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太古は陸だった

013瀬戸内国際芸術祭旅行写真

失礼ながら瀬戸内の海はあんまり綺麗じゃないって印象がありましたが、
島巡りをしていると久しぶりにダイビングがしたくなりました。
……日焼けさえしなければねー。後戻りできないオトシゴロだからなあ。



けぶるような独特の色彩。

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波打ち際の透明感よ。

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太陽に向かう鳥居と地蔵。

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国内旅行しているとつくづく思いますが、マジどこにでも鳥居があります。

五穀豊穣の踊り

幕見席にて、松竹座「坂東玉三郎 初春特別舞踊公演」を観劇して参りました。
流石は現代の生ける伝説坂東玉三郎丈、チケット即完売は当たり前、
せめて幕見をと朝早くから挑みましたが、幕見席販売三十分前には既に列、
しかも早々に売り切れ、何とか一幕だけ残っておりましたが、
残念ながらそれは玉三郎丈が出演しない演目……しょぼん。
でもまあ、折角だし、とその演目「三番叟」を観ることにしました。

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演目は「操り三番叟」。公演名通り、歌舞伎劇ではなく、日舞です。
基本、小演劇が好きなので、舞や能はイマイチ理解に乏しい不勉強者ですが、
この三番叟、いや本当に素晴らしくて、感動してしました。
実は玉三郎丈&七之助丈の二人藤娘を狙っていたのですが、見終えてみると、
自分の好みを考えれば、この三番叟で良かったのかも知れません。

内容はコミカルなものなので、上演中はあちこちから笑いが零れておりました。
三番叟(操り人形)演じる猿弥丈の舞なのですが、これが本当に凄かった。
見てて口があんぐりしました。この三番叟、まあ動くこと動くこと。
コサックダンスみたいな足の運びがあり、バランスの悪いポーズでの静止があり、
多分こちらが受ける印象以上に難しい舞だったのではないでしょうか。
玉三郎丈は拝見できずに残念でしたが、とても面白かったです。

十月の維新派公演から、観たい芝居のチケットが取れなかったり、
時間的な理由から少々遠ざかっておりましたが、やっぱり舞台って良いよなあ。

ご参考にどうぞ

013瀬戸内国際芸術祭旅行こぼれ話

芸術祭を巡った中で気が付いた、自分用の覚書です。



・足下に注意
沢山歩くと思って歩きやすいスニーカーで行きましたが、
同時に、靴を脱いで見る場所での展示作品も多いので、
脱ぎ履きのしやすさも考慮する方がよさそうです。

・虫注意
もう十月だからと油断しましたが、場所によっては蚊がいます。
長袖長ズボンだったら大丈夫だと思うでしょ?
長袖の肘の部分を二か所、手の甲に三カ所刺されたんだな、これが。

・パスポート
展示作品は有料のものもあり、基本的に作品鑑賞パスポートを購入して、
入り口でこれを提示し、各作品を見て回ることになります。
のんびり構えてて当日に購入しましたが、前売で買えばお得です。
公式ガイドブックも書店に並んでいるので、出発前の購入がお勧めです。

・カードケース
肩からはショルダーバッグ、両手に水やカメラや地図や携帯を持っている中、
パスポートの出し入れは面倒で、どこに入れたか解らなくなることもしばしば。
公式ショップでは、首から下げるタイプのカードホルダーを販売しております。
見つけたのが最終日の帰り際だったのが非常に悔やまれた、便利グッズでした。

・計画的に
展示物があちこちに分散されているので、前日でもいいから、
ある程度のルートを決めて効率よく回らないと、時間を無駄にします。
あと、各島の案内書に置いていた地図はぺら紙一枚なので、
公式本よりも持ち運びしやすく、案外一番見やすかったりしました。

・時間の余裕を
出発時間に迷った時は、早い時間にするってのを、今回学びました。
念の為にと一つ早めのフェリー&電車に乗って回りましたが、
結果的に丁度良かったことがとても多かったです。

・フェリー
ざっと計算したところ、今回は特に不要だったので利用はなかったのですが、
島やルートによってはフェリーのフリーチケットがかなりお得になります。
実際に使っている人、結構いらっしゃいましたね。



虫刺されは、フェリーの待合室で隣に座った女の子も同じことを言ってました。
今回虫よけやかゆみ止め薬は持っていなかったのですが、
普段からポーチに某ロクシ○ンのシアバターの携帯サイズを入れておりまして、
気休めぐらいにはなるかと思ってたっぷりめに塗ったら、
意外に効果があってびっくりしました。まあ、消炎効果はあるらしいからな。
ハンドクリーム、リップクリーム、ヘアワックス等々、何かと万能な奴です。

フラグ立ったよ

初詣で転んで怪我をした膝ですが、まだ微妙な違和感が残っております。
怪我自体はかさぶたが残っている程度で、そちらは殆ど問題ありませんが、
そこから少し外れた関節部分に、痛みというか、しこりというか……ううむ。
腫れている訳でもないし、激しい痛みって訳でもないし、やっぱり違和感だな。
階段の上り下りをしている時が、一番顕著にそれを意識するかな。
なので念の為、膝の曲げ伸ばしの動作の際は、ゆっくり動くようにしています。

というか、一年前の足の指にヒビが入った件を彷彿として、ちと怖いです。
多分、骨ではなく、筋を痛めたんじゃないかとは思っておりますが、
正直自分の自覚する感覚って、全くもって当てにならないからなあ。
自分を信じて馬鹿を見ること、すっごく多いです。<駄目な大人
一度病院に行ったほうが良いのでしょうが……面倒臭いなあ。<駄目な大人
まあ、もうちょっと様子を見てみよう。単に、久しぶりにこんな怪我をしたので、
自分が過剰に意識しすぎているだけかもしれないですしね。

……てか、変なフラグ、立ってないよね?
確か去年、足の違和感をここに書いた翌日、ヒビが入ったような……。

外にも屋内にも

013瀬戸内国際芸術祭旅行写真

父から譲り受け(使っていないものを何気に自分の物にし)た
ミラーレスのデジカメを持って行ったのは良いのですが、
これがなかなか慣れずに、あれこれと四苦八苦しております。
レンズの蓋を取ったり付けたり、それをポケットや鞄に出し入れしたり、
本体のカバーケースへの出し入れ、こまめな電源のオンオフ、
加えて携帯撮影との二刀流等々、何かと手元が忙しいです。



記憶のボトル。ボトルに詰められ、封印した島民のあまたの思い出。

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オルガン。剥き出しの配管は、音が鳴ったり、望遠鏡になったり。

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光の家。安全柵に、ものっそいさり気なく設置されていました。

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新しいパソコンに変えて良かったと思えることの一つが、
デジカメで撮影したデータをパソコンで確認できることだったりします。
前のパソコンでは、古い方のデジカメのメモリーさえ、
データを開くとそのまま固まってしまったからなあ。

景色の切り取り

013瀬戸内国際芸術祭旅行写真

島の一風景。



秋の夕暮れ。狐のしっぽみたいなススキ。

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灯台の裏手には、備え付けの双眼鏡が。

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おまけ。行きのSAにて販売していたアイス。

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醤油はみたらし団子っぽいのかなーと思いましたが、素麺て……。
帰りに同じSAに寄ったら食べてみようかなーと思っていたのですが、
ルートが変わることをすっかり忘れておりました。ちょっと残念。

非日常から帰還

013瀬戸内国際芸術祭旅行

高松駅近くにある高速バスセンターにて、
一番早い大阪までの高速バスのチケットを購入し、即乗車。
行きは神戸から姫路方面を通って岡山に着きましたが、
帰りは淡路島から橋を渡って大阪方面へ向かうルートです。
どちらもそんなに、移動時間は変わらなかったんじゃないかな。
高松発大阪行きバスも、本数が多く、予約せずとも直ぐにチケットが買え、
料金的にもお手頃なので、かなり気軽に利用できてお勧めです。

そして夜、大阪に到着。お疲れ様でした。
お土産も買いました。かぼちゃグッズばっかりになっちゃったよ。

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二泊三日の瀬戸内アート旅行、たっぷり堪能して参りました。
結局全体の四分の一程度? しか回ることができませんでしたが、
それでも良作揃いのルートを回れたのではないかなーと思います。
楽しかったし、良い刺激を頂けたし、また三年後が楽しみです。

朝の寒さが辛い

バスに乗っていたら、止まった停留所の脇に犬とおじいちゃんがいました。
連れていたのは、大きなレトリバー犬。多分、もういいおじいちゃん犬。
朝の散歩の途中だったらしく、停車したバスに足を止めていたのですが、
どうも人懐っこい犬だったようで、バスに乗る人&降りる人に、
しっぽを振りながらわんわんと嬉しそうに声をあげておりました。
それにしても、特に冷え込みの強い日だったからでしょうか、
パステルトーンのふわもこ素材のお洋服を着せられておりましたが、
微妙にサイズが小さい模様で、首のあたりの垂れた皮膚が襟元からはみ出てて、
皺の具合がマフラーみたいにも見えました。ちょっと触ってみたかったです。
でも、少々息苦しそうにも見受けられましたね。大丈夫かな。

全然関係ありませんが、「ラブラドールレトリバー」が咄嗟に言えません。
早口が苦手ってわけではありませんが、どうもラ行が苦手っぽいです。
「ダゾザドドザゾデ×3」は言えます。ちなみにナ行も得意です。
「外郎売」も最初の章ぐらいなら、息継ぎなしで言えます。
本気でどうでも良いです。

海を渡らずとも

013瀬戸内国際芸術祭旅行

島でのアート祭だと思われがちですが、瀬戸内海に面した町でも、
イベントの開催やアート作品の展示はされております。



高松の港にそびえ立つ、カラフルな二本の柱。

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バングラディシュ・プロジェクトの一つ、派手派手リキシャ。

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ゴシックデザインなアラーキー列車にも乗車できますよ。

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四国からの玄関口なだけに、これ以外にも展示作品は多数あり、
意外な所にある作品を見つけて回るのもまた楽しいのだ。
港前のビルには公式ショップや案内窓口もあるし、
駅が近く、勿論高速バスの乗り場もあって、とても便利です。

勇敢なる臆病者

読書覚書。

少し前になりますが、話題の小説「永遠の0」を読了しました。
乗り物内で本を読むと高確率で酔ってしまうタイプなので、
電車待ちの時間を利用して、気長に読むつもりで鞄の中に入れておりました。
そんな中、沿線の電車が人身事故で見事ストップ。
他の鉄道に乗り換えるにも微妙な場所だし、タクシーには既に長蛇の列。
駅で二時間程足止めを食らってしまい、タイミングが良いのか悪いのか、
その間に後半の盛り上がり部分からラストまで、一気読みすることができました。
お陰さまで、電車待ちの間は殆ど苛々を感じることなく過ごせました。

いや、流石はベストセラー作品、とっても良い作品でした。
読みやすく、理解しやすく、その場の情景が頭にはっきりと浮かぶような文体は、
やはり放送作家さんだからなのかな。流石です。
その時代や、大戦の事項や、日本軍の戦況の推移が解りやすく、
今まで疑問に思っていた所も納得のできる解釈となっており、勉強になりました。
ただその内容だけに、途中で本気で腹が立ったり、もどかしくなったり、
苦しくなったり、辛くなります。最初から結末を知っているだけに、尚更。
後半の「そうだったのか!」には、おおっとなりました。こんな展開は凄く好き。
そして噂の通り、ええ、泣きました。電車の中で。
公共の場だったので、泣きそうになって、本を閉じて心落ち着けて、
再び読み始めて、泣きそうになって、本を閉じて心落ち着けて……の繰り返し。
辛うじて涙が零れるのは堪えましたが、傍から見ると変な人だっただろうな。

そして、ファンの方々には非常に、非常に申し訳ありませんが、
読み進めるうちに、宮部氏がヘタの祖国と被って困りました。
多分、自分の中のキャライメージが、すごく近いんだと思います。

映画も上映中ですが、こちらの評判も良さそうなので是非観たいですね。
改めて、広島の呉にある大和ミュージアムに、もう一度行きたくなりました。
前に足を運んだ時とは、また違った印象になるだろうな。
この大戦の辺りに関しては、もっともっと要勉強ですね。

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