がするんだよな。

もうひとりの私

小ネタの更に続き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、一応本人は普にょ日のつもり。
ちょっと特殊設定なネタなので、お気を付け下さい。



両親を無くして華道家元である親戚の家に引き取られた桜さんは、
その才能も相俟って、流派内での妬みの対象にもなりました。
しかも、引き取ってくれた義理の親から性的虐待も受け、
学校でいじめもあって、そのショックから人格が分裂してしまいます。
菊さんは多重人格を判っているけれど、桜さんは判っていません。
短期大学を卒業して、出来るだけ遠い所に離れた方が良いと思い、
ドイツの生け花教室の講師の話を持ち出したのはローデリヒさん。
有名な華道一族の不祥事として週刊誌にもさらけ出されたし、
いっそ彼女を知る人の誰もいない場所で、
新しく始めた方が良さそうだと思ったのですよ。

ギ「(そっか、だから俺の傷を見て、あんな反応したんだ)」
ロ「菊は大丈夫なのですが…問題はもう一人にあります」

桜さんの中には三人の人格があります。
暴力的で自傷癖のある三人目にくれぐれも気を付けるようにと、
ローデさんはギルに忠告します。

町のカフェにて寛ぐ桜さん。お店の女の子との会話。

ベ「最近変なニュースが続いているから、気ぃ付けや」
桜「変な事件、ですか?」
ベ「桜さん見たいなか弱い女の子、うちごっつい心配やわ」

精神科医はローデさんじゃなくて、オランダ兄さんでも良かったかな。
そして、ギルと桜さんが一緒にいる所を、ばったりイヴァンさんに見られます。

イ「なあんだ、やっぱり君達、仲良しだったんだね」
イ「僕も、君とお友達になりたいな」

言いながら、ロシア風挨拶をしようと身体を寄せられた所で、
悲鳴を上げて異常な拒絶反応を見せる桜さん。
彼女は過去のトラウマから、身体の大きな男性に触れられる事に、
強い恐怖心があります。普通に接する分には大丈夫だけどね。

ギ「おい、さくらっ、だいじょうぶか」
桜「すいません…取り乱してしまって」
ギ「…さくら?(あれ。なんか、雰囲気が違う?)」
桜「どうかしましたか?ギル君」

そして、事件が起こるのです…。



との流れを考えてみました。
これなら丁度、去年発行したオフ本と同じくらいの長さになるかな、
だったらいっそ、オフの二冊目にチャレンジしてみようか!と思いましたが、
しかしここで、超致命的な問題に気が付きました。

まず、この手のネタにありがちな幼児期の虐待について、
知識を付けようとネットで資料を読む時点で既にダウン。
資料を読むのが辛いです…マジ駄目。心臓苦しくなります。

そして、ラブ的要素が、あまりにも薄過ぎるんだよー。
ハリウッドのサスペンス映画の方が、まだ恋愛要素高いぞ。
わざわざお金を払って購入して貰うんだから、
オフ発行の話はせめて糖度のある話を目指しているんですよね。
尚、唯一のヘタオフ本「きらきら…」は、自分普日史上、
最も糖度があるお話です。多分。レベル低いですが。
それでも、アレを超える日が果たしてくるのか、自信がありません…。

何番目のわたし

昨日の小ネタの続き。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、一応本人は普にょ日のつもり。
ちょっと特殊設定なネタなので、お気を付け下さい。



菊に会った事を話すと、桜はびっくりします。
菊の話では、「この近く」に住んでいるとの事。

ある夜、家でお酒に酔ったイヴァンの暴力を受けるギルベルト。
そんな中、ぴんぽんと呼び出しのベルが鳴ります。
邪魔をされて不機嫌なままに扉を開けると、青い顔をした桜さん。

イ「何、こんな時間に何か用?」
桜「あ、あの…っ、ギルベルト君に、その、約束していた荷物が届きまして」
イ「こんな夜中に?日本人って礼儀正しいって聞いたけど、君は違うんだね」
桜「(震えながら)あ、明日じゃ駄目なので…、ギルベルト君は?」

後ろから顔を出すギルベルトの様子に、息を飲む桜さん。
慌ててギルベルトの手を取って。

桜「ギルベルト君、早くっ、早く行きましょうっ」
ギ「さくら…」
桜「遅くにすいませんでした、ギルベルト君をお預かりしますね」
イ「…それ、ちゃんと返してね」

そのまま傷だらけのギルベルトを連れ帰る桜さん。
虐待を受けているのを町の人は薄々気付いているのですが、
有力者であるイヴァンを恐れて見て見ぬ振りをしています。
泣きながらギルベルトの手当てをすると、そのまま客間に寝かせます。
暫くうたた寝た後、チャイムの音が。どうやら、イヴァンが来た模様。
布団にくるまってじっとしていると、誰かが対応する声。
イヴァンが帰ったのを見計らい、顔を覗かせると。

菊「ああ、起こしてしまいましたね」

いつの間にか、桜が菊を呼んだよう。
イヴァンさんへの対応は、毅然とした彼がしてくれました。

菊「大丈夫ですよ、今日はここでゆっくりおやすみなさい」
ギ「さくらは?」
菊「気を張り過ぎたんでしょうね、疲れて眠っちゃいました」

小さい頃から怖がりで、気が小さくて、臆病な桜さんにとって、
イヴァンさんの所からギルを連れ出すのは、物凄く勇気のいる事でした。

菊「桜さんなりに、ギルベルト君を助けたくて、すごく頑張ったんですよ」
ギ「…ああ(握った手、すげえ震えてたもんな)」

ある日、菊の元へ訪れると、男性の客さんが来ていました。
そういや今日は、来客があるって言っていたな。
眼鏡をかけて、インテリぶって、なーんかスカした奴だなー。

桜「こちらは、ローデリヒさんです」

彼は日本に留学中、桜と知り合いました。
精神科のお医者さんで、ドイツ滞在の桜の所に定期的に足を運んでおります。
桜が席を外した時。

ギ「きゃくって、きくじゃなかったのか」
ロ「…貴方、菊に会ったのですか?」

途端、ローデリヒは難しい顔をします。何だ?俺様変な事言ったか?

ロ「本田家に、双子はおりません」
ギ「でも、きくもさくらも、そういっていたぜ」
ロ「落ち着いていたのですが…貴方に自分を重ねたのかも知れませんね」

貴方の虐待の様子を目にして、自分の過去を思い出し、
また情緒が不安定になっている可能性があります。

ロ「菊は、桜の中の、もう一人の人格なのです」



長くなったので、更に続く。
一時流行った多重人格ネタです。相変わらず流行に乗り遅れています。
寧ろ、オリジナルで書いた方が良さそうな気がしてきました。

サイコサスペンス

小ネタを晒します。
ジャンル違い要注意。
以下、APH、一応本人は普にょ日のつもり。
ちょっと特殊設定なネタなので、お気を付け下さい。



場所はドイツ。古い町並みの残る片田舎。
街の外れにぽつんと離れて立つ、古くて小さいオレンジ色の屋根の家。
長らく無人だったそこに、どうも最近人が住み出したらしい。
自室の窓からその家が見えるギルベルト少年は、気になって仕方がありません。

庭からそっと忍び込むと、確かに人の気配。
台所?何か作っているのか?すげえ良い匂いがする?
そおっと覗いた所で。

「あら。匂いに釣られて、うさぎさんがいらっしゃいましたね」

匂いの正体は、夕食にと作ったじゃが芋と人参たっぷりのカレーライス。
カレーってつい作り過ぎちゃうんですよね、
よろしければご一緒にどうですか…と誘われて夕飯を一緒に。
ギルは子供設定。我ながら、ホントにちびギルが好きだよな。

ギ「なあおまえ、にほんじんか?」

桜さんは普段着に着物を着ています。
この町でもう直ぐ開講される、華道教室の先生としてドイツに来ました。
実は、華道の某流派の家柄生まれと言うという、なかなかなお譲さま。
そんな人が、どうしてわざわざドイツに、一人で暮らすようになったのか。

菊「また、いつでもいらして下さい」
ギ「おう、きてやってもいいぜ」
桜「ギルベルト君は、ドイツに来て出来た、一番最初のお友達ですね」

一人楽し過ぎるギルベルトと桜さんの最初の出会い。
以後、ギルは桜さんの家に遊びに行くようになります。
だってご飯は美味しいし、マンガも持っているし、何か居心地いいし、
外国に来たばっかりでこいつも寂しいもんな。俺様優し過ぎるぜー。

イ「ねえギルベルト君、最近何処に行っているの?」
ギ「べつに、どこにもいってねえよ」
イ「ふうん…そう言えばあそこの家に、日本人が住みついているんだってね」
ギ「…さあな」

ギルは諸事情があって、イヴァンさんの家に引き取られています。
町に投資をしているイヴァンさんは、
特にお酒を飲むとギルに暴力を振るう時があります。
どうもこの二人の組み合わせに、DVを連想する自分がいるよな…。

桜「どうしたんですか、その傷」
ギ「べっつにー、ちょっところんだだけだ」

転んだだけでは絶対出来ない、見えない場所ばかりに付けられた傷に、
桜さんはちょっと異常なくらいにうろたえます。
涙目で手当てしながら。

桜「痛いですよね、すごく痛いですよね」
ギ「おれさまはおとこだから、これぐらいぜんぜんへーきだぜ」

思わずぎゅっと抱き締める桜さんに、照れて強がるギル。
数日後、桜さんの家に遊びに行こうとしたところで。

「おや、貴方がギルベルト君ですか?」

見ると、桜にそっくりの日本人の青年。
日本人がおしゃれって本当なんだな、帽子まで被って、なんか女みてえ。

「初めまして。私は桜さんの双子の兄で、菊と申します」



長くなったので、続く。
一応、サイコミステリー路線狙い。でも外し気味。
しっかし、相変わらず、萌えとは縁遠い妄想ばっかしているな。

ポストは黄色です

ドイツ旅行写真

使いたかったけど使えなかったおまけ写真、デジカメ編その2。



公衆電話と郵便ポスト。真ん中のは、切手の自販機です。

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紅茶のお店。色とりどりのカップが可愛かったのです。

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おまけ。北京空港の表示。左右のプレート、入れ替えた方が良くない?

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さて、ドイツ旅行メモはこれにて終了。長かったなあ。
ドイツネタの参考にして頂ければ、是至極幸いでございます。

初めての欧州、ツアー旅行でしたが、本当に楽しかったな。
いろいろと興味深く、意外な事実や、参考になることも非常に多くて、
この経験を今後に生かしたいです。主にネタ的な面で。

旅先で出会った方、お世話になった方、歓迎してくれた方、
無事に遂行してくれた方、そんな諸々の皆様に心からの感謝を。

骨董品レベルで

ドイツ旅行写真

使いたかったけど使えなかったおまけ写真、デジカメ編。



ヴィース教会の天井画、アップ。淡く爽やかな色彩。

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入り口の右横にぶら下がっているのって、ドアベルかな?

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ホテルの近くの民家。壁にいっぱいの巣箱。うじゃうじゃ。

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ローデンブルグのホテルが、一番ビジュアル的にお気に入りでした。
中世の町並み保存の為に新しい建物を作れず、ホテルも改築がままならず、
古い手動のエスカレーターをそのまま使っていたりしてて、
何かとアンティークな感じが可愛らしかったのですよ。

ムスク系率高し

ドイツ旅行こぼれ話

ガイドさん曰く、ドイツは「衣」と「食」は恥ずかしいレベルだけれど、
「住」に関しては見習う所が沢山あります、と力説していました。

母「でも、ドイツの男の人って、お洒落よね」
理由→香水(いや、それは「衣」じゃないって)

母も私も、香水を上手に使う男性は、それだけでお洒落に感じます。
お国柄とか、文化とか、体質とか、習慣だからなのでしょうが、
ドイツの男性は香水の使用率がとっても高く、
且つ上手に使っていらっしゃる方を多くお見受けしました。
こうね、すれ違う時にね、ふわっと香るようなね、自然なのがポイント。
未だに上手な香水の使い方をマスター出来ない自分としては、
是非ともご教授願いたいくらいでしたよ。
香りって、使うのがすごく難しいんですよね。
しかも、好きな香り程直ぐ鼻が慣れて上限が判らなくなるし、
自分で確認する事も出来ないもんな。ホント、難しーい。
男女問わず、香水を上手に使える人は、お洒落の達人だと思うんだ。うん。

そう言えば、オーデコロン発祥の地、ケルンに行ったにも関わらず、
かの有名なオーデコロン(ケルンの水)、「4711」を試し忘れたんですよね。
うわあ、しくったなあ…今回、こんなのばっかりだよー。

受け売り豆知識

ドイツ旅行写真

使いたかったけど使えなかったおまけ写真、携帯編。

昔はお風呂屋、今はバー。お風呂屋さんなんてあったんだ。

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青信号の時間がやたらと短くて、なかなか撮れなかったんですよ。

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石畳にシルエット。ドレスデンの旧市街地。

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シュネーバルのお店のディスプレイ。可愛いなあ。

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昔はお肉も手掴みで食べていたので、滑らない持ち手になってます。

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ワイングラスは、この話を聞いて、急に欲しくなりました。
ドイツのお土産屋さんで良く見かける蓋つきのビアカップも、
あれは虫が入らないようにと作られているそうですね、成程ー。

真夜中ラーメン

絶対太ると思いつつ、夜中に食べるラーメンって美味しいんですよね。
こちらの重湯のような濃厚スープのこってりラーメンが、
胃に負担があると判りつつ、たまにすんごく食べたくなります。
関係有りませんが、うちの姉は小学生の時の作文に、
「私はこってりした食べ物が好きです」って書いていました。

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誇るべき、日本のB級グルメ。
ラーメンって、時々無性に食べたくなる食べ物の内の一つですな。
さあ、貴方もこの写真を見て、ラーメンが食べたくなる食べたくなる…。

どれもお気に入り

ドイツ旅行こぼれ話

お土産の話。
ドイツで買ってきたあれこれです。
お気に入りを一部紹介。

お約束、ニーダーエッガーのマジパン。
一見すると、ゴム製のおもちゃみたい。

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マイセンのマグカップ。飲み口の角度がポイント。
今回の旅行で最も高額なお買い物でした。

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旧東ドイツの名残キャラクター、アンペルマングッズ。
クッキーの型抜きです。クッキー作ろっと。

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本屋さんで買ったドイツのお料理本。
海外旅行に行くと、その土地の料理本を良く買います。

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みてみて!本の中身がものっそい可愛いんですよ!
乙女なレイアウトに、かなりときめきます。

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立ち寄ったスーパーや空港で、チョコも沢山買いました。
もっといろいろショッピングしたかったなあ。

中国茶でしたが

ドイツ旅行メモ

飛行機に搭乗。行きと同じく帰りもエアチャイナ。
この約八時間の間、黙々とポメラと向き合って、
ここに記載したものとは別の旅行記を打っておりました。
かなり集中していたので、本当にあっという間。
気が付けば、乗り換えの北京空港に到着しました。
明朝だったので、ここで十日目の最終日。
そして関空に到着と相成りました。
十日間の旅行とは言え、丸二日は移動に費やされるんですよね。
なので、実質ドイツにいたのは、八日間なのかな?

帰宅して、絶対太ったよねーと体重計に乗ったのですが、
予想を反して寧ろ痩せていました。原因は、多分機内食。
機内食って二~三種から好きな方を選択するのですが、
どうも選んだ側が悉く口に合わず、殆ど食べられなかったのですよ。
行きは関西空港で買ったおむすび、帰りはドイツで買ったお菓子で
なんとか空腹を誤魔化しておりました。
でも流石中国さん。機内で出されたお茶はすっごく美味しかったです。
久しぶりに飲んだお茶に、かなり癒されました。

最後のお買い物

ドイツ旅行メモ

ミュンヘン空港に到着して、旅行会社の係員と合流。
なんと、免税手続きの補助の為の係員さんだそうです。
すげえ。こんな至れり尽くせりな旅行もあるなんて、初めて知りました。
金額も大した事無いし、面倒だし、免税は良いかなーと思ったのですが、
係員さんがやってくれるんだよねーと、
同行のツアー客の皆さんと一緒に手続き窓口へついて行きました。
しかし、どうも他の同ツアーの方が手間取ってしまい、
係員も添乗員さんもそちらにつきっきりに。
まだ時間が掛かるかなーと待っていたのですが。

「あ、お持ちのそれを、さっき通った窓口に提出するだけですから」

添乗員さんのその言葉のまま、結局自分でする事になりました。
…あれ?
勿論、現金とか、金額とか、いろいろ違いがあるのでしょうが、
受け答えを少ししただけで直ぐに終わりました。
…まあ、これも経験だな、うん。

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搭乗までの時間、空港内のショップにてお買い物もしました。
アイスも食べたよ。ピスタチオ、美味しかったです。

ポケットに音楽を

愛用しているipodの調子が悪いです。結構長く使っているかな。
使えない訳では無いしなあ…と、ひとまずsaffleの方を購入。
折角なので、現在サイト連載中のイメージソングを入れて、
それを聞きながらあれこれネタを練り込んでおります。

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本当は赤が欲しかったのですが、saffleで赤は無いんですね。
でも、この緑色も綺麗でお気に入り。若草色。
ネットで注文したのですが、到着した実物を見ると、
思ったよりも和風チックな色味に感じます。
折角なので、コードが千切れそうになっていたイヤホンも
和風っぽい可愛いのを見つけたので、それに買い換えました。
暫くはこちらで楽しみます。

これも国民性か

ドイツ旅行メモ

ホテル出発の三十分前には帰って来るから…と両親に告げて、
一人で市内散策に出かけていたのですが、
ホテルに帰る途中で迎えに来た添乗員さんとばったり遭遇。
なんと、出発が三十分早くなったので、念の為探しに来てくれたそう。
どうも、空港までのリムジンバスの運転手さんの申告により、
もしかすると渋滞に巻き込まれる可能性があるかもしれないので、
出発を早めて欲しいと急遽連絡があったそうです。
運転手さん?勿論、ドイツ人。流石きっちりしているな。

ちゃんと出発準備万端にしていたので、遅れたりしませんでしたよ。
運転手さんの希望通り、三十分前にホテルを出発。
一路、ミュンヘンの空港へと向かいました。

名将か愚将か

久しぶりに映画を見に行きました、「聯合艦隊司令長官 山本五十六」です。
太平洋戦争辺りの歴史の、少しでも参考になればと思いまして。はい。

全体的にBGMも控え目だったのかな?静かな映画、という印象。
戦争というテーマに反して、派手さはありません。
ヒューマニズムは抑え気味に、淡々と進む展開は好感が持てました。
彼の関わった戦争の流れも、判り安く理解できます。
役所氏演じる山本五十六は、寡黙で、穏やかで、実直で、
余りにも理想的な司令官過ぎて、ちょっと出来過ぎな気もしますね。
個人的には、もうちょっとお茶目キャラなイメージを持っていたのですよ。
後半のマスコミの変わり身の早さに、こまつ座の某舞台を思い出しました。
今も昔も変わり無いんでしょうね、多分。

ちなみに、ラストのテーマソングは音楽だけの方が良くないか?
いっそ本編で役所氏が歌っていたものを推奨しますが、如何でしょうか。

辰に渦雲に雷に

通りがかった呉服屋さんの店先に、新春用の和服が飾られていました。
お正月向けを意識したものがずらりと並んでいたのですが、
何と言うか、今年の干支だけに、非常に迫力がありました。

てか、龍柄って、ひと昔前のヤンキーっぽくね?

いや、個人的な偏見も含まれておりますし、
展示物はきちんとしたものだとは思うのですが、
黒地に銀で龍柄刺繍をした帯なんか、細工が細かいだけに、
妙な迫力も担って、極道な姉御仕様にしか見えませんでした。
普通に可愛いのもあったんですけどね。タツノオトシゴとか。

セール行きたいよう。今年こそ、ブーツを新調したいぞ。

新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました、今年もよろしくお願いいたします。
こんなの貰いました。カイロだそうです。
新年だけに、目出鯛感じを醸し出してみました。

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年明け早々、ショッピングサイトを巡っていたら、
やたらとあれこれ欲しいものが出てきてしまったぞ。
前途多難の元旦でございます。