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日本の三大美祭

春(コミ)の青春18きっぷ旅行メモ

商店街を歩いていると、商店街にアナウンスが流れました。
丁度、そのアナウンスをしている横を通ったので、
マイクを切った所で何の呼び出しををしたのかと聞いた所、
どうやらお神輿の飾り付けの呼び出しだったそうです。
全然知らなかったのですが、一週間後、
高山の有名なお祭りがあるんですね。その神輿の飾り付けだった模様。

「○○時頃、もう一度来てごらん」と言われたので、
ひと通り市内を散策した後、もう一度同じ場所へと向かいました。

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皆が足を止めて、お神輿を見上げ、写真を取っていました。
成程、そう言えば町中にも同じ様なお神輿の置き場があったな。

座り心地は良好

春(コミ)の青春18きっぷ旅行メモ

高山市内には古い町並みが残る保存区域がありまして、
そちらが観光の名所となっております。
白川郷を観た後だから余計そう感じるのかもしれませんが、
あまりにも観光用に整って見えて、なんだか不思議な感じです。

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連なる町屋も、その殆どがお土産屋さん。
普段観光地のお土産にあまり興味を持たない方なのですが、
これだけずらりとお店が並んでいると、
とりあえず入らなくちゃいけない気分になりますね。

飛騨高山は家具などの民芸品で有名ですが、
たまたま覗いたお店に置いていたダイニングテーブルセットの椅子が、
昨年我が家が奮発して買い替えたものと全く同じでびっくりしました。
そういや、家具屋のお店の人も、発注品で日数がかかるって言ってたな。
そうか、飛騨の職人さんのものだったのか。ちょっと親近感。

ガチになります

体の凝りが酷くて堪りません。なんか、去年も同じ事言っていた気がするぞ。
また整体マッサージに行きたいのですが、どうにも時間が取れません。
体がだるいし、頭痛も酷いし、腰も肩も首もかなり辛いので、
少しでも緩和しないかなと、今は寝る前にストレッチをするようにしています。
ストレッチは思い出したように集中してやって、
飽きた頃にやめて、でもまた再開して……を繰り返しているからかな。
体が硬くなっても、十日ほど続けると、昔持っていた柔軟性が突然復活します。
これ、自分でも不思議。ある日急に、ふっと前屈が深くまで出来るんですよ。

それにしても、冷える冬ならばまだ判るのですが、
なんでこんな暑い最中に身体が凝るんだろ。
冷房かな? 運動不足? 一応、真夏でもお風呂で湯船にはしっかり浸かるし、
冷たいものはあんまり飲まないし、服も殆ど長袖ばっかり着ているんだけどな。
以前行った整体師さん曰く、重なる首の骨の内の一つが、
ちょっと捩じれて乗っているらしいです。それが原因なのかもしれません。

来月。来月になれば、マッサージに行ける。多分。それまで頑張れ、自分の体。

国産ビーフ使用

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バスに揺られておよそ一時間、高山駅前に到着すると、
駅近くのホテルへ荷物を預けて、早速市内散策へ出発しました。
先ずは少し早めですが、お昼の腹ごしらえを。
ショップとカフェが併設しているお店「花水木」です。

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スイーツが豊富で気になりましたが、頂いたのは飛騨牛バーガー。
飛騨林檎を使ったソースが甘酸っぱくて、ちょっと変わったお味。
やや小ぶりではありますが、パンの歯応えはしっかりしてて、
お手軽値段で気軽に飛騨牛を食べられるのは嬉しいですね。

場所が判りやすくて、小洒落た外観で、入り易そうだからなのかな、
お店のお客さんの七割方が欧米系の旅行客でした。これ、たまたま?

朝と夜は肌寒い

春(コミ)の青春18きっぷ旅行メモ

空気の良い場所で、ぐっすり眠った翌日の朝ご飯は格別なのだ。
朴葉味噌、美味しいですよね。
春だと言うのにこの辺りはまだ朝晩が冷え込み、ストーブを付けていました。

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午前中、少しだけ早めに宿を出て、もう一度ぐるりと村を散策した後、
バスに乗っておよそ一時間、飛騨高山へと向かいました。
金沢から白川郷までは二時間半程だったかな?
でも道路事情なのかな、高山行きバスの方がえらく高くてちとびっくり。

この川のむこう

春(コミ)の青春18きっぷ旅行写真



この川の橋が、白川郷へと繋いでいるのです。

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何処か懐かしい、日本の原風景。

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この辺りでは、まだ雪が残っておりました。

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天井裏では、蚕が飼われていたそうです。

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マンホールも合掌造り。

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村には到る所に火の注意の看板と、散水栓が設置されておりました。
火に弱い合掌造りを守る為、火災に対する警戒意識が非常に高いのです。

古い民家に宿泊

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この日は白川郷で一泊。合掌造りの家の民宿に泊まりました。
この宿泊先もお食事付き。

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そして土地の名産、飛騨牛も出たよ。贅沢だなあ。

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この日も、やたらと早く眠ってしまいました。
今回の旅行、何故かやたらと良く眠っていた気がします。
そう言えば、明け方に一度物音で目が覚めたのですが、
どうも窓のすぐ外に、四足の獣がいるっぽい気配がしてたんですよね。
案外、夕方の民家園でも見たけれど、狐だったりして。

懐かしさが漂う

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白川郷にある野外博物館「合掌造り民家園」を巡っていると、
野生の狐と遭遇しました。こっちも驚いたけど、向こうも驚いてた。
こんなに近くに狐と目が合うのは初めてだったな。

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白川郷は、合掌造りで有名な民家が残る小さな里。
「つまり、日本昔話に出てくるような感じ?」と姉が言ってましたが、
うん、確かにそんな感じです。日本人の心のふるさと的な風景。
子供の頃に住んでいた所は、こんな田んぼ道が沢山あったなあ。
一部の民家は一般公開されておりますが、
この手の建築物や歴史に興味が無いと、面白くないんじゃなかろうか。

それにしても、世界遺産だけに観光客が多いのは当然でしょうが、
中国(台湾?)系の多さにちょっとびっくり。
地元の人に話を聞くと「香港の人が多いですね」と言っていました。
その口ぶりから、中国と香港を区別しているようにも聞こえたな。
タブレット所持率が高くて、それで写真撮影している人も多かったですね。

古き故郷の名残

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金沢駅からバスに乗り、次に向かったのは、世界遺産として名高い白川郷。
流石は有名観光地、バスに乗車の時点から海外からの観光客も多く、
到着すると現地は更に国際色が豊かになりました。

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こちらはまだ雪が残っているんですよね。
ひんやり寒くて、そして残念ながらまだ桜は咲いておりませんでした。

もちっとしてる

春(コミ)の青春18きっぷ旅行メモ

輪島から金沢へ帰ってきて、駅中にあるカフェにて休憩。
麩を使ったメニューが楽しめる「不室屋カフェ」です。
すっきりとお洒落な店内は、女性に受けが良さそうですが、
男性の一人客もちらほら見受けられました。旅行客なのかな?

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ランチメニューがとっても美味しそうだったのですが、
輪島の民宿で朝食をかなりしっかり食べていたので、
殆どお腹が空いてなくて、ひとまず小腹持たせにと甘味を頂きました。
真ん中のお善哉は、あんみつとどちらかチョイスできます。
お餅にも麩を使っていて、もちっとした触感が面白かったです。

金沢は麩の郷土料理があったんですね、食べてみたかったなあ。
振り返れば、金沢ではあんまりお食事していないんですよね。しくったよ。
今度金沢に来た時は、是非ともチャレンジしたいです。

トマトは果物か

店頭で目にして、その可愛らしさに思わず単品購入しました。
菓匠清閑院さんの「姫とまと」です。

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中の赤いものはトマト餡ですが、瑞々しくて、咽喉越しが良くて、
さっぱりした酸味があって、しっかりばっちりトマト味がします。
しかも、本当にトマトを食べているような舌触りに作ってあるんですね。
和菓子は同じ味ばっかりと思われがちですが、これはその認識が変わります。
食に好奇心のある方は、是非ともお試しください。美味しいですぞ。
同店には「トマトぜりい」なるものもありまして、
蜜漬けのトマトが入っているそうですが、そちらも食べてみたいですね。
昔、某居酒屋でプチトマトの甘煮のデザートを食べた事があるのですが、
これが意外な美味しさで、かなりびっくりしたことがあったな。

和菓子屋さんで、水まんじゅうや水羊羹が出る季節になったんですね。
この季節特有の、涼を感じる和菓子は大好きです。
勿論、春とか秋とか冬も好きですけどね。つまり、一年中好きです。

記念館でも販売

先日行って来た「寺山修司◎映像詩展」、二度目の映画鑑賞をしました。
100席程度のミニシアターでの上映ですが、立ち見客も出る程の盛況ぶり。
期間中は日替わり&時間代りの上演なのですが、実はこの日が本命。
短~中編映像作品を、一気に15作品見て参りましたよ。

寺山映画上映での目的は、一回目上演「草迷宮、ほか」の「草迷宮」と、
三回目上演「実験映画集2」の「トマトケチャップ皇帝」だったのです。
「草迷宮」は泉鏡花氏の原作を元にした作品ですが、これはすごく良かった。
名作と言われるだけに、実に寺山氏らしい映像が楽しめます。
40分という長さ的にも、寺山作品を初めて見る人にはこちらをお勧めします。
これを見て、寺山作品に肌が合う、合わないを計ることが出来そう。
「トマトケチャップ皇帝」も風刺的には非常に良かったのですが、
子供がこれの撮影に参加……と考えると、ちょっと冷や汗が流れます。
でもこれ、短くなかった? 母への手記とか無かった? 完全版じゃないとか?
それ以外には「迷宮譚」「審判」「檻囚」が印象に残ったかな。
観客が画面に出入りするパフォーマンス上映で知られる「ローラ」は、
映画館ならではの作品なので、今回見ることが出来て良かったです。
言い回しに時代が感じられて、思わず笑っちゃいました。

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映画館の写真を取ろうと思ったけど、到着した時には既に入り口には行列、
上演の合間は結構な雨降りだったので断念。
映画館では「家出のスルメ」と「田園に歌詩集(カシス)」が販売中。
氏の代表的な作品(家出のすすめ&田園に死す)にちなんだ商品名で、
おつまみと、青森のメーカーが作った期間限定のスイーツだそうです。
……ちょっとだけ、気になりました。ちょっとだけなんだからね!

ジャパンの秘密

春(コミ)の青春18きっぷ旅行小ネタ

今回、輪島の漆器資料館にて漆器についてのいろいろを知りましたが、
その中で自分的にへえと驚いた点が三つあります。

・布着せ
椀の縁や割れやすい部分に布地を張りつけて、強度を補強する技法。
輪島塗に限らず、各地の漆器産地ではよく使われている技法だそうです。
漆器の薄い縁の部分には、実はこんな秘密が隠されていたんだぞ。

・呂色
職人が自分の掌や指先を使って磨き上げて、漆の艶を出す技法。
呂色前、後を比べると、鏡のような艶の差は歴然です。
これを知った時、職人さんの指に指紋があるのか、いらん心配をしました。

・刷毛
漆塗りに使用する一部の刷毛は人毛、特に女性の髪で作られたものなのです。
げっ、と引く人もいるかと思いますが、個人的にはほう!と感心しました。
職人さんは、娘さんや、お孫さんの髪を使った刷毛を使ったりするそうです。

蓄積された伝統や職人さん達の技術力もさることながら、
ひとつを作り上げるだけでも、塗って、磨いて、乾燥して……と、
百以上の工程を経て、手間暇を惜しまないので、
かなりの時間を有するんですよね。
それを知ると、そのお値段も成程納得のいくものになります。
昔はこのひとつの漆器を何代も親から子へと引き継いで、
長い時代をかけて、とても大切にされてきたんですよね。
なんだか、マイセンコレクションにも通じるものを感じました。

もしもしの先は

姉と電話で話をすると、時々甥っ子が電話口に出ます。

久しぶりの電話、姉と甥っ子と交互に交代しながら、
会話にならない会話をしていると、母が買い物から帰宅。
話も終わっていたし、丁度良いやと母に電話を交代。
そのまま自室に居たのですが、暫くしてから母がやって来て、
電話の子機を託されました。繋がる先は甥っ子。
どうやら、母と電話を代わってからずっと、
「おーちゃん、おーちゃん!」とこちらを呼んでいたそうです。
なんでだろう? と疑問に思っていたら、時々電話口に出る姉曰く、
母に電話を渡した同じタイミングで、向こう側でも甥っ子と電話交代した模様。
「おーちゃん!」と思って耳を当てた電話の声が、
突然「ばーちゃん」に代わった事に違和感&びっくりしたようで、
電話の向こうの甥っ子は凄く変な顔をしていたそうです。

ウィザードだの、インフィニティだの、電車だの、
何が言いたいのか良く判りませんが、その意気込みだけは伝わる電話の声。
「おーちゃん、えいが、つれてって」とも言ってました。
GWの時、ちゃんとお薬飲んだら、また一緒に行こうって約束したもんね。
約束は守らなくちゃなあ。特に子供との約束は、絶対守らなくちゃ駄目だからね。
夏、姉の所に行けたら良いんだけど……どうなるかなあ。

退廃的で耽美な

映画を観てきました、寺山修司監督の「上海異人娼館」です。
ミニシアターでの上映でしたが、予想以上に席が埋まっておりました。
男女年齢層問わず、芸大にいそうなタイプの人が多かったですね。

内容は、一言で表現すると「ポルノ」です。セックスシーンが露骨に出ます。
それもその筈、原作は過去何度も発禁に遭ったエロス文学「O嬢の物語」、
その舞台を上海の租界時代に移したものですが、
それに寺山氏独特の小技がスパイスのように隅々に散らされておりました。
こう、アスファルトの水溜まりに浮かぶ漏れたオイルの七色のマーブルが、
レンズ越しにフィルター掛かっているような、そんな映像。
ここで虹とかシャボン玉とかと表現しない辺り、どうぞお察し下さい。

面白いなと思ったのが、日本語、英語、中国語、フランス語、
四カ国語が入り乱れているにも拘らず、違和感が無いんですよね。
あの時代の中国は、案外そんな感じだったのかもな。
そして、チョークで描いた「四角」の抽象性。
「レミング」の舞台でもありましたが、これ良いなあ、面白いなあ。
寺山氏の熱烈なファンとは決して言えませんが、こんな所がツボにきます。
あと、SMは苦手ですが、意外に寺山氏の映像では大丈夫でした。
この見世物小屋系のインチキ臭さが、リアルさを感じさせないからかな。
ビジュアルは確かに綺麗なので、アート的な位置付けに感じるのかも。

フランスでは評価が高かったらしいですが(これホントに?)、
確かにフランス兄ちゃんなら、この愛とエロスを熱く語りそうですね。
ドイツさんも興味深く鑑賞しそう、ジャーマンズ真顔で。
それにしてもこのストーリー、オリジナル二次創作問わず、
18禁の同人ネタとして、ものっそい流用できそうだな。

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今年は寺山氏の没三十年と言う事で、その企画の一つの上映。
各地でその関連企画や、公演も行われるようですね。
折角なので、この機会に彼のアングラ世界にどっぷり浸ってみよう。

お洒落系カフェ

カフェメモ……って程でもないかな。
久しぶりに「アフタヌーンティー」のカフェに足を運びました。
理由は、「アフタヌーンティーのアップルパイは激うま!」と、
仕事場のとある方に、物凄ーく熱くプッシュされたからです。
カフェの利用は何度もありましたが、スコーンとかは兎も角、
アップルパイって食べた事あったっけ? と気になったのですよ。

三種のデザートをチョイスできるプレートをお願いしましたが、
季節限定の桃のケーキと杏仁豆腐と、そして噂のアップルパイを選びました。
アップルパイは、確かに美味しかったですよ。
でも、個人的には、某アジアンカフェのアップルパイの方が好きかな。
寧ろ今回は、紅茶の方が「あ、美味しい!」と思いました。

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それにしてもこの器、ビジュアルは非常に可愛いのですが、食べ難くね?

雨は止みました

春(コミ)の青春18きっぷ旅行メモ

ウミネコの声を聞きながら、朝のお目覚めをしました。
朝食をしっかり頂いて、宿を出て、向かったのは輪島名物朝市です。

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小さなメインストリートの出店は、せめぎ合うようなものではなく、
地方の田舎らしく、のんびりまったりしたものでした。
普段自分の地元ではあまり見ない魚や食材もあって、
いろいろ欲しかったのですが、この先も続く旅程に断念。
荷物が多くなるので、極力買い物は避けました。

立ち食いしたお饅頭が、あったかくって、素朴で、凄く美味しかった。
これ、また食べたいなあ。

海の見える民宿

春(コミ)の青春18きっぷ旅行メモ

この日は民宿に泊まりました。食事付きの宿泊なんて久しぶり。
流石は海辺の町。お魚がすごく美味しかったです。

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雨風が強くて、あんまり歩き回れなかったのですが、
天気予報を見ていると、台風になりそうな勢いだったんですね。
何とか峠を越えて、翌日から持ち直すようでしたが、
微妙な晴れ女運が、微妙に発揮されたのかな?
とりあえず、自分にポジティブに解釈します。

地元ならではの

春(コミ)の青春18きっぷ旅行小ネタ

漆器絵付けの小豆知識。
漆の絵付けには幾つかの種類がありますが、
その中でも良く知られているのが蒔絵と彫金です。
蒔絵は筆に漆を付けて描き、その上に金粉をまぶして、
漆自身の粘着力を使って絵を付ける方法。
彫金は彫刻刀で表面を削り、その溝に漆を塗り、
そこに金粉をまぶして絵を付る方法。

今回、絵付け体験で挑戦したのは前者。蒔絵の方でした。
彫金の方はそのまま当日完成品を持ち帰ることが出来ますが、
蒔絵は乾燥などの手順が必要になる為、後日自宅配送になりました。
ちなみに、輪島にあるとある病院では、新生児のへその緒を
輪島漆器の小箱に入れて下さるそうです。豪華じゃないか。

「ジャパン」の名を掲げる漆器。奥が深くて、とても興味深いです。

三歳でちゅよ

気付けば、ヘタリアサイトが三周年を迎えておりました。
某サイト様のイラストに触発されて、衝動的にヘタを書き始めたのですが、
まさかそれが三年も続き、更には二冊もオフ本を発行するとは……。
いやはや、人間、何がどう転ぶか判りませんな。萌え的な意味で。

それに担って、今年もサイトデザインを変更しました。
何処かおかしい所とか、見難い所は無いかな?
基本、ストレスの無い軽いサイトを目指してはおります。
前回のは、ちょっと重かったからなあ。

現行の長編が三年目に突入と言う、恐ろしいマイペースっぷりですが、
これからもこの調子でのほほんと続けて行く所存でございます。
こんな離れ小島サイトに足を運んで下さる皆様に、心からの感謝を。

まさに温故知新

春(コミ)の青春18きっぷ旅行メモ

雨も風もなかなか落ち着かず、一つ所に長居するのもアレなので、
少し離れた場所にある「輪島資料館」へ行きました。
二階の資料館をかなりのんびり見学した後は、
一階の物販コーナーで係員さんにいろいろ説明して頂きました。
散々悩んだ挙句、お勧めして頂いたフリーカップを購入。
正直、最初は買うつもりは殆ど無かったのですが、
資料館で職人技や出来上がるまでの手間の掛かり具合などを知ると、
やっぱりどうしても欲しくなっちゃうんだよなあ。
ええ、単純&流されやすい自覚はありますとも。

凛とした漆黒と朱赤の深みは、漆ならでは。
思い切って買って良かったな。大切に使おう。

壁抜け男の残像

舞台観劇してきました、「レミング~世界の涯までつれてって~」です。
寺山修司主催の劇団「天井桟敷」の最終公演を、
維新派の松本雄吉が演出するとは、なんというcottonホイホイ。

観終わった後、先ず「賛美両論がはっきり分かれるだろうな」と思いました。
寺山氏の原作は未見ですが、所謂不条理系の舞台なのかな?
天井桟敷のインチキ臭い見世物小屋の猥褻感がかなりマイルドになり、
維新派の独特の突き抜けたアート感がスタイリッシュな味になっていました。

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基本、ストーリー性のある舞台の方が好きなので、
維新派の舞台は自分でも驚く程に当たり外れが激しかったりします。
今回は……結構微妙。でも、やっぱり観て良かったです。
「良く判らん」とは思いつつ、この強烈なインパクトって、
維新派以外ではまずお目に掛かれないんですよね。
理解するのではなく、居合わせ、体感し、感じ取る舞台……それが維新派。
寺山氏同様、多分日本の演劇界で伝説になるだろうな。
今後も気になる公演があれば、足を運ぶでしょう。
何だかんだ言いつつ、維新派に侵食されております。

常盤貴子女史は、良く出演を引き受けたな。彼女である必要はあったのか?
松本氏は役者の「個」を無くして一種オブジェと化させますが、
ある意味寺山氏もそうなのかも……と、今回の舞台で思いました。

ダークヒーロー

春(コミ)の青春18きっぷ旅行メモ

ひと休みして外に出るも、この日は風と雨が強くて大変でした。
なので、ならば屋内で楽しめる所を……と足を運んだのが、
輪島の朝市通りにあった「永井豪記念館」です。
御大は、輪島出身だったのですね。初めて知りました。

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ショッピングゾーンや、フィギュアや原稿の展示がありまして、
特に等身大のデビルマンは好きな人には堪らんだろうなあ。
この時間、贅沢にも館内は一人で独占状態になっておりました。
パソコンコーナーで御大の作品を閲覧出来まして、
幼い時に友人に借りた自分的トラウマ漫画「デビルマン」を読み耽りました。
四巻まで目を通した所で、他の来館客がやって来たので遠慮しましたが、
読めなかった最後の五巻が今もすんごく気になります……。

モダン和風調の

春(コミ)の青春18きっぷ旅行メモ

漆工房長屋は、観光向けに新しく作られた複合施設の集合長屋です。
その名の通り昔ながらの長屋をイメージした建物の並ぶ一角には、
職人さんの工房や、ショップ、体験施設等が軒を連ねております。

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その一つ、甘味所の「IN木来人」にてひとやすみ。
小さな喫茶室で、そばぜんざいを頂きました。あんこ大好き。
ガラス敷きのテーブルは、樹齢五百年の樹を使用しているそうです。
お土産も販売していて、職人さんのギャラリーもあります。