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鍋島藩秘窯の里

夏の18きっぷ旅行写真



山の斜面から見下ろす。ぽつぽつ見える窯の煙突。

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あちこちの軒先で、風鈴が涼やかな音を奏でていました。

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村の出入り口には、関所が設けられておりました。

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入り口に設置されている、シンボリックな橋。

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カフェオレを一杯。カウンターには色んなカップが並んでる。

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村を散策していると、やたらと蜻蛉を良く目にしました。
そうか、もう季節は変わっているんだ。

ちりんちりんと

夏の18きっぷ旅行メモ

そしてまたしても絵付けにチャレンジ。何かと嬉しがり、やってみたがりです。
カップは春にノリタケの森で作ったので、今回は風鈴をチョイス。
お皿とかフリーカップとか、種類が沢山あって悩んだのですが、
風鈴は夏のこの時期のみの限定だそうです。ええ、限定物に弱いです。
大川内山では風鈴祭が開催中で、到る店先で涼しげな音色を奏でておりました。
うだるような暑い日に足を運んだという、夏旅行の良い記念になりそうです。

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そして今回も、絵が描けないので模様にしました。シンプルイズベストなのだ。
焼き上がると、白地に藍色になります。磁器の青色は特別な色。
絵付け作業は楽しいですが、こんな時、絵を描ける人はもっと楽しいんだろうな。

民家カフェにて

夏の18きっぷ旅行メモ

ランチは大川内山から少し離れた場所にある「伊万里亭」で頂きました。
大川内山の入り口から、徒歩十分ぐらいかかるかな?
ぽつんと離れた場所にある、民家をそのままカフェにした小さなお店。
有田&伊万里のお店は、お店で使っている食器を見るのも面白いのです。
折角なので、頂いたメニューを全部出してみます。



手作りのお豆腐が美味しかった。ごま醤油良いなあ。

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伊万里牛シチュー。他にステーキとハンバーグもあります。

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さっぱりした梅ゼリーとコーヒー。

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しっかり煮込んたシチューは、お肉もスプーンで切れるくらい柔らかいのだ。
ただ、もしかするとこの味は、案外好き嫌いがあるかも。
窓から見える田んぼの緑がとっても綺麗な、妙に落ち着くお店でした。

伊万里磁器の村

夏の18きっぷ旅行メモ

四日目(志賀・伊万里へ)

伊万里駅前からバスに乗り、鍋島の窯の里、大川内山に行きました。
バスで20分くらいの場所、山の斜面にあるこの小さな村は、
昔鍋島のお殿様が、磁器製造の秘密を守るため、
有田の腕利き職人さん達をこちらに移転させたのが始まり。
ドイツのマイセンも、日本の鍋島藩も、偉い人のやる事は一緒なんだな。

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何となく、有田はメーカー、伊万里は職人、ってイメージがあるかな。
有名磁器メーカーは有田、職人さんが自分の窯の名前で売る伊万里。
なので、大川内山で販売する磁器の裏は、窯の名前が記載されています。
窯によっても個性があって、見て回るのが本当に楽しいです。

油断大敵要注意

夏の18きっぷ旅行こぼれ話

日焼けの話。
さて、有田観光のこの日、お風呂に入っていて気が付きましたが、
どうも盛大に日焼けをしてしまった模様。ふくらはぎに。
腕とか首とかは日焼け止めを塗っておりましたし、
屋外ではアームカバー&カーデ&帽子&日傘の完全装備で挑んでいましたが、
そう言えばハーフパンツを履いていたんですよね。
しかもそんな時に限って自転車に乗ってしまったので、
モロに直射日光が当たった訳なのだな。うわー、やってもたー。
日焼けすると低温やけどみたいになって、直ぐシミになるタイプだし、
もうとりつかえしのつかないオトシゴロなので、気を付けていたんだけどな。
普段、殆ど足を出さないだけに、ふくらはぎは確かにすげえ盲点でした。

見事熱を持って真っ赤になってしまったふくらはぎに、とりあえず、
ホテルの部屋ではずっと冷えたペットボトルを当てておりました。
ある意味、ダイビングに行った時よりも焼けてしまったかもしれないぞ。
翌日から日焼け止め使用量が倍増したのは、ええ、言うまでもありませぬ。

パールホワイト

いきなり思い立って、つい購入してしまいました、任天堂3DS。
正直、購入する直前までは、全く考えもしていなかったお買い物。
寧ろ、下手に時間を消費するものはヤバかろうと敬遠していたのですが、
やってしまいましたよ、もうね、馬鹿です、馬鹿。ホンマ何してんだか。

ネットで、たまたまゲームのニュースを目にする

そう言えば、昔PSでやたらと嵌ったゲームがあったなと検索

うわ、3DS版が出ているよ、久々にすんごくやりたくなったぞ

3DSってお値段幾らぐらい? あ、8月から値下げしてるんだ

安くなったし買ってみようかな。でも、どんなゲームが面白いんだ?

あ、モンハン(名前だけは聞いた事がある)の限定パックがあるんだ

でも、本体は普通のかー。限定特典の可愛いのは無いのかな?

ピカチュウの3DSLLの限定が販売しているよ。可愛い! けど高いよ!

他に可愛い限定は無いかなー、あ、結構ちょこちょこ出ているんだ

うわ、ドラクエの限定5月に出てたんだ。可愛い! すっごい可愛い!!

で、買っちゃったんですよ、プレミア価格のスライム模様の限定仕様。
値下げしたし買っちゃおうかなー、の意味無いし! 原価より高いし!
しかも、ドラクエしたかった訳じゃないし! いや、やるけどね、ドラクエ。

ちなみに、昔嵌ったゲームってのは「カルドセプト」。知ってる人いるかな。
地味でマイナーなのでしょうが、面白いですよ。今、ちまちまやってます。
もともと、アクションとか器用さを求められるゲームは苦手です。
動きと速度について行けません。ええ、ホント不器用なんですよ。
時間制限があるのも駄目。カウントされると、それだけであわあわします。

しかしこれ、自制しないと、延々とやっちゃいそうだな。
一日何時間とか、電車の中だけとか、ある程度自分で制限を付けた方が良さそう。
やり過ぎと、目の疲れと、充電切れに注意しつつ、細々と楽しもうかと思います。

ポーセリンの町

夏の18きっぷ旅行写真

焼き物の町の話。
流石は焼き物の名所だけあって、町中にも磁器が溢れております。



駅のホームの地面。アスファルトに磁器の欠片が混ざっています。

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タイル造りの駅のプレート。この文字の可愛さにときめいた。

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伊万里駅に設置してあるこちらは源右衛門窯。すごいな。

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大きめの橋には、大抵何らかのオブジェが置かれていた気がします。

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おまけ。店内に飾られていたお守り。流石は陶器の町だぞ。

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陶器安全のお守りの写真は、お店の人に撮影許可を頂きました。
珍しがっていると「え、京都には無いの?」と返されました。
そうか、清水焼がありますからね、成程。
今度足を運んだ時に、ちょっと気を付けてチェックしておこう。

ご馳走ハンバーグ

夏の18きっぷ旅行メモ

伊万里に戻ったのは夕方。そのまま、ちょっと早めの夕食にしました。
伊万里ハンバーグ指定店、今年で40年を迎える「ダ・ジュール」です。

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伊万里牛ハンバーグは、御当地グルメのグランプリで
二年連続ナンバー1を獲得したというイチオシグルメ。
実は全然知らなかったのですが、観光案内で貰ったパンフレットには、
伊万里牛を使ったグルメも含め、かなりプッシュしておりました。

つなぎが入っていないハンバーグは、歯応えがしっかりして、
ボリュームがあるので食べ応えがあり、満足感があります。
セットで珈琲が付いてきましたが、こちらも美味しかったな。
昔ながらの喫茶店……という風情のお店ですが、
気さくなご主人とも話に花が咲き、美味しくて、楽しくて、満たされました。

体調管理に注意

残暑が続くなあ……と暑さにうんざりしておりましたが、
ここ数日で急に涼しくなってきましたね。
暑さにバテバテしていたので、ちょっとほっとします。
特に夜、窓から吹く風がひやりとして、明け方はちょっと寒く感じます。
末端冷え性気味なので、足先が直ぐに冷たくなります。
タオルケット一枚で寝ていますが、そろそろ毛布を出そうかな。
皆様も、お体にはくれぐれもご注意ください。

暑くて暑くて、早く涼しくなれーと思っていたのですが、
実際に涼しくなってくると、ちょっと寂しくなりますね。
そういや、蝉の声が聞こえなくなったのは、いつぐらいだったっけ。
でも、これからの季節も好きなんですよね。
食べ物も美味しくなるし、お出かけするにも丁度良い気候だし。
日帰りか一泊ぐらいで、また何処かへ旅行に行きたいな。

溶けそうだった

夏の18きっぷ旅行メモ

柿右衛門窯を出た後は、そのまま源右衛門窯へと向かいます。
結構距離がありますが、頑張った!暑かったけど、すごく頑張った!

こちらも柿右衛門窯同様、ぽつんと離れた場所にあります。
ショップを見た後、同じくこちらの工房も見学させて頂きました。
静かな工房内、職人さん達の手作業を目の当たりにすると、
手作りのものと機械で作ったものの違いを、改めて思い知らされますね。

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そしてうっかり、今右衛門窯に行くのを忘れていた事に気が付いたのは、
レンタル自転車を返却する前、水分補給と電車の時間待ちにと入った、
駅前の小さなカフェでの事でした。うぎゃあ。
有田の三右衛門はチェックしておきたかったのに。ばかばかばか。

最初に足を運んだ資料館の開館時間に合わせてホテルを出て、
お店もある程度絞って見て回ったのですが、それでも全然時間が足りなかったな。
思った以上に、有田は見所がありますぞ。

有田焼の代表窯

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お店が並ぶ通りを抜けて、そのまま有田駅までてくてく歩きました。
地図を見ながら、ほぼ一直線に歩いて行くと、漸く駅に到着。
ここで、案内所にて電動アシスト付きの自転車をレンタルし、
少し離れた場所にある窯へと向かいました。
久しぶりに自転車に乗ると、なんか楽しいです。ただ、日焼けがねー。

最初に向かったのは、その名も高き老舗中の老舗、柿右衛門窯。
流石にどれも素晴らしいのですが、磁器というよりもう芸術品。主に値段が。
ショップの横には小さな展示室も併設しておりまして、
マイセンと柿右衛門の共同制作の作品も展示されてました。すごいな。
その長い歴史を考えると、今もこんな交流がある事に感動してしまいます。

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隣には制作工房があります。しんと静かでしたね。
木造校舎みたいな建物の中、職人さん達が作業に勤しんでおられました。
この窯で、この工房で、世界の柿右衛門が作られる訳なんだな。
ドイツ旅行でマイセンに行って、マイセン展を見て、そしてここに到着。
我ながら、結構感慨深いものがありました。
ちなみに、入り口には柿の木が植えられております。冗談に非ず。

イチオシ郷土料理

夏の18きっぷ旅行メモ

歩き疲れてきたので、休憩兼昼食に。「お食事処 本陣」です。
綺麗な店内で、隣には磁器のショップも併設しております。
日替わりランチもありましたが、本日のメニューはカツだと聞いて、
お腹に重そうだったし、暑くて少々バテ気味だったので、さっぱりとお蕎麦に。
勿論食器は有田焼。流石と言おうか、有田のお店は食器使いが面白い。
お蕎麦はコシのある歯ごたえがあり、心配した汁の味も大丈夫。
そして、有田名物「ごどうふ」も一緒に食べてみました。
もちもちぷるんとしてて、掛かってあるごま醤油がすごく美味しかったー。
スイーツみたいな食感で、個人的にはかなり気に入ってしまいました。

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大きな門のあるこちら、その名の通り、大名行列の本陣があった場所だそうです。

モダニズム建築

夏の18きっぷ旅行メモ

上有田から有田へと通じる一角、古い建物が並ぶ保存地区になってまして、
ここに有田焼のショップが沢山連なっております。
ええもう、鼻の穴膨らませて見て回りましたよ。すごい、すごいよ!



裏の通りを歩いていると、別の時代にいるような気分が味わえます。

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深川製磁本社。直ぐ傍に販売店がありますが、そちらの建物も必見。

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店先の電燈の笠も、勿論磁器。すっごいレトロ可愛い。

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面白かったのが、ショップの店先のショウウィンドウ。
ディスプレイ甲子園と称し、地元の高校生が各チームを組んで、
それぞれの店頭のディスプレイを飾り付けしておりました。
凄いな。高校生でこんなのするのって、凄く楽しそうですよね。

読みはスエヤマ

夏の18きっぷ旅行メモ

歴史民族資料館を見学後、有田焼のお店が並ぶ通りへ。
裏道に入るとドンバイ塀という、昔ながらの土塀が並ぶ通りがあります。
何となくですが、沖縄那覇市にあるやちむん通りを思い出しました。
そういや、あそこも窯の通りでしたっけ。

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そして、有田焼陶祖「李参平」をおまつりする、陶山神社へ。
鳥居も狛犬も本堂の欄干もお守りも陶器製。やっぱり有田焼きなのかな。
境内も小さくて、ひっそりぽつんとしておりますが、
鳥居の前に踏切があったりと、何かとユニークな神社です。
こういった日本の神社のキテレツ具合は凄く好き。愛おしくなります。

磁器始まりの地

夏の18きっぷ旅行メモ

地図を見ながら、まずは歴史民族資料館へ。
駅から離れた場所にありますが、途中で泉山磁石場があります。
ここは、朝鮮からやって来た磁器職人が、日本で最初に磁石を発見した場所、
正に日本磁器発祥の地、聖地でもあります。ふおおお。

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携帯写真を取り忘れたので、デジカメ写真で。
すっごい広い。400年掛けて一つの山が削り取られた、その痕跡。
現在、ここで磁石は採掘していないそうです。
入り口には、先人陶工の碑なども建てられています。

有田焼の本拠地

夏の18きっぷ旅行メモ

三日目(佐賀・有田へ)

朝、ホテルのフロントに連泊の延長をお願いすると、
残念ながら全て埋まってしまっているとの返答。土日に重なってたからな。
但し、風呂トイレのついていない部屋なら空いているようなので、
そちらでお願いしました。大浴場付きホテルなので、全然オッケー。

コンビニで買った野菜ジュースを飲みながら、電車で有田へ。
有田駅の観光案内にて地図を貰い、係員さんにいろいろ伺いながら、
先ずは電車を乗り継いで、隣駅の上有田へと向かう事にしました。

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上有田駅は無人駅。改札も実にアナログ。
乗車切符は、降りる際に運転手さんに渡します。
何だか電車というよりも、バスに乗っているノリだな。

ありがちですな

夏の18きっぷ旅行メモ

七時半頃、伊万里駅到着。
その足で駅の二階にある観光案内へ行くも、既に閉まってました。
あちゃー……とドアの前で立ち尽くしていると、
階段ですれ違った男の人が慌ててやって来て、
窓口の鍵を開けて中へ入れてくれました。
どうやら、これから丁度帰るところだった係員さんの模様。
申し訳無いけど、ぎりぎりタイミング良かったな。
お礼を言って、どっさりと観光パンフレットを頂いて、ホテルに向かいました。

ランチが遅くて軽食も腹もちが良かったので、外に食べに出るのも面倒になり、
スナック菓子をつまみつつパンフレットを眺めながら明日以降の予定を検討。
そこで、なんと重大なミスが発覚!
どうやら自分の脳内で、一日ずれで日程を組んでいた事に気付きました。
慌てて携帯で予約していたホテルを全てキャンセル。
また一から、ホテルを探す羽目になってしまいました。あちゃー……。

ゲリラ豪雨多いな

夏の18きっぷ旅行メモ

さて。簡単ながらも福岡門司港観光を済ませ、三時頃に駅を出発。
電車に乗って、いざ伊万里へ向かいました。

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途中、佐賀駅で20分程の待ち時間が合ったので、
待合室にて軽食代りにコンビニで買ったでっかいクッキーを食べて腹ごしらえ。
どうも人が多いと思いきや、夕立の雷の影響で一部ダイヤの乱れが合った模様。
ひやりとしましたが、こちらの進行方向には問題ありませんでした。セフセフ。

乗り換える度、電車の車両数が徐々に減って、最終的には一両編成。
そうして、陽がとっぷり暮れた頃、漸く終着駅、伊万里に到着しました。

豚も美味しそう

夏の18きっぷ旅行メモ

ちょっと遅めの昼食は、門司港駅構内にある「紗舞館 門司港駅店」にて。
店内も見事に大正レトロな内装で、非常に心ときめきました。
店員さんにお勧めを伺って、和牛肉のしゃぶしゃぶセットを注文。
カウンターに座りましたが、お鍋が埋め込まれています。

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夏に食べるしゃぶしゃぶも、なかなかよろしいですな。
ポン酢たれにつけて食べますが、和牛が柔らかくてすっごく美味しい。
ランチメニューもありますが、こちらはアメリカ産牛だそうです。
元より一人一鍋設置するお店なので、一人鍋に抵抗ある方でも問題無いかと。

しゃぶしゃぶ専門店ではありますが、甘味もなかなか美味しそうでした。
電車の時間待ちにも利用できそうなお店です。

一部工事中でした

夏の18きっぷ旅行メモ

門司港にて、何がツボったかと言えば、何と言っても門司港駅。

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駅員さんも昔の制服を着ています。海軍さんっぽくて、素敵過ぎる。

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レトロな看板の文字も美しい。多分、緑の窓口。

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大正三年に建てられ、国の重要文化財にも指定された建築物で、
門司港レトロを象徴するような建物は、何処を見ても興味深かったです。

観光列車潮風号

夏の18きっぷ旅行メモ

巌流島からフェリーで門司港に帰ると、その足でトロッコ列車乗り場へ。
タイミングが良くて、切符を購入すると、五分くらいで列車が到着しました。
15キロ程度ののんびり速度で走りますが、車窓から外を見ていると、
線路脇でこちらに手を振ってくれる人が多かったです。
目が合った人の殆どが律儀に振ってくれたのが嬉しかったな。
多分、如何にも観光客っぽく、うきうき顔で乗っていたからだと思う。

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尚、このトロッコ列車の乗車券、そのまま割引券になったりもします。
門司港レトロの関連施設に入場の際に入り口で見せると、
案外な確率で値引きして貰えますので、是非活用をお勧めしますぞ。

二人の天才剣士

夏の18きっぷ旅行メモ

門司港駅に到着後、コインロッカーに荷物を預けてフェリー乗り場へ。
向かう先は、宮本武蔵でお馴染みの巌流島です。
その昔、吉村英治氏著作の「宮本武蔵」を読んだ後、
他作家さんの武蔵小説を貪り読んだ過去を持つ身としては、
矢張りここは外せなかった訳なのだな。

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島に渡っても、何があると言う訳ではありません、寧ろ何も無いです。
まあ、何も無いからこそ、決闘の場に選ばれたのでしょうね。
三十分もあればぐるりと回れるような小さな島なので、
ホントに武蔵に興味の無い人には、全く面白味のない所かと思われますが、
武蔵好きには非常に感慨深い場所なのですよ、うんうん。
ちなみに吉川「武蔵」は、剣豪小説の名を借りた恋愛小説だと信じています。

関門海峡こちら側

夏の18きっぷ旅行メモ

さて。関門人道を通って福岡到着。ここで衝撃の事実発覚。
ここからバスかトロッコ列車で駅に向かおうと思っていたのですが、
張り切って早めにホテルを出た朝のこの時間、まだ走っていなかったんですよね。
いいもん、朝食分のカロリーを消費するもん、ダイエットになるもん、
そう自分を励ましながら、開き直って門司港駅まで歩きましたよ、ええ、もう。

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歩いてどれぐらいだろう……20分ぐらいだったかな?
まだ、雲が多かったのが幸いでしたな。炎天下だったら溶けてたかも。
でもこのルート、綺麗に整備された遊歩道になっておりまして、
犬のお散歩をしている人も多く、港や街並みを眺めながら歩くと、
距離の割には思っていた以上に早く到着できたように感じました。
すれ違う地元の人と、朝の挨拶して歩くのも楽しかったです。

ちょっと息苦しい

夏の18きっぷ旅行メモ

ホテルを出て、バスで向かったのは、本州と九州を繋ぐ関門橋。
こちらに歩いて渡る事が出来る地下トンネルがあると聞いて、行ってきました。
エレベーターで地下に降りると、中はやや蒸し暑く、
三人が並んで歩ける程度の幅で、トンネル特有の妙な圧迫感があります。
歩いて15分くらいの長さかな?ウォーキングの人も結構いらっしゃいましたね。
てくてく進むと、中央部には県境ラインが。線を跨いで立つのはお約束ですな。

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今ここでトンネルが崩れれば、地震になったら、火災が起きたら……
などと不吉な妄想をしながら、平和に向こう岸に到着。
そしてエスカレーターで地上に上がると、そこはもう九州でした。

名物ですからね

夏の18きっぷ旅行メモ

二日目(山口・下関~福岡・門司港~佐賀・伊万里へ)

朝、朝食はホテルにて、特別メニューのフグ雑炊を食べました。
折角だし、せめて一食ぐらいは食べなくちゃいけない使命感に駆られたのです。

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朝から暖かいご飯は、ほっとしますな。
振り返ってみると、これが今回の旅程中、唯一のホテルの朝食でした。

ちなみにナイトダイビングをすると、動きが遅くて寝惚けたフグは、
素手で捕まえる事が出来ます。こう、そーっと背後に近付いて、ひょいってね。

とりあえず魚介類

夏の18きっぷ旅行メモ

夕方、漸く下関駅に到着。
一日で佐賀まで行けなくはないようなのですが、
念の為延着のリスクを避け、今夜はこちらで一泊する事にしました。
到着駅の観光案内所でパンフレットを貰い、ホテルに荷物を置いて、夕食へ。
フグが有名な土地ですが、残念ながら今はシーズンじゃないし、
特に食の下調べをしていなかったので、適当に目のついたチェーンの居酒屋に。

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本日のお勧めより、鰹のタタキ。臭みが全く無くて、凄く美味しい。
ゆず酒と、つき出しと、サービス小鉢と、かき揚げと一緒に
ほくほく御機嫌さんで頂いていると、
何故か「これは厨房から、お客様に差し入れです」と、
サーモンのカルパッチョを御馳走になりました。
え?なんで?いいの?誰かと間違われたとか?他の客のミスオーダー?
いっそ、騙されているとか?<心さもしいな
それとも、美しさは罪?<すいませんごめんなさい言ってみたかっただけです

勿論、有り難くご馳走になりました。サーモン大好き。
美味しかったー、ありがとうございました。